習慣的米語習

2016年06月18日 ちょっと焦りが出てきた!


71年前、ここは米軍によっては火の海になったが・・・いま米語を学ぶ。



「 I've got to go!」

13か月前に始めた英会話の学習は、この歳になってもまだ学習効果があるのだと教えてくれました。苦しい戦いを3か月続けた結果、ヒヤリングがまだまだだなあと感じたのでヒヤリングに特化した自主練習を1か月行いました。そしてその直後、いきなりアメリカに一人で遊びに行ったり、来日したギタリスト達やユーザー達と東京でお会いして、楽しい時間を過ごすことが出来るようになりました。英会話と言っているけれど、実際は「米会話」なんですよね。

まだまだ不自由でありますが、通常の会話であればかなり聞き取れるようになったので楽になりました。一番の効果は「英語への無意識の抵抗感」が無くなったってことですね。実は、この「英語への無意識の抵抗感」ってやつがずっと英会話学習を邪魔をしていたんですね。

ところが・・・今年の4月からずっと忙しくしていて、英会話練習するにも相手を探すどころか自宅にほぼ縛り付けられ続けていたので英語そのものを口にする機会がガックリと減ってしまいました。ほぼ3か月間その生活をしていたら・・・なんと!口が上手く動かなくなっているのに気づいたのですよ!えええっ!

そもそも、私の仕事場は自宅です。昼間、妻はスポーツクラブに出掛けていて、夕方まで会話をする相手は存在しません。そのため、口の動きがほぼない無口な生活を3か月以上やっていたのです。人間の体は、筋肉で構築されていますが、使わない筋肉は必然的に退化していきます。口だって同じこと。会話をしなければ、舌の動きも鈍くなっていくのですね。日本語すら喋っていないのですから・・・その結果、スムーズな英語の発音がしづらくなっているようです。話すことを習慣化していないとこうなってしまうと・・・。

コレを克服するためには、自主的に口と舌を動かす訓練が必要です。仕事の状況が本日よりすこし落ち着きを取り戻したので、これからしばらく朝は英会話の訓練時間を持つことにしましょう!昨年5月から始めた英会話学習の時は、ほぼ午前中は英語の学習に費やしていました。あれを再現したほうが良いかと。しかし、今度は何を教材にすればよいのでしょうか?で、面白いやつを見つけました。しかも無料の教材。基礎に戻ってもう一度発音をしっかりやってみましょう!

そんな忘れかけ始めている状況の中で、私自身に効果があったことを書いてみますね。まず最初にやると面白いのは独り言。もちろん英語での独り言です。これなら会話する相手がいなくても続けられますね。仕事しながらだと難しいのですが、人気の少ない場所を散歩しながらだと、結構続けられます。まずは自己紹介から始まって、仕事の話や、好きな映画の話とか、なんでもいいんですが、30分〜1時間と歩き続けながらひたすらつぶやくのです。

次に効果的だったのは、フォニックスをはじめとする発音の練習。英語学習において「発音はとりあえず置いといてまず英語を口にすることを先にはじめましょう!」と言うスタイルの先生がいます。たしかにそれは日本人にとって入りやすいやり方ですね。しかし、実際にそのスタイルでやってみて感じたのは「3か月やって言いたいことはある程度言えるようになったけど、相手の言っていることが聞き取れない!」という状態に陥りました。

「自分が発音出来ない音は聞き取ることが出来ない」という理屈があり、そこから考えると、もともと日本語が持っていない発音を並べられても聞き取れるわけがないのですよ。ですから、英語の持つ発音の理屈や正しい発音のやり方を最初に習っておかないと、いつまでも聞き取れないので会話が成り立たないと。外国人やバイリンガルの教師は、日本人は聞き取れていると勘違いしている部分がありますね。

そもそも英会話の学習を始める前に、中学や高校で習った英語の発音はほぼ間違っていると言ってもらったほうが救いになるくらいですよ。特に私のように50年も前に田舎の学校で習った者は、先生の発音自体が怪しいですからね。そして正しい発音を身に着けた途端に気付くのですよ。「あっ!学校で習っていたのは米語じゃなかったんだ!」とね。

あの有名な「聞き流すだけで英会話出来るようになる」という学習ソフトは、上記の理屈から考えると初心者教材として成立していませんね。「自分が発音出来ない音は聞き取ることが出来ない」のですから、いくら聞き流してもいつまでも初心者は聴き取れないのですよ。初心者こそ、最初に発音の基礎「フォニックス」からちゃんと積み上げたほうがその先の学習効果が高いと思いますけどね私は。だって、日本人の多くはアルファベットの正しい発音を知らないんですから。

最近は、よくhuluでアメリカやイギリスのドラマを観ています。もちろん英語耳を作るための学習を兼ねています。すると英会話学習を始める以前には気付かなかった事が気になり始めます。例えば、あるドラマを観ていたら、女性の刑事が「Shat up!」と口にしたシーンがありました。米語的な発音だと「シャラップ!」ですね。ところがその刑事は「シャッタップ!」とTを強く発音したのです。なるほど・・・。イギリスから参加した刑事という設定でした。

それから刑事ドラマでやたらに出てくる言葉が「 I've got to go!」(行かなくちゃ!)ですね。これは「アイガラゴ!」と聞こえます。電話でのやり取りの最後に言い放つことが多いですね。気にして観ているとやたらに言ってますよ。

先日知ったこと。iPhone の Siri は色んな国の言語で使えますが、英語の場合「英語」と「米語」の違いを聞き分けるってことなんです。英語の設定にして「Water」と発音した場合、米語の「Water」の発音をすると認識されないんですよ。逆もそうですって。


本日の結論
本当に英語脳が少し劣化し始めた感じがして焦ってます〜〜〜!!!

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