2023年02月05日 やっと全てが片付いた！
Mr. Ed Pettersen
昨年12月から更新できない日々が続いていた。申し訳ないが、かなりとんでもない状態になっていたので時間が全く取れず文章を書いていられなかったのだ。人生には時として自分ではコントロールできない事態が勃発し、翻弄されることがある。他人は「嬉しい悲鳴」ってやつでしょ？と言うがものには限度というものがある。その実態を順を追って述べてみよう。 「2018年の同宿者」
事の起こりは、昨年10月に宮崎ケーブルテレビに出演したことから。すでに昨年11月にtanabe.tvでご紹介していたが「こちら祇園二丁目濱田製作所ペダルボー道」に出演し、ギターYoutube業界ではすっかり有名になった山口和也氏が、番組内で「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」を称賛したことが引き金となった。
山口氏から「これいい！僕も買います！」との発言があり、その1ヶ月後番組がYoutubeへアプロードされた直後から「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」の国内からのオーダーが次々にくるようになったのだ。それは対応するつもりでいたし、ある程度予測されていたので恐れるほどではなかった。が、同時進行で別の動きがあったのだ。
アメリカからも同じ時期に「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」が増えてきたのだ。毎月のアベレージで言えば「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」は1個〜2個程度のオーダーが長年続いていた。多くても3個止まりだったのだが・・・。徐々に増加していき2023年01月には16個にまでなった。TWINの製作はシングルの倍の時間がかかる。もちろん通常の弾駆動や禅駆動のオーダーも増えていたたので製作時間が足りなくなり大混乱が始まった。
11月中旬からは日々16時間は作業を続けた。もちろん休日はない。私以外に作業をするものはいないのだ。働き続けなければ終わりは見えてこない。激務が続いた一ヶ月後、COVID-19ワクチン接種のために12月14日は大手町まで妻とでかけ、皇居内散歩を楽しんだが日々の散歩は全くできなくなり、脚力がかなり衰え始めていたのが悲しかった。帰宅後はもちろんハンダごてを握りしめ作業に没頭した。
11月後半から流れが変わってきた。相変わらずオーダーは押し寄せてきていたが、圧倒的にアメリカからのオーダーが増えたのだ。もちろん「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」のオーダーがほとんどだった。そしてようやく分かったことがあった。なにがオーダーを加速させる原因となったのかを。Mr. Ed Perttersen 2018年のNAMM SHOW にでかけた際、現地の一軒家を借り4日間一緒に宿泊したメンバーの一人である。
Mr. Ed Perttersen からは2018年に一度「micro 弾駆動」をオーダーしてもらった。そして昨年4月に「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」のオーダーがあった。その後、彼は丁寧な「弾禅駆動 TWIN CUSTOM」レビュー動画をYoutubeにアップロードし、それを見た方からいくつかオーダーが来た。ところが更にその後、Mr. Ed Perttersen は別の動画を作り上げアップロードしていたのだ。私はそれを知らなかったのだが・・・。
彼はその動画の中で言っていた。「私はあらゆるDumble系ペダルをテストしてきた。そしてどれが最高のDumble系ペダルであるかの結論に至った！タナベさん！タナベさん！弾禅駆動 TWIN CUSTOM がそれですよ！」
その結果、そのレビューを信頼したギタリストたちが次々にオーダーしてきたという状況があったのだ。通常のオーダーとYoutubeに影響されたオーダーが重なり、波のように押し寄せて来る状況になったと。先程も書いたが、TWIN は製作時間がかかるのでスケジュールコントロールが大変なことになった。私はひたすら部屋にこもり、作り続けるしかなかったのだ。息抜きは出荷のためヤマトまで出かけるだけ。これが2ヶ月半続いてしまった。途中ですっかり製作するのが嫌になっていた時期もあったがね。
今年になり、オーダーの加速は続いた。作っても作ってもオーダーに追いつかずオーダー最後尾は伸びるばかり。そんな中で、娘が仕事先で体調を崩してフラフラになりながら帰宅した。夜間に発熱40度。すぐに抗原検査をすると「陰性」だった。風邪だろうと、次の日は一日中寝かせておいたが熱が一向に下がらない。3日目に再度「抗原検査」した結果「陽性反応」がでた。慌てて隔離し部屋に閉じ込め、飲料と食事をドアの隙間から渡した。
今度はそれを看病していた妻が高熱で倒れた。感染だ・・・。これまた抗原検査の結果「陽性」の反応が出た。参った・・・残るは孫三人と私。そのうち、孫三人も症状が現れ始めた。おいおい！全滅かよ！と思われたが、私は幸いにして毎日防音部屋で一人作業を続けていたので、深手を負わなかった。日々作業を黙々とこなし、出荷の際にみんなの食料や飲料を買い出しに行った。1月20日にはすべて解除となったので、子どもたちも学校に行けるようになり、なんとか乗り越えることができた。
と思っていた矢先、今度はインフルエンザを孫が幼稚園から持って帰ってきた。孫たちは嘔吐を繰り返しトイレの回数もやたらに増えた。私はなんとか持ちこたえていたが、ついに2月1日の深夜に体調がおかしくなり、2日の午後まで寝込んでしまった。しかし、2日の夕方にはもう作業を開始し製作のラストスパート！4日にはすべてのオーダーをクリアした！なんだか一番年寄りが一番体力ありそうな感じがするが。
そんなこんなで、まとまった文章を書く時間と休みが全く取れず、この2ヶ月半を突っ走ってきたってわけ。これから数日は野暮用がありちょっとドタバタするが、その件はまた別の機会にご報告しよう！
本日の結論
妙に最近体力があると思っていたら、ようやく原因に気づいた！あのサプリだ！
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