高速的通信網


2014年07月08日 どこまで体感出来るか!
 



「ほう!嬉しいじゃありませんか!」

とんでもない台風がもうそこまで来ている本日ですね。お住まいの環境によっては、真剣に早めの避難を考える必要があるとか。お気をつけ下さいませ!

さて、本日のネタは「通信速度」について。

1989年ころ、私が初めてネットに繋げた時、回線スピードは1,600bpsでした。このスピードで1秒間に送れる文字数は、日本語の場合100文字程度ですね。ニフティーサーブで電子メールのやり取りをやって、私はネットの世界に足を踏み入れました。その後すぐに3,200bpsと倍速になりましたが、今から考えると信じられないノロマな回線速度です。もちろん画像のやり取りなんて出来やしない 。モデムを使ってその度に接続していましたね。

やがて1995年にインターネットが一般化して来ましたが、この頃のインターネット通信速度は64Kbps。今から考えると「いったいありゃなんだったんだ?」と思えるほどの遅さでした。64Kbpsの時代がしばらく続きましたね。ちょっと大きめの画像がなかなか表示されず、ホームページを如何に軽く作るかが大きなテーマでした。それからしばらくして「ロクヨンロクヨン・イチニッパ」と128Kbps回線のCMを中居くんが始めたりしてね。

1996年に「Shockwave」が発表されて、WEBページでも軽いアニメーションが動かせるようになり、ゲームも出来るようになって、一気にニギヤカになってきました。ソフトで言えば「Director」全盛時代ですね。後に「Flash」へと移行して行きましたが。

その当時、1Mbps は憧れの回線でした。サンタクロースに「1Mbps 回線が欲しい!」との願いを手紙に書いた子供がいたとか。当時の1Mbps 回線は月額10万円程度だったと思います。100MBなんて夢また夢の月額100万円コースでしたからね。

しかし!時は流れ、あっという間に回線スピード、メモリー容量、HDD容量は倍々と上がり続け、気がつけば当家の家庭内インターネット環境は、先月末時点で理論値「200Mbps」にまで到達しておりました。実効速度は100Mbps程度ですがね。しかも回線使用量は月額2,850円ですからね。1989年当時から考えればとんでもない時代になったのだなあと思っておりました。そして現在の回線速度に不便も感じていなかったのですが・・・。

6月末になり偶然発見したニュースがありました。「NTTが7月1日からフレッツ光で1ギガ回線を提供開始する」というもの。えっ?そうなの?料金はいくら?気になる!さっそくNTT東日本のホームページで詳しく読んでみたところ、7月1日から提供開始で6月中は予約受付中だと判明。当家はすでに光回線が敷いてあるので現時点の回線環境からすぐに変更可能のようでした。更に分かった事は、新しいインターネット回線は理論値1Gbps で WiFiも 1.3Gbps まで行けると。そこで現在の200Mbps回線からギガ回線へと変更する為の手続きについてNTT東日本相談窓口へ問い合わせの電話をしてみました。



電話に出た担当の女性もまだこの件については不慣れなようで、いささかアタフタしつつ調べてもらえました。結果を書くと、ギガマンション・スマートタイプは、当家マンションの現時点環境ですぐに回線速度変更が可能である事が確定。更に現在の月額から500円アップの月額3,350円になると。ただし、回路変更工事が必要だと。たぶんマンション管理室内に設置してあるNTTが設置した機器の設定変更だと思うのですがね。この工事費が2,4000円だというのです。ちょっと高いなあと思っていたのですが・・・。

実は、この24,000円には1ギガ対応ルーターの交換も含まれていました。そのルーターには WiFi のボードも積んでいて、ルーター交換だけで全てが終わるというのですよ。WiFi ルーターを買い直す必要も無いと。それなら納得ですね!ちなみに、プロバイダは「NTTぷらら」こちらの変更手続きも自動的に変更となるので、自分でやる必要が無いと(昨年、WiFi ルーターを買い直したばかりだったのでちょっと悔しい気もしますがね!)

そこで「ギガマンション・スマートタイプへの変更工事をお願いします!」と電話でそのまま申し込んだところ「再度、工事のスケジュール打ち合わせのお電話を差し上げますので、少々お待ち下さい」と一旦電話を切られました。しばらくして再度電話がかかって来て7月8日午後の工事スケジュールが決定。その日は午後13時から17時の間、自宅で待機して欲しいと伝えられました。

そして!いよいよやってきました本日は7月8日です。朝からソワソワと待ち続けました。14時に工事担当者から「これからお伺いします」と連絡があり待っていたのですが、いっこうに現れる気配無し。どうしたんだ?と不安になり始めた時に気付きました。まずは、管理室側機器の設定をやっているようです。

それが終わってから当家のルーターを交換に来るはずです。ハイ!作業員がやって来ました。さっさとルーターを新しいものに取り替え、WiFi カードをセットし、電話回線を使って開通テストしてすぐに完了!ここまで10分もかからずでした。作業員から「設定CD-ROM」を渡されましたので、ここから先は自力でネットの再設定。作業員の方にはとっととお帰りいただきました。ところが!!!


このCD-ROMを良〜く観ると、OS-X 以降には対応していないのですよ!ばっきゃろ〜い!めんどくさいけど、全部自力でやるしかありませんね・・・。Macの前に座って、チャッチャとルーターの設定、Macのネットワーク設定を行い無事開通!

すぐにインターネットアクセスしてみると、家庭内LAN で繋ぐより WiFi で繋いだ方がスムーズに感じます!というか、ラインで繋いでも上手く繋がらず困惑。なんで?てな事で取りあえず WiFi に固定してみました。しかし・・・なんだか変です。スピードが上がっている感じがしないのですよ・・・。私の設定がおかしいのか?いやいや・・・ちゃんと繋がっているしなあ・・・。しかし現実に、回線速度チェックしてみると、35Mbps 〜 48Mbps 程度しか出ていません。なんで?なんで?むしろ遅くなってるぢゃん!

夕食後に再度チェックしたところ 87Mbps にアップしていