2016年03月20日 自問自答すると少し見えてくること！ 妄想の実体化。
Spring is coming!
「実体化」春分の日だなあ。ようやくこれから春本番！私の大好きな季節になってきた。近所に桜を眺めがてら散歩に行くのが楽しみでもある。若いころは、桜の優しさや愛おしさに気づくこともなく、スルーしていたのだが・・・。もう10年ほど前からだろうか、ようやく春に咲くこの可憐な花のありがたみに気づいて、時には涙するようになった。
人生において、春の桜に出会える回数は限られている。そこそこ真面目に生きていれば80回程度は巡り合えるのだが、私自身はもうすぐ64歳になるので、残された回数は20回も無い。つまり桜と会える残り回数は人生のカウントダウンでもあるのだ。そう考えると、貴重なこの春の時を堪能しなければもったいないと気づく。今年も桜吹雪の中を歩いてみようか！
そして・・・一昨日午後から、急激にイライラ感が湧いてきた。理由はいくつかあるのだが、その一つが「プロトタイプ・ペダル」の完成だ。デザインの思考に3日間。材料集めに2日間。仕上げ作業が2日間。一週間ほど掛けてじっくり作りこんだのだが、完成してしまうと急激に精神状態に「飢餓感」が訪れたようだ。
原因の一つ目は「プロトタイプ・ペダル」を作り上げたものの4月1日エイプリルフール用にデザインしたペダルなので、それまで発表できないという縛りがある。しかし、そこそこ上手く出来上がったものは早く観ていただきたい！との葛藤が自分自身に中でイライラ感を募らせるのだ。このイライラは10日間続くと予想される。
これがその「プロトタイプ」イライラする画像でしょ？
二つ目は「祭りのあとの寂しさ感」である。プロトタイプを作っている最中はアドレナリンが出まくっていると思われる。高揚感があり楽しくて仕方がない。面倒な作業でも諦めること無く問題なくクリアできるのだ。だが、一旦それらが終わってしまうと、次にやることが見つかるまでの期間は、いつもこのような精神状態が襲ってくる。
そんな時は、通常のオーダーが次々に入ってくれば製作に没頭できるのでイライラ感はその間消えることになる。しかし、そう上手くオーダーが来るはずもなく、数日の空白が生まれると又してもイライラが続くのだ。そんな時は散歩に出るに限る。歩くことで汗をかき爽快感とともに、新しいアイディアが浮かぶこともある。今日もまた散歩中に新しいペダルの構想が出てきた。実用性を考えると・・・あまり意味は無いのだがね。でも作ってみたいとの願望が生まれ始めた。
アイデアが一旦出ると、それを実現するためにどうしたら良いのか？材料や加工方法などを空想しているうちにイライラ感は治まり、少し高揚感が生まれ始める。頭のなかではすっかり外装まで仕上がっているのだがね。一般的にある物が出来上がると「それって俺も考えたんだよね！」と言う奴らは多い。だがそういう奴らで、考えたものを実際に作り上げた者はほとんどいない。
例えば、ゲーム開発などがその典型だ。ある知人が一時期こんなことを言っていた。「あのゲームは俺のアイディアを無断で取り入れているんだよ！」とね。しかしその知人は「アイディアを考えて喋ってしまった」だけなのだ。何一つ実体化への動きを自分自身では行っていない。シナリオを書いたわけでもないし、ましてやプログラムを書けるわけでもない。
バンドやりたいんだよね！と口先で言う奴らも多い。しかし、実際にバンド活動をやっている者は少ない。それは体力も財力も必要だからだ。特に時間が束縛されるので、一般社会人がバンドをやり続けるとなるとかなり難しいのだ。
ちょっと話が違う方向へ向かい始めたが・・・要するに何を言いたいかというと、アイディアを実体化させるのには体力と財力と時間が必要であり、なにも作り上げることが出来なかった奴が「俺もそれ考えたよ！」と言うのは何の意味もないってこと。
きっと、私が作った「プロトタイプ・ペダル」に対して「俺もそれ考えたことあるんだよね！」と言う奴らが出るに違いない。考えるだけなら誰でも出来るんだよ！実行したか？実行しなかったのか？には大きな違いがあるんだよね！アイディアは考えているだけではアイディアではない。その妄想を口にして、実体化、実現化して初めて「アイディア」として認められるんだよ！
「世界中から戦争がなくなればいいよね！」これは「アイディア」であり「妄想」である。自力で実現して初めて「アイディアの発言者」として認められるのだ。それほど「単なるアイディア」と「実現化されたもの」には大きな隔たりがあるってこと。ここまで極端なことを書けばご理解いただけただろうか？
てなことで、本日の散歩中に思いついた「アイディア」をこれからしばし時間を掛けて「実体化」させることにしよう！
本日の結論
妄想は誰でも出来る！
「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。
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