再会的英伝説


2015年02月26日 再び英国のレジェンドと面会!



「何をさておいてもライブに駆けつけるはずが・・・」

今日もまた薄ら寒い雨が降っていますね。

このところ、激務が続いていてまとまった更新の時間が取れず放置してしまいました。申し訳ございません。本日夕方になり少し手を休めて、ライブに出かける準備をやりつつ久しぶりに書いています。今夜は以前からお伝えしていた通り、リチャード・トンプソンのご招待により、以下のライブに参ります!



で・・・前回の分をお読みの方にはお分かりでしょうが、同行される予定の方はいつもの橋本さんとリチャード・トンプソンに会いたくてたまらない「ヤマトの配達員 マツイさん」でした。しかし・・・出発準備を始めた直後の本日午後3時前、ピンポ〜ンとチャイムが鳴り、マツイさんが玄関先に現れました。いつもの配達用制服姿ではありませんでした。しかもいつもより声が弱い・・・・えっ?何が起こった?

するとマツイさんは
「娘が高熱を出してこれから学校に迎えに行きます!ライブは今夜ですよね?
 すみません・・・残念ですが行けなくなりました・・・。よろしくお伝えください」

「えっ?夜の3時間ほどなんとかならないんですか?」

「まだ小学生なので、ついていないと・・・」

「あらら・・・それは残念でしたね・・・」

先日マツイさんをお誘いした時は「何をさておいてもライブに駆けつける!」と言っていたのですが、さすがに小学生の娘さんが病気による発熱では出かけるわけにはいかんようです。非常に残念ですが・・・またのチャンスに期待しましょう!人生にはこんな落とし穴がいっぱい待っているよね!

さて、空いてしまった招待の1席をどう埋めましょうか?と、その時頭に浮かんだのが・・・。まだ一度もライブにお誘いしたことがなく、かつ又音楽好きで「Richard Thompson」を知っていそうな方が居ました。かつて私と同じ会社でディレクターとして働いていた福田さんです。一緒に海外ロケへ何度も行った人物です。今は退職して一人暮らしなので、平日の夜でもあり急ですが時間が確保しやすいのでは?電話してみました。

結果はOK! ご本人にもお喜びいただきました。幸い、橋本さんとも旧知の中なのでした。会場入り口で20時半に待ち合わせの約束を。身支度を整えて、もちろんリチャードへ渡す弾駆動を握りしめ、妻の車で出発したのが19時20分。後は東横線、日比谷線と乗り継いで六本木 Billboard Live Tokyo へGO!

 

(ここから以降は、帰宅後に書きました)

20時20分着。すでに福田さんは到着済み。だが、この時点で私には一つ不安がありました。2月5日にリチャードからメールで問い合わせがありました。メールにはライブに来れる日とファーストかセカンドか、それに参加人数を知らせてくれとありました。すぐに、2月26日セカンドで3名との返信を送ったのですが、その後リチャードからの返信は無く「受理されたのか?」との思いが渦巻いていました。まあ最悪の場合は、現場交渉だな!と大きく構えて今日がやってきたのです。

Billboard Live Tokyo の受付で「招待」であると名前を伝えたところ「3名で伺っております!」とあっさり番号札が渡されました。ひとまず安心しました。しかし、いつももらっているゲスト用のシールの発行は無し。んんん?とは思いましたが、まあ、中に入ってしまえば、Billboard Live Tokyo で楽屋に行くのは造作もないこと!

そのうち、橋本さんも到着して開場を待つのみとなりました。招待はいつも最後に呼ばれるので、世間話しながら待っておりました。やがて、案内された席はステージ左側の結構いい席でしたね。ステージ全体がよく見えますリチャードにかなり近い席です。いつものごとくノンアルコールビールを注文してから・・・。私だけがちょっと楽屋に顔出し「来たよ!」と挨拶しておこうと行動開始!

楽屋入口の女子係員にまずは制止されて「どのような御用で?」と聞かれましたので、「マネージャーのサイモンに連絡して欲しいのですが、田辺がやってきたと伝えてください」すると意外な返事が!「そのような名前の方はいらっしゃいませんが?」「えええ???なんで?」どうも、今回のツアーマネージャーは違う方のようです・・・。

そんなこともあろうかと最悪の場合を予測し、私とリチャードがやりとりしたメールのコピーをプリントアウトして持ってきていたのですよ。しかも私の顔写真付き。それを係員に渡し「これをリチャードに渡してください。すぐに理解されると思いますので!」係員は楽屋方面に去って行きまして、その直後「どうぞ!こちらへお入りください!」と楽屋へ案内されました。

楽屋に入ると「ハ〜イ!田辺さんいらっしゃい!元気ですか?」とリチャードがにこやかに握手を求めてきました。「ご招待ありがとう!また会えて光栄ですよ!」「じゃこっちに座ってください!」と椅子を勧められたので「私は下に友人たちと来ていますので、ライブが終わったらまた戻ってきますね!」「OK! じゃあまた後で!」と楽屋を後にしました。まあ、いつの間にかレジェンドに対してこれくらいの用は自分一人で済ませられるようになってちょっと嬉しい!

予定時刻になって!ライブはトリオのフォークロックでした。アコギのソロもあったりして全体的には「イングランドの土着の香り」が強いリズム感ですね。リチャードの歌声は実に心地よい!温かく包み込むような声です。そしてパワフル!ギターのテクニックもかなりのもの。弾駆動を使いストラトのサウンドを図太くしていましたよ。ジャズライブと違って1曲あたりの演奏時間は短め。全体的に大人の音楽ってな感じで、次々に新しい曲が演奏され続けました。

楽しい時間にはやがて終わる時が参ります。アンコールも3曲演奏してお客は満足のうちにライブ終了でした。もちろん私も満足。連れの2人も楽しんでいただけたようです。リチャードが着替えするのを考え、しばしテーブルで待機。その間にペダルボードを確認しましょう!

ギターテックの方に声をかけて「ペダルボードの写真を撮っていいですか?私の作ったペダルが載っているのですが」するとギターテックの方は「よく知っていますよ。弾駆動でしょ?これでいいサウンドが作れるんだよ!」とあっさり撮影許可が出ました。しかし・・・ステージのライティングはブルーが強すぎてこんな画像になってしまいましたがね。


では、5分後に行動開始です。飲み物の精算を済ませてから楽屋へ向かいます。

先ほど案内してもらった女子係員に挨拶して3名で楽屋へ入りました。するとそこにはすっかりリラックスしたリチャードが!先ほどのステージの凛々しい衣装とはまったく違うユルユル状態。連れの2人を紹介して、いつものように弾駆動の贈呈式です。弾駆動を確認してもらってリチャードも嬉しそうでした。かなり気に入って使っているのが理解できましたよ。製作者としては嬉しいですね!贈呈式が終われば、お約束のサインと写真の時間です。





もちろん、私は「ヤマトの配達員 マツキさん」のためにマツキさんのネーム入りでサインを書いてもらいました。次に配達に来られた時、額に入れて進呈しようと考えています。


福田さん   リチャード   橋本さん

かくして、レジェンドとの交流は無事に完了したのでありました。「またいつの日か会いましょう!」と挨拶を交わし柔らかな目線に送られて楽屋を退出。夜も更けてきたので、後はひたすら六本木駅に向かいました。長い一日が終わりました・・・。なんだか、まとまりのないダラダラとした記述になってしまいましたが、ご容赦ください!オチもなく・・・今書けるのはこれくらいのことだけです。


本日の結論
人生に訪れる幸と不幸は、いつも予期せぬ時にやってくるね。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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