全巻的怪物談

2002年03月26日 捜しさがして行き着けば・・・!


幻の・・・浦沢直樹著「モンスター」第1巻


「辻元清美がまだ国会議員であったころ」

あれからの後日談である。浦沢直樹著「モンスター」全18巻のうち、2巻〜18巻を何とか見つけだし購入したところまでは、すでに御報告していた通りだ。一部再記する。

3月25日夕方、会社の近くの本屋を捜しまわり、やっと見つけた!全巻揃っているコーナーを発見したのである!「ついに完結!」とマジックで大書きされた紙がぶら下がっていた。そこには私がこの3日間探していた浦沢直樹著「モンスター」が各巻ともに何冊もおいてあるではないか〜〜〜!!!あるとこにはあるもんだな〜〜〜!!!だが・・・だが・・・うおおお〜〜〜!!!なんてこった〜〜〜〜いいいい!!!

そのコーナーにあったのは「モンスター」2巻〜18巻だけだったのだ〜!店員に聞いてみると「モンスターの1巻は売り切れです!」あっさりそう答えたのだ!くっそ〜〜〜!!!せめて店の奥から「これですね!」とニッコリ取り出してこれんのか〜? えっ?あんたホントは隠してんぢゃね〜か〜?そんな疑惑さえ浮かんでしまうのだが・・・無いものは無い!

しかたないが、2巻〜4巻を今ここで見のがすわけには行かない。購入の為、その3冊を疑惑の店員に差し出した。ううう・・・ついに定価モノに手を出してしまった・・・しか〜し!1巻目がないことで、私はまだ読みはじめる事が出来ないのだ〜〜〜!!!お〜〜〜い!第1巻目だけを買い求めた人々よ!あんたらは何を考えているのだ!読み終わったら当家近くのBOOK OFFへとっとと売りに来てくれ〜〜〜!!!

そして、最後には捜す努力を放棄し、1巻目を本屋で注文したのである!これで出版社から届けば本屋から連絡があり無事に入手できる手はずは整った。これでもう、な〜〜〜んも問題ないもんね〜!と安心し切っていた3月26日昼過ぎ、注文していた本屋から電話があった。えっ?もう届いたのか?早すぎるのではないか?

「御注文いただいていたモンスターの1巻ですが、出版社にも在庫がないそうです!
 現在、増刷の準備に入っていて4月頭には印刷するそうです。
 そうなると、こちらに届くのは来月の中旬になりそうです!どうしましょうか?」

「そうですか・・・じゃあ、キャンセルして下さい・・・」

ううむ・・・いったいどうなっているのだ!それほどまでに浦沢直樹著「モンスター」は人気があると言うことか?ないと言われれば、いっそう欲しくなってしまうのが人の常である!さあ!さあ!さあ!どうするんぢゃ〜〜〜!!!その時、一つの捜査地域を忘れているに気付いた。

親会社の制作部には、コミックスが転がっている光景をよく見る。おぼろげに「モンスター」が置いてあった記憶もある。仕入れた情報によると、浦沢直樹著「モンスター」全18巻が数セット分は分散して転がっているらしい。そうか!そうか〜!早速捜索開始である!30分後早くも挫折であった。どこにも1冊も存在しないのである!うおおお〜〜〜!!!天は我を見放したか〜〜〜!!!

登録会員からはメールで「原宿のBOOK OFFに1巻〜2巻がありましたよ!」と発見の報告も届いたのだが、そこまで出かけて行くのもなんだかなあ・・・もう売り切れているかも知れないし・・・。そんな窮状を社内登録会員00033久保寺様に訴えたところ、新しい情報がもたらされたのであった!

「経理のAさんがコミックスフリークらしいですよ。経理に行ったら置いてあるんじゃないです?」

おおお!そうかそうか!すぐさまA氏の元へと急いだ。

「あの・・・モンスターってお持ちですか?お持ちなら1巻だけ借りたいんですが!」

私がコミックスを借りたいと申し出たのを聞いて、A氏は驚くのであった。そりゃそうだな!無理もない反応である。だが・・・そのA氏も私と同じ年齢なのである!気持ちも似たようなものであろうな〜!

「えっ?ありますよ!経理の棚を見て下さい。読み終わったら帰しておいて下さいね!」

すぐに隣の経理部屋へ突入した。そこにいた経理部員に声をかけた「モンスターが入っている戸棚ってどこ?」指差す先を見れば、通常の伝票類が入っている棚だった。扉は閉まっていた。ズンズン近付いて両開きの扉を開くと・・・うおおお〜〜〜!!!なんぢゃこりゃ〜〜〜!!!目の前には浦沢直樹著「モンスター」全18巻がズラリと揃っていたのだ〜〜〜!!!うっ・・・その瞬間、絶句するしかない私であった。最初からここに来ていれば・・・あああ・・・あああ・・・・・・

気を取り直し、1巻を取り出し借り受けることにした。これでやっと読みはじめる事ができる!なんと長い道のりであったろうか!思い起こせば、辻元清美がまだ国会議員であったころに捜査を開始し、最後の1巻が手に入った時にはすでに国会議員を辞めていたぞ。時の流れは早いものである!




本日の結論
早く読みたい!とアセル気持ちが、無駄な体力と財力を消耗させるのである!

------------------------------

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE