言語的越境感

2020年01月26日 ヒンディー語を使ってみると!

これはお子様メニューではないです!


「ヤー スヴァディシトゥ タ!」

昔から日本人は英語が苦手だとか言われ続けているのですが、ソレはいくつかの理由があってのこと。一番大きいのは英語を使わなくても一生生活できることですよね。日本語ですべての教育が受けられ殆どの専門書は日本語に翻訳されているので、英語を覚えなくても専門的高等教育が受けられますからね。さらには、義務教育での英語教育システム自体が読み書きメインで、教師そのものがまっとうに英会話できない人が多いという現実があります。

外国語は日常的に使うことで初めて身につくわけですから、使わなくて済む環境にいればいつまでも喋れるようにはならないと。では日常的に英語を始めとする外国語を一般的日本人はどうやって使うことが出来るのだろう?と考えます。すると意外にも身近にそういうチャンスは転がっているのですよ。

先日のこと。土曜日のお昼に孫娘8歳と公園に遊びに行こうとでかけたところ、近所にある行きつけのインドカレー屋「インディアンハウス」に近づいた時「インドカレーが食べたい!」と急に孫が言い始めたのです。カレー屋はランチタイムの終わり頃で14時半。私は日常的にお昼ごはんは食べないので、インド人のマスターに「お子様カレーセットだけでもいいですか?」と聞いたところ「大丈夫ですよ!」との返事。私はお水だけもらって席に付きました。

そこでふと思ったのです。「美味しかった!」ってヒンディー語でなんと言うんだろう?ってね。すぐにグーグル翻訳で調べました。以下の通りです。


お子様カレーセットが出来上がる前に、孫にこの言葉を教え込みました。意外にも孫は一回聞いただけで覚えることができました。音感がいいんですかね?やがてカレーセットが運ばれてきて「美味しい美味しい!」と黙々と食べ続けて完食!最後にデザートのアイスクリームが運ばれてきました。その瞬間孫娘は「ヤー スヴァディシトゥ タ!」と大きな声でインド人マスターに言うことができました。大成功です!

インド人マスターはびっくりして「ヨクイエマシタネ〜!」とニッコニコ!ですがこの直後に異変が・・・。出されたバニラアイスクリームに孫は手を付けようとしないのです。んんん?あっそうか!!!そのバニラアイスにはチョコレートが掛けられていたのです。孫はチョコレートが苦手だったのですよ。

そこで、マスターにその事情を伝えてもう一度シンプルなバニラアイスクリームを出してもらいました。最初のチョコレートが掛かったバニラアイスは私がいただきました。そして支払いの際「550円です!」と言われたので、「いやいや、私が食べたアイスクリームの分もあるでしょ?」と伝えたところ「あれはサービス!」とニッコニコ顔で言われました。ありがとうマスター!

このように、ちょっとした外国語を使うだけで関係性がスムーズになりますよね。私は孫に対して外国人に怖気づくことなく外国語を使ってほしかったのですよ。こういう「通じた!」体験が積み重なっていくと、外国人との交流や言葉を覚えたいというモチベーションにつながると考えています。そしてやがて人種や国家の境界線を超えて行けるようになると信じています。

さて、次はどこで何語を孫に使わせましょうかね?


本日の結論
ところで自分自身のことはどうなんでしょう?Google翻訳の進化の方がスゴイからなあ・・・!

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