発音的諸問題


2015年08月18日 通信回線と発音でドタバタ!



「呆れるほどやらないと身につかないです」

先週から今週にかけて家庭内の通信環境についていささかドタバタいたしました。最初は8月8日に突然インターネットにアクセスできなくなって大焦り!そこでいろいろ調べていくうちに、判明したのはプロバイダを切り替えた際に1か月間の重複期間があったので、以前の設定のまま使い続けていたことが原因でした。

ルーターも新しくして再度設定を行ってなんとかインターネットへの接続を取り戻したかに見えていたのですが・・・今度は妻の部屋に WiFi が届いていないことが判明。AirMac Extreme 2台で組んでいた拡張ネットワークが使えなくなっていました。はいはい!それではそれもやり直しましょう!

ところが、設定をやり直そうとしたところ「ファームウエアの更新」をやれと表示されたのです。迷わずやってみました。ところが・・・書き換えがもうすぐ終わるかと思えた瞬間にエラーが発生。あら?ではもう一度やり直してみましょう。しかし・・・こんどはいくらやっても AirMac Extreme が認識されなくなったのです・・・。なんでなんで?焦りましたなあ。何度もハードクリアを行い。出荷状態へ戻して再設定を繰り返しましたが、なんともはやエラー続出でいつまでも完了しませんでした。悩むこと3日間。あれこれ試しているうちに突然認識されるようになりましたが、今度は妻の部屋に設置してあるもう1台もエラー続出でなんともなりませんでした。Wifi が認識されないので設定もできない状態。暗雲立ち込める家庭内。

打つ手が無くなって諦めかけていた時、妻の一言が「あなたの部屋と私の部屋にはインターネットのケーブルが敷いて在るわよね?あれって使えないの?」うおおお〜〜〜〜〜〜!!!なんてこったい!2年前に当家内を大リフォームした際に、LANケーブルを1本私の部屋から妻の部屋まで壁の中に埋め込んでもらっていたのをすっかり忘れていました!それだよそれだよ!

LANケーブルにつないでしばし戦い、なんとか妻の部屋の AirMac Extreme も無事に認識され、インターネット環境が復活しました。そして驚きの結果が。このところ回線スピードが落ちていてどうしたんだ?と思っていたのですが、全部設定しなおしてみたところ、かなりのスピードに回復していました。iPhone6s をWifiでチェックしたところ、上り下りともに200Mbps前後で安定していて快調です。ケーブル使用では、上り380Mbps、上り288Mbps、が確認できました。これまた快調です。でも回線自体は1Gbpsの契約ですので、ちょっと悔しいですが。3月時点では500Mbps以上出ていたんですがね。

さてと、前置きはこれくらいにして(えっ?前置きだったの?)

またしても英会話学習の話を。
実は90日間英会話特訓の終了後に感じていた事がありました。それはヒヤリングです。洋画を字幕無しで観てどこまで理解できるのか?を何度かやってみましたところ、確かに聞き取れ理解できる会話は増えていたのですが、聞き取れない言葉もたくさんあってメゲました。単語だけのことではなく、言葉の流れのことです。そこで先週から、評判の「発音に特化した教材」を入手して自主トレを始めました。「自分で発音できない音は聴き取れない」だから「正しく発音できるようにする」というコンセプト。一日練習しただけで・・・90日間のあのレッスンの欠点が見えてきました。

90日間では徹底的な発音の矯正はされませんでした。実は英会話はそこが「キモ」だったんですね。新しい教材で今まで自分ができていると思っていた「L」の発音が微妙に違っていたのに気づいたのです。微妙な舌の位置をすぐに修正しました。すると発音が綺麗に響き始めました。もちろん「R」も微妙に違っていたのですぐに修正完了。90日間のコーチたちは文法の修正はやってくれますが、一つひとつの単語のつながりや細かな発音についてまではあまりチェックがありませんでした。でも、英会話の場合、文法の間違いは後々いくらでも修正できますが、発音は最初から正しくないとネイティブには通じないので会話が成立しないですよね。あの90日間が終わってもカタカナ英語のままの生徒が多かったと感じましたよ。

