真夏的失速感

2020年08月08日  世の空気感が失速感を醸す!


5分後に観たらもう動かなくなっていた。


「久々に前向きになれない日々が続いていますよ」

台風の全く来ない7月が過ぎて、コロナ渦再燃の8月がやってきました。お盆だというのに「帰省は控えるように」との世の流れに身動きが取れず、ただクーラーの冷気に身を委ねうつらうつらする日々。散歩にでかけたくても暑過ぎてままならず、かと言って夜の散歩も湿気で出かける気にならず・・・。失速感のある8月となりました。

以前このような感覚を持ったのは2011年の大震災の後の夏でした。日本中がまだまだ立ち直れずに余震に怯える日々でした。あの日と比べると物理的な怖さはないのですが、静かに押し寄せてくる感染への恐怖感。かといって実生活は何も変わらず、マスコミが煽っているだけかもしれないですが。情報もあれこれ飛び交い、ネット上で色々拾っていくと見えてくるものもありましてね。某コメンテーターの発言なんぞは毎回呆れるほど。それが世に流れていき、異様な市民感情を掻き立てるわけですよ。もう黙っとれお前らは!と言いたくなる日々です。

なぜPCR検査が無駄なのか?医師ならみんな知っていると。医師国家試験の問題を解いた人なら誰でも知っている事実だというのですよ。私も根拠となるデータ付きのYoutubeを観ましたが、確かに納得できる内容でした。絞り込んだ感染したと疑わしき人々の中で最終確認のためにPCR検査をするのなら有効だが、何も症状が出ていない人々に施すのは愚の骨頂!という説明はTVでは誰もしてくれません。更に笑ってしまったのは、今回の新型コロナウイルスだけを検出するのがPCR検査ではないという事実。通常のA型インフルエンザやB型インフルエンザでも陽性となる上に、クラミジアなども陽性と出るというのです。もっと言えば、新型コロナウイルスに感染してもう治ってしまった人でもPCR検査すると新型コロナウイルスの残骸に反応して陽性と出る場合があると。

「PCR検査を全員に対してやるのは無駄」と医師は知っている・・・なのに医師でない人々がさも知っているかのように「PCR検査をもっとやれと!」と喚きたてている現実。そして同時進行でじわじわと感染者と呼ばれる人々が全国的に増えているのですよ。これは感染者なのでしょうかね?「PCR検査で陽性が出た人」であって、感染者ではありませんよね。症状もまったくないのですから。そのあたりの切り分けをしっかりしないと混乱が続くばかりですよね。

GO TO キャンペーンも悪者扱いされ始めて、失速感が甚だしいです。今年は年初から「旅に出かけよう!」と志を立てていました。ANAのマイルも貯めました。アメリカへ3回往復できるほどにね。更に帰省も数回できるほど。しかし、現在マイルを全く使うことができません。国際的には旅客機が飛ばないし、国内では県境を超えた移動は控えろというし、年頭の志は全く意味をなさない現実が私の中でさらに失速感をもたらしてます。

今かすかに私自身にもたらされる喜びは、私が造ったペダルを手に入れて「かなり期待していましたが、その期待を上回る音色です」と声を届けてくれるユーザーの存在です。人の役に立っているという感覚があるうちはまだ私も精神的に対応できますよ。これが消えてしまったらどうなるんでしょうね?やるべきことやりたいことは、いくつも家庭内に転がっているのですが、そこへ手をのばす気力が失速している昨今です。

もっと私自身は自由に動けるはずの今年、全身が見えない網に絡まれて身動きできない状態です。それは私だけでなく多くの人々がそう感じているはずですね。物理的な不自由さだったはずが、もう精神的にも不自由になっています。部屋中に転がっているガラクタを片付ける気にもならず、部屋は徐々にゴミ溜め化しています。何がそうさせているのか?私を縛るものは何なのか?世間の空気感がそうさせているのですかね?久々に前向きになれない日々が続いていますよ。


本日の結論
いつ終わるともしれないコロナ渦に世界中が疲弊しているなあ・・・。

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