英国的同名社

2002年02月11日 ほほう!そんな理由があったのか!


これが新ヘッドデザインだ!


「簡単に買える価格ではないようだが・・・」

本日は、かなりマニアックな話である。ギターに興味が無い方はとっとと読まれるのを放棄されるがよい!

今年になり、大英帝国在住の登録会員00161青木様とメールを交わすようになり、Patric James Eggleというギター作家の存在を知った。オールハンドメイドの受注生産をするという。Patric James Eggleはすでにフルアコースティックギターでの地位は確固たるものがあったようだが、最近ソリッドギターも作り始めたようだとの情報が流れて来た。

そして、彼のギター工房探訪を挙行した青木様からその時の画像をお送りいただいた。御報告は一度行っていたが、その時に浮かんだいくつかの疑問があった。そして、イギリスには「Patric James Eggle」と量産ギターメーカー「Patric Eggle Guitars」が存在することを発見したのである。この非常に似た名前のギターメーカーはいかなる理由によるものか?その関係を知りたい!という欲求を満たさないわけにはいかない!そこで再調査を登録会員00161青木様にお願いしたのであった!

昨日、その調査結果が送られて来た。真実は意外な展開を示していた。以下の通りである。

田辺 敏彦 様
Patrick James Eggleのソリッドギター及びPartrick Eggle Guitars との関連についてMike(Private Guitar Collector HPの主でPJE -Patrick James Eggleのパトロン的存在の人)に問い合わせたと ころ、以下の様な返事が返って来ました。


Patrick James Eggle

「そもそもはPJEは、Patrick Eggle Guitarsの創始者だったが、会社の方向性を巡って他の出資者と折り合いがつかず、数年前に Patrick Eggle Guitars社からは手を引いた。 現在、同社は新しい出資形態のもとで量産体制によるギター生産を行っている。」 ってなことですか。でもPJEが同社の創始者とは私も全く知りませ んでした。どうりで名前が似ているはず。っていうかPatrick Eggle Guitarsもそもそもは彼の名前を使っているってことですよね。彼って若いのに実はすごいんですね。

同社のHPに社歴を書いている部分が無いので確認できませんが 結構複雑なのかもしれません。 田辺さんがおっしゃる様にPJEが将来ブレイクしたりして。 メジャーになれるかどうかは芸術家と一緒で、パトロンの力と自らの 運の力によって、商業的にも成功するかどうかに懸かっているのでしょうが、モノは確かな事は間違い無い様です。きっとハンドメイドに拘るPJEは、量産ギターが耐えられなかったの でしょうね。『こだわりのギター』って奴ですか。

お蔭様で、話の奥が深そうで面白くなってきました。 さて、肝心のお問い合わせのソリッドギターですが、PJEブランドと して世に出る最初のソリッドが今まさに出来上がったみたいですよ。 (手紙には土曜完成と書いてある。) 多分この間、写真をご送付したアレではないかと思われます。 デジタル写真が追って届く事になっておりますので、届き次第転送 しますので楽しみにお待ち下さい。 (スペシャルプライスとは言っているものの値段は結構するかも・・・) 『こだわりのギター』結構面白そうですよ。

以上 青木 淳




このギターがそのソリッド第一号機のようだ。完成画像が無かった理由がこれで理解できたぞ!上の画像をよく見ると下の方に丸い金属板が置いてある。裏側のコントロールキャビティー用カバーのようだ。なにやら文字も刻印されている。製作者および発注者の名前や完成日が彫られているものと想像する。発注者としては受け取った時にこの部分を見てウットリするんだろうなあ〜!

さて、気になる価格であるが、現時点ではまだ教えてもらっていない。表面の金属板の彫金具合や、自作の削り出しテールピースの加工具合からみてそう簡単に買える価格ではないようだが・・・。気になる価格は次の報告を待たれよ!





本日の結論
オーダー価格を知ったからと言って買える保証は無い!でも知りたいぞ〜!

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