本来であれば、今やっている発音重視のレッスンを終えてから、あの90日間をやればもっとスムーズに上達していたのでは?と思い始めた次第です。そして、先週から妻も一緒に学び始めました。妻は、あの90日間をやっていないので、出遅れた感アリアリですが、それでもイチから発音を覚え始めています。私が妻の発音を聞いているとイラッとする部分が多々あるのですが、今それを口やかましく言うと折角の学ぶ意欲が削がれるので発言を控えています。確実にあの部分をこうすれば発音がもっと良くなるのに・・・と思いつつもね。

本日時点で、私が知った英会話の理想的勉強の進め方。
これからほぼゼロベースで始めようとしている方のために書き留めておきますね。

第1ステップ
まず「フォニックス」を理解し身に付ける。これはA〜Zの各文字の持つ音を正しく理解し発音できるようになること。日本人はほぼこれができていない。これをやらずに英会話学習スタートするといつまでもネイティブの発音が聞き取れず先に進めない。もちろん自分の発音がいつまでも上手くならずカタカナ英語のまま。私が「フォニックス」を学んだ時「なんでこれを中学一年の最初の授業で教えてくれなかったの?」と感じました。正しい指導を受ければ1時間で身につけられます。そして人前で大声を出すことに慣れること。私はこれを学んでも「R」と「L」の発音が微妙に狂っていましたがね。現時点では正しく修正済みです。

第2ステップ
次に短い文章単位での正しい発音を覚える。アルファベットで書かれている文字通りに発音しても決してネイティブの発音にはならない。単語と単語の滑らかなつながり方や音の変化のルールを知らないと、いつまでも聞き取れませんね。妻がよく言っていた「ネイティブの発音ってなんかレ〜ロレ〜ロしてるよね?」は T が R または D に変化する発音部分のこと。さらに消えてしまう T や D や G などもあり、いくつかの発音上のルールを理解すると正しく発音できるようになります。ここで大事なのは「発声練習に費やす時間」を呆れるほどやらないと、理想的な発音を得るのは難しいってこと。2回〜3回文章を読んで発音も覚えた気になっていません?試しに、発音が難しい短めの文章を正しい発音で5分間しつこく繰り返してみてください(たぶんやったことがないはず)英語の舌の動きに馴化させられ、滑らかに早く発音できるようになりますよ。

おまけ 
第2ステップまでクリアしていないと「聞き流すだけの英会話勉強」は成立しないってこれで理解できます?聞き流そうにも、英語の発音データベースが頭のなかに無いのですから、ネイティブの発音を正しく聞き取れないんです。これではいつまでも覚え様がありませんね。たぶん英文の後に流れる日本語を聴くことで理解したつもりになっているんでしょうね。

第3ステップ
ということで、第2ステップまで身につけていないと、第3ステップに頻出するネイティブが発音するサンプル音声教材がスムーズに聞き取れないのです。そして、私が先日やっていた90日特訓のように、中高で習った英文法を再確認しつつ、会話に必要なシンプルな和文英訳をやり、自分が言いたいことをひたすら英文化して大声で大げさに感情を込めて朗読し録音する。そして録音した自分の発音を聞いて悪い部分を修正し納得できる発音になるまで何度も録音を繰り返す。この段階では音声や英文の正誤判定員が必須ですね。さらに、口角を上げ笑顔を絶やさないこと。真剣な顔つきで話し掛けられてもねえ・・・。

第4ステップ
発音が正確にでき、ネイティブの会話が聞き取れるようになって、自分が言いたい文章の文法もある程度クリア出来てくれば、後は会話に必要な「疑問文」を瞬間的にスムーズに作れるようになることですね。会話は一方的に進むものではなく、必ず疑問文とそれに対する回答が交互に繰り返され成立します。聞かれたことに答えるだけでは会話ではありません。相手からの疑問に自分が答えたら、次は自分が相手に疑問を返す番です。これを繰り返すことで会話が成立します。さあ、ここまで来たら後は実践あるのみ!

第5ステップ
最終的にはネイティブとの英会話実践を日々繰り返す。多くの方が現実的にはネイティブに面と向かってやるのは物理的に難しいので、Skype や FaceTime を使ってやることになるんでしょうね。そのためのネイティブ友人作りを早めにやるべきでしょう。できれば相手も日本語を学びたがっていればベストですね!

って・・・書いてみたものの果たして私は実践できるかね〜?


本日の結論
「L」を正しく発音すると急にフレーズ全体が美しく響くようになりますね。
そして、某英会話達人のお言葉「英語が上手くなりたかったらひたすら英文を声出して読め!」


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