師走的力士餅

2016年12月28日 比較的暖かい日が多いので年末感があまりないが力士餅!


12月25日高砂部屋にて青木氏と共に。



「この年になってもウキウキしますよ」

寒さ厳しき折・・・という挨拶があまり意味をなさない今年の川崎方面の師走です。空は晴れ渡り、今日も気温10度前後で穏やかですな。

12月25日は両国にある「高砂部屋」の餅つき大会へ参加してまいりました。年末に毎年開催されます。例年であれば参加者が多すぎてムンムンする程の大盛況なのですが、今年はどういうわけかいつもの半分以下の入具合。なんでだろ?と思っていましたが、たぶん・・・毎年あまりにも部外者が勝手に入り込んでくるため、予防策として入口の受付で記帳と紹介者の名前を記入するシステムにしたからではないでしょうかね?もちろん受付で「心付」をお渡しするのが暗黙の了解ですし。

今回は妻とともに、青木氏をお誘いしました。青木氏は今年の初夏に開催された「山脇オサム-飲み会セッション」の会場で顔見知りになりました。その時は知らなかったのですが、12月24日にメッセージでやり取りした際「大相撲が大好き!」と判明。そこで「明日、高砂部屋の相撲大会に遊びに行きますがご一緒しませんか?」とお誘いしたところ、是非参加したいとのご返事を頂きました。もちろん「心付」の件は青木氏にもご説明しましたよ。

力士が餅をつくとそのパワーで部屋中にドスンドスンと振動が響き渡ります。そして、もち米はすぐに突き上がりとても滑らかなお餅へと変身します。突きはじめから完了まであっという間ですので、餅はまだ熱々です。それをその場であんこ餅、きなこもち、磯辺餅などにして振る舞われます。コレが美味いんですよ!滑らかでね!

お餅を楽しんだあとは、二階に上がります。二階は「大部屋」と呼ばれる普段は若手力士たちが生活している部屋です。ここで「ちゃんこ」をいただきます。もちろん「ちゃんこ名人一ノ矢さん」がちゃんこ番です。今回は「豚味噌ちゃんこ」でした!美味しかったですよ〜!

この餅つき大会に参加すると、心付をお渡しした方々にはお土産として帰りに30cm四方の「のし餅」が渡されます。ホカホカ熱々のつきたて餅です。この力士餅を持って帰りまして、元旦のお雑煮に入れるんです。ちょっと嬉しいし贅沢でしょ?



私と「高砂部屋」の関係はかなり昔に遡りますが・・・。なぜ私が相撲部屋に出入り出来るかというと、18年ほど前に、親方が「部屋のホームページを作りたい!」と言い始め、親方の同級生だった某広告代理店の福井氏に相談。すると福井氏の仕事関係者であった私に「相談に乗ってもらえませんか?」と連絡があり、福井氏と一緒に部屋へ親方に会いに行きました。仕事ではなくプライベートです。

そこで基本的に私はボランティアでそれを行うので「私がとりあえず部屋のホームページの原型を作り、その後部屋の担当者にホームページ更新方法を指導して部屋自身で運営を続行する」という手順の話をつけました。バーターとして「いつでもちゃんこを食べられる権利(友人同行化)」をお願いしたところ親方に快諾を得ました。それ以来、私は高砂部屋でいつでもちゃんこを食べられるんですよ。部屋のホームページ担当は「一ノ矢」さん。現役力士でした。相撲業界始まって以来初の「国立大学相撲部出身」です。琉球大学物理学科卒。尊敬する方はアインシュタインだそうですが!

約半年の指導後、一ノ矢さんから「今日から私が更新を引き継ぎます!」と宣言されて今日に至っています。更新頻度が高く、相撲界初のホームページだったため、アクセス数はとてつもなかったですね。海外からもアクセスが多かったようです。その後、一ノ矢さんは最年長力士として現役を引退されて、現在は高砂部屋のマネージャーになられています。ちゃんこの名人でもありますね。高砂部屋ホームページは今も安定した更新が続いています。

年に一度、この餅つき大会に参加するのは妙に嬉しいんですよ!お餅とちゃんこを頂くために朝早く起きて両国まで出掛けるのですが、この年になってもウキウキしますよ。お店でお金を払って食事するのとは全く違う「ライブ感」に溢れています。親方も女将さんもお元気でしたよ!


本日の結論
来年もまたこのお餅が食べられるように無事に生き抜きましょう!

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