異音的真空管

2016年09月04日 異音の発生源はどこだ!



「気になるなあ・・・」

9月になってしまいましたね!今日はちょっと気温低めだけどまだまだ残暑は続きますよね。

4月以降いろいろあって考えることも多くて、特に6月以降は仕事も急に暇になったので更にじっくり検討する時間があってね。その結果、これから年末にかけてしばし仕事や生活のあれこれを修正する必要があると判断しました。修正する必要性の詳しい事情は、まあいろいろ支障があるのでここには書きませんが・・・。

ひとつは自由な時間がもっと欲しくなったことがあります。私の仕事の流れだと、日々オーダー待ちの態勢ですから突然1週間ほど仕事の隙間が空いても、現実には日々の待機時間の積み上げで1週間ですからね。気がつけば1週間過ぎていたって感じです。つまり、その空き時間を有効に使うためには予めスケジュールに1週間の空きがあるって分かっていないと動けないんですよ。

深く考えるべきことがしばらく続きまして、対策したりしていましたが最終的にストレスが溜まりすぎて「突発性難聴」が再発したりそれが「メニエール病」へと発展したりで、精神的にもちょっと揺さぶられ続けておりました。ようやく体調は元に戻りましたが、まだまだ予断は許さない状況ですね。諸問題も少しずつ解決・処理し始めていますので、今月中には全てクリアできるかと。

そんな状況の中では、以前からやりたいと思っていた様々な事に手を付ける時間が取れず(精神的にも)放置していました。そろそろそれらを少しずつ切り崩していこうかと。まず、最初にやるべきことは「アンプの修理」です。仕事に関わりますからね。今から5年半前にジャンクをレストアして無事に再生ささせた「Fender The Twin」が3か月ほど前からノイズを発するようになりました。スタンバイスイッチをONすると、ゴソゴソビリビリとノイズを発します。その後もしばらくノイズがゴソゴソ続きますが、10分程度でほぼ治まります。

アンプの天板を叩くとザリッと少しノイズが出ます。レストアした際に「基板を割り箸でつついてノイズが出るようなら、ハンダ点にヒビが入っている可能性大である」と知りました。実際にやってみると大きくノイズが出る場所や、小さいノイズが出る場所が幾つもありそれらをすべて再ハンダ付けして無事に再生することが出来ました。まずはそのチェックから始めてみましょう。他の可能性としては、電源系のコンデンサの劣化や真空管の劣化なども考えられますがね。なんてなことを考えているだけでは何一つ解決しないので、まずはアンプからシャーシを降ろさなければ!

シャーシを降ろして基板を割り箸で突っついてみると、全体的にノイズが走りますが僅かなものです。そのうちシャーシを触るとノイズが出始めました。なんだこれは?更に細かく見ていくと・・・ひょっとして真空管の問題か?とチェック先を変えてみました。抜き差ししてみると、プリ管は問題無さそうです。次にパワー感を抜き差ししてみると・・・。パワー感の問題ではなく、ソケット側に問題ありそうです。パワー管 6L6EH 4本の内1本がかなりグラついています。ソケットのコンタクト感が弱い感じです。さらにもう1本も差し込んだ時に本来ならある安定感が弱いですね。

ではグラついている6L6を割り箸で突っついてみましょう・・・。やはり・・・。スイッチを入れた時に出る「ザリザリ」というノイズが走ります。スイッチを入れた時の僅かな振動で、6L6が揺れてノイズが走ってたようですね。ちょっとイジってみましょうか。6L6がなるべく動かないようにちょっと処理、ソケットのメス側をちょと締めて再度電源を入れてみると・・・。やはりスイッチONした瞬間に少しノイズは出ましたが、いつまでもそのノイズが引きずるようなことはありませんでした。やはりね!となれば、次にやるべきことは6L6用ソケットの交換ですね。それではパーツが揃ってから再度ご報告いたします!

ところで、レストアした時には気づいていなかったことを発見!

基板をよく見ると、コンデンサが3個無くなっていました。これは最初から無いのか?それとも前の持ち主がモデファイとして取り除いたのか?気になるなあ・・・。サウンドは気に入っているので問題ないんだけど・・・。


本日の結論
やっとイジルことが出来てちょっと嬉しい本日!

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