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「内視鏡的結腸ポリープ切除術発動」

本日は「大腸がん内視鏡検査」の日でした。3月末に便潜血が発覚したのですが、内視鏡検査の予約が多くてようやく私の番が本日来たのです。はじめての経験だけに、興味津々で挑みましたよ。

まずは24時間前から準備が始まります。病院で買ってきた前日食事セット「ダルムスペース」で一日過ごします。三食ほぼおかゆとスープですね。おやつも付いています。もともと朝飯は食べないので、食べたのは昼からでしたが。腹がへるとお茶を飲んでごまかしました。

そして夜21時に下剤を10cc飲みました。これから腸内を空っぽにしなければなりません。なかなか便意が起きず24時にベッドへ入りました。02時頃、急激に下っ腹が痛くなって目覚めました！痛いだけで便意は無し。腸が下剤の効果で動き始めたのでしょう。しばし我慢の時が過ぎ、やがて4時になり更に強い便意が押し寄せて来たのでトイレに駆け込みました。おもいっきり排出し、ほぼ腸内を空っぽに出来ました。準備第一段階終了！この時点ですでに下っ腹がスッキリとしています。

でも・・・まだまだ腸内にはこびりついた多くの残留物が残っています。そこで当日朝6時から1.8Lの下剤を200ml程度ずつ小分けにしてゆっくり飲み続けます。3時間掛けて全部飲み切りました。これがビールなら何て事ない量なのでしょうが、ほぼポカリスエット味のぬるい液体をツマミもなく飲み続けるのはちょっとしんどいですね。

1L飲み終わった頃から便意発令！この頃にはもう液体しか出ません。その後繰り返し繰り返しトイレに入り、排泄物が茶色からだんだん薄茶へ。1.8L飲みお終わった後は黄色淡黄色と変化して腸内は全く空っぽに。これで準備OK!

直後の10時に内視鏡の受付横で血圧を測り検査着に着替えました。渡されたのは上着とお尻側に穴が開いた紺色の男女兼用紙パンツ。このパンツを履く頃には「おう！受けて立とうではないか！」の気分に！直後、痛み止めの注射をされて施術室へ入ります。

ベッドで横向きに寝かされ体育座りの格好に、すると医師がスーッと寄ってきて無言のままいきなり肛門へ攻撃開始！おおお！！！何をするんだ！と反論するまもなくグイグイと内視鏡が腸内へ送り込まれていきます。前に進むだけではなく前後に揺らしながらジワジワとね。やがて3か所の難関を越えて内視鏡の先端は盲腸まで到達。

ここで、膝は立てたまま上向きにされました。内視鏡のカメラでとらえた私の腸内がはっきりとモニターに映し出されています。医学バラエティーよく見るあの光景です。内視鏡はそこから少しずつ後退しながら腸内の撮影を始めます。と・・・結腸あたりでちょっと医師の動きが変わってきました。看護師も動きが慌ただしくなってきました。なに？なになに？直後、左の尻に電極が貼られました。

画像の様子から見るとポリープが見つかったので、それを電気メスで切り取っているようです。さらに看護師が参戦して、その切り取った後の傷口をクリップで留め始めました。3か所クリップ留めが完了！少し血が滲んでいるのが見えました。内視鏡はその後、ジワジワと出口に向かいつつ写真撮影続行。思ったより時間がかかりましたが無事に検査終了です。それにしてもいきなり手術になるとは！

車椅子に乗せられ別室へ移動。痛み止めの麻酔が切れるまでベッドで30分休息した後、血圧を確認して開放されました。ちなみに支払いは、保険扱いで20,037円。何もなければ5,000円程度だったようですが、内視鏡的結腸ポリープ切除術発動でこの金額になったとか。

一つだけ辛かったのは、もともと切れ痔気味の肛門への負荷です。まず、前日から下剤攻めなので、トイレに駆け込む回数がトータル10回程度。その度に洗浄もするので、やがて洗いすぎて肛門がヒリヒリとし始めます。さらに検査の段階で器具の挿入があり、作業中にもグリグリと頻繁に責められるので、これまた負荷がかかります。全部が終わってトイレにいくと、シャワーが滲みますわ〜〜〜！

ところで、切り取ったポリープは「良性」それとも「悪性」？気になりますが病理検査の結果は6月10日の再通院で結果報告があるそうです。ちなみに、腸内に残されたクリップは傷が消えるとともに自然に剥がれて排泄されるとか。2か月〜3か月後のようですね。

総括として、大したことはない検査であるということ。当事者にとっては羞恥心も全くなし。内視鏡が腸内を動く際に痛みは少しはありましたが、大人なら問題なく我慢できる範囲。2万円程で安心が買えるのですから、イメージだけで内視鏡検査に躊躇している方は考えを変えたほうがよろしいのでは？


本日の結論
胃カメラより簡単！検査を勧められたら躊躇なく受けましょう！

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