六弦的英新鋭

2002年01月31日 これを今のうちに手に入れるべきか?


英国六弦工房前風景

「是非そういうシステムにして欲しいものだ!」

イギリスのロンドン在住登録会員00161青木様よりメールが届いた。今回のメールはE-mailではなく「Royal Mail」であった。つまりイギリスの由緒正しき郵便制度が、はるばる海を超えて運んでくれたものである。Air Mailとも言う。昔は国際間の手紙のやり取りをするのに切手代を安くあげるため、Air Mail専用の極薄便箋や封筒を使っていたなあ。今考えれば実にいじましい努力である。今どきまだ販売しているのだろうか?

今回受け取った封筒はずっしり重かった。料金は1ポンド7シリングだ。安いのか高いのか私には判断がつかないなあ。封筒には便箋一枚と、ハガキ大の生写真が10枚同封されていた。その画像は、先日来噂に出ていたイギリスのギター職人、Patric James Eggleの工房を撮影したものだった。

 

そこに見えるギターはまだ制作途中のモノであった。黒いボディーにセットされた彫金金属プレートは「Zemaitis」のギターを彷佛とさせる。説明によると、この金属プレートの彫金は「Zemaitis」が発注していた同じ職人だそうだ。テールピースは全部Patric James Eggleが1人で削り出して作っているそうだ。このあたりも「Zemaitis」ライクな彼である。

ボディーシェイプはPRSに近いような感じがするが、カッタウエイ部分にトップへ向けての削り込みはついていない。で、写真を観察しているうちに浮かんだ疑問なのだが、Patric James Eggleは同じデザインのギターを何本も製作している感じがしたが、どうなのだろうか?「Zemaitis」は基本的に同じものは2本作らなかったことが知られているが・・・。

下の写真に何も説明が書いてなかったが、私の鋭い観察眼によると左側がPatric James Eggleである。右側は登録会員00161青木様であろう。小奇麗な工房であると見てとれる。Patric James Eggle氏の真面目さがこのような整理整頓具合にも見て取れるなあ。他にも写真は数枚あったが、いずれも大英帝国っぽさが溢れていた。イギリスに行く機会があれば、私にも是非一度覗かせていただきたいものだ。



通常、たいていの食品加工工場見学の際には「試食品」や「試供品」が、帰りのお土産として頂けることになっている。さて、このPatric James Eggle工房ではどうなのだろうか?見学者にはもれなくお土産用ギターが1本ずつ手渡されるという話は無いのだろうか?私が遊びに行くころには是非そういうシステムにして欲しいものだ!(だから、ならないってば〜!)



本日の結論
完成したギターの画像は1枚も無かった!ううう・・・完成ブツを見たいぞ〜!

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