解答的冗談化


2015年07月15日 真面目にふざける!

学校教育ではありえなかった
答えを書いてみると・・・。



「ジョークを英文で書くという技は」

お暑うございます。今日もクーラーガンガンかけてハンダごてを握りしめる一日でございました。つまり、片や室温を上げつつ片や室温を下げるというまことに反省エネの極致でございます。皆様いかがお過ごしでしょうか?なんてね。

先日来、何度かお伝えしている件の続きです。3か月間の英会話特訓生活は、その後も続いておりまして、残り25日となってきました。自宅でのほぼ通信教育状態ですから、日々の進展具合がいまいちつかめず、本当にまっとうな会話ができるようなるだろうか?との不安も湧き上がる始末でありますが、ここに来て少し見えてきたことがありました。

丸2か月が過ぎたあたりから、英文を書くのが楽になってきたというか、思考が英語寄りになってきたというか、何となくそう感じてきました。えっ?会話じゃないの?と思われるかもしれませんが、結局は話すためには英文をスムーズに書けなくては話にならないってことがわかってきました。

どういうことかというと、課題として和文英訳が毎日出題されます。つまり、まず最初に読むのは日本語なんです。それをいかにシンプルな英語で表現できるか?が、試されるんですね。それに対して当初は、和文をまじめに捉えて厳密に英文化しようと考えすぎていました。これが私の壁だったんですね。

厳密にやればやるほど文法の壁が立ちはだかり、上手く訳せなくなってしまうんです。時間もかかるし、ぎこちない文書になってしまうしで、毎日の課題を処理するのに疲れ果てていました。いわゆるグッタリってやつです。楽しみながら学びましょう!と言われてもねえ・・・。しかし始めた以上は最後まで到達してみせる!との覚悟はあったのでへこたれずに続けています。

やがて少しづつ身についてきたのは「同じ意味さえ通じれば文法はあんまり関係ないね!」という鷹揚さ。いやいや無視するってことではないですよ。オリジナルの和文に対して執着しないってことなんですよ。いわゆる学校教育の現場ではないのですからね。極端に言えば「回答に正解はない」ってこと。同じ意味が通じればそれが正解だという感覚ですね。

この思考ができるようになるまで「学校教育の呪縛」から抜け出すのに時間がかかってしまいました。どうしても恐るおそる訳していたんですね。そして確認作業に時間をかけていました。しかし、先週辺りから急に和文英訳にかける時間が少なくなってきたのに気づきました。もちろん読むのも聞くのもぐっと楽になってきました。

さらにもうひとつ。今度は英作文です。英文でいくつかの質問が書いてあり、それに対して自由に英文で説明をするってやつ。これも当初は厳密に答えようとして苦労しました。しかし、これもまた1か月過ぎた頃に気づいたことがありました。

受講する前に私は面接を受けました。その際に「到達目標」を聞かれました。その目標に対してしっかり
到達すべく学ぶためです。これが無い生徒の学習成果は薄いそうですね。さて、私がそこで伝えた目標は「海外からくるミュージシャンと楽屋でジョークを言い合いたい」というもの。かなり具体的な目標ですね。

話は戻ります。レッスンを受け始めて1か月過ぎたあたりで、自分自身の進歩状況がよく分からずちょっと苦しんでいた時にそれを思い出したのです。「そうか・・・私はジョークを言いたかったんだよなあ・・・」とね。すると突然、あるアイディアが浮かびました。

毎日書いて提出する英作文はテキストと共に録音したサウンドデータも提出します。その課題に対する提出用テキストでどこまでジョークを言えるのか?と考えたのです。そして実行してみました。そして出来る限り日々繰り返してみました。もちろん、課題内容によっては無理な場合もあるので、全部ではありませんがね。このジョークは、毎日私が提出するテキストと音声データをチェックしてくれる「コーチ」をターゲットとしたものです。自分がジョークを書いてもそれを読んで反応する人がいないと、書いている意味が無いですからね。

その結果、何が起こったのか?毎日の提出物には「フィードバック」が添付されて返ってきます。その書き込みに私の書いたジョークに対する評価が書いてあったのです。「毎日の提出物が面白い!」とね。人は評価されると頭に乗ります。さらに過激にジョークをかます様になります。単なる文章上のジョークではなく、構造的なジョークを繰り出すようになりました。

例えば・・・。

男性Aから女性Bへ送られてきた E-mail に返事を書いて下さい。そしてあなたの意見も書いて下さい。というもの。届いたメールの内容は「あなたも知っているOOOさんに、ニューヨークで男ができました。男の名前はXXXXです。近々会いに行くので、彼らに会ったら写真を撮って送りますね。あなたもニューヨークに遊びにこない?」というような内容でした。

で、女性Bの立場で私が書いた内容は意味的に以下の様なもの。
「Aさん!久しぶりね!私もニューヨークに行きたいよ。で・・・その二人は結婚するの?実は・・・そのXXXXは2年前まで私の男だったのよ。だから写真は絶対に送らないでくださいね!」 本文はもっと長いのですが、ざっとこういうことです。

出題者側はまさかこんな解答を送りつける生徒がいるとは思っていなかったでしょうね。

その次にあった「 女友達から届いたE-mail に返事を書いて下さい」の課題はこんなものでした。
「ボーイフレンドが出来た。背はあまり高くなく小太り。でもいい人で22歳。仕事は持っていないけど、音楽に夢中です。しばらくしたら私と一緒にカフェで働く予定」この内容に対して女友達として助言を述べるのです。

「あんたは45歳でしょ?職無し22歳の男と付き合ってどうすんの?目を覚ましなさい!そんな男はどうせジゴロよ!同じような男を何人か知っているけど、きっと1年以内に逃げていくから。冷静に考え直して最良の道を探しなさいね!」なんてな返信をしてみました。これもまた、出題者側は同じ年代の女子の会話って想定で出題したはず。それを45歳といきなり設定変更で裏切るのは面白いです!

そうなんです!面白がって英文解答を書かなくては学ぶ意味が無いんですよ。他にも、繰り出したジョーク技が沢山あるのですが、長くなるので今日はこれくらいで終わりましょう。

でね。このジョークを英文で書くという技は、もうひとつの効果をもたらしました。それは発音です。書いた英作文を読んで提出用に録音するのですが、ジョークを書いたのですから、それを声で伝えるためには読み方も感情を込める必要がありますね。より会話に近づけた発音をすると、いきなり発音と抑揚が良くなったのです。するとコーチはこうフィードバックしてきました。「何があったのですか?急に上達して!抑揚は完璧です!」これまた褒められると人はつけあがりますから、より上を目指して日々発音するようになるんですね。当然抑揚も表情豊かになると。これで私はますますつけあがると!でも抑揚だけ完璧でもねえ・・・。


本日の結論
と、まあ書いてはみたものの・・・まだまだってな感じですがね。

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