血糖的検査考

2019年04月11日 血液検査の結果!

風が強くてくっきりと見えた本日の富士山!


「そうか・・・続行か!」

いよいよこの日がやってきました!

本年1月に受けた健康診断の血液検査の結果を聞きに2月22日、市立病院へ行ってみるとそこに待っていたのは無残な結果でした。食生活には気を使っていたつもりなのに「糖尿病です!」と宣言されたのです。しかも「肝機能がかなり悪くなっているし、血糖値の急激な上がり方は膵臓の機能不全が引き起こしている可能性があり、可能性として考えれば膵臓癌の疑いもあります。コレステロール値も高いですね。」もう何がなんだか・・・。

一旦様子を見るために、3月7日に再検査と成りました。その結果は「膵臓はちゃんと機能していました。むしろインシュリンは多めに出ています。癌の検査結果も問題なしです。とりあえず糖尿病に関しては二型ですので、生活習慣を改善すれば治る可能性が高いので、食事の指導を奥様と受けてください。コレステロールの薬だけ出しますので、1か月でどこまで改善するかやってみてください。運動量も少し増やしてくださいね」

次の検査は4月11日。それまでどうやって過ごすのか?対策を練りました。まずコレステロールの薬は夕食後に一錠飲むだけなので問題なし。毎日忘れない様に飲めばよいだけです。次に運動量をどうするか?1万歩を基準に毎日歩こうと決めました。理由は8千歩でも良かったのですが、日によって仕事のためにあまり歩けないこともあり、1か月の平均を8千歩位以上にするためには、歩ける日には一万歩以上歩いておかないとダメだなと考えたからです。

最後は食事です。いくつか専門書を読んでみたところ「医師の指導するカロリー控えめで運動する」というやり方では一向に血糖値は下がらないとの内容でした。(確かに・・・以前やった時全く変化がなく混乱しました)それらの専門書は「糖尿病は糖質の摂取量が問題なのであって、カロリーの総量は関係ない」というのです。

そこでそれを信じて私がやった方法は「朝食の糖質は八枚切り食パン1枚まで」「昼食は抜き」(毎日10時から11時のあいだに朝食なので昼食抜きでも全く問題なし)「夕食は肉魚メインで野菜もたっぷり。基本的に糖質は抜き。しかし厳密にはせず、煮物や春巻き等の糖質は少しならOKとする」つまり夕食では、ご飯、パン、麺類等のメインの糖質は一切食べないというやり方ですね。

仕事が暇になったこともあって、ひたすら毎日10km近く歩きました。地域的に言えば、当家から日吉駅まであるいて行って、日吉駅周辺をうろついてから更に自宅まで歩いて帰ってくるコースです。桜のきれいな季節で助かりました。これで約12,000歩程度ですかね。最終的に1か月の平均歩数は1万歩程度に成りましたので成功です。

食事もひたすらストイックに糖質制限食を守り抜き、最終的にはすっかり慣れてしまいました。もうあまり米を食いたいとか、麺類を食いたいとか思わなくなりましたよ。で、いよいよ迎えた検査日4月11日の朝でした。

8時に病院の受付を済ませ通い慣れた採血室へ。今回の担当はおっちゃんでした。全く痛みも感じることはなくスムーズに完了。あとは診察室の前で9時になるのを待ちます。本を読みながら30分ほど待つと名前を呼ばれました。

糖尿病専門医の女医は血液検査の結果を前にして説明を開始。
「HbA1c の値が1月は9、2月は8.8でしたが、今回は6.9です。かなり下がりましたね!これは2か月間の平均血糖値ですから、もう少し頑張りましょう」なるほど、今月の血糖値がかなり下がったことで先月の平均と合算して6.9なら、逆算すると今月分だけなら 5 ということになります。おおお!!!6.2以下でセーフじゃん!ということは、今月さらにこの糖質制限食を同じ様に続けたら 5 に定着するということですね!うむ!これはありがたい!では頑張り続けましょう!!!

LDLコレステロールの値は120も下がって、完全セーフゾーンに入っていました。これは薬と運動が効いたのでしょう。やはりあれだけの運動量が必要だということなんですね。歩くことが習慣化されてきたのでかなり日々の散歩が楽になってきました。足の筋肉も増強されてきたのでしょうね。

次は5月16日に血液検査があります。それまでこの生活がキープできれば血液検査はすべてがクリアできると思うのですがね。

追記
ところでコレステロールについて知らなかったことがありました。悪玉コレステロールという言葉は医学界にはなく、NHKが作った造語だとか。コレステロールに悪玉や善玉の区別はないと某学者が言っていました。さらに、コレステロールの過剰摂取を防ぐために食事のコントロールのようなことを昔は言っていましたが、2015年に厚生労働省も「食事に含まれるコレステロール量が血液総コレステロール値に反映されるわけではない」として「摂取基準を撤廃」したというのです。何だよそれ?早く言ってよ!むしろコレステロールは人体に必要なものであり不足するほうが病気になるというのです。しかも・・・。

食事から摂取されるコレステロールが20〜30%なのに対して、体内で合成されるコレステロールは70〜80%になるのです。そして重要なのは、コレステロールを食事から多く摂取すると肝臓でのコレステロール合成は減少し、逆に食事から摂取する量が少ないとコレステロール合成が増加するという点です。これは、体のすみずみまでコレステロールが一定に補給されるように、フィードバック機構が働くためです。つまり、食事によるコレステロール摂取量が、そのまま血中総コレステロール値に反映されるわけではないのです

おいおい!なんかいろんな広告で騙されていないか?肝臓が正常に機能していれば、血中総コレステロールは一定だということではないですか!そうか・・そういうことか・・・運動して肝細胞に溜まった脂肪を減らして正常に戻せば、食事の中のコレステロール量を心配することはないってことね!それでか・・・以前は一日に卵一個がコレステロールの上限とか言っていたのが、急に何個食べてもOKと言い始めたのは!

この1か月、肉や魚を食いまくり卵もたっぷり食べたけど、コレステロールの結果はびっくりするほど良くなったのはそういう理屈だったんですね!もともと、南九州人はコレステロール値が高めという話は聞いたことがあったのですが、いわゆる体質だったってことね!遠慮会釈無く肉を食い、魚を食い・・・そうか・・・続行か!


本日の結論
今日の結果でいろんなことが見えてきました!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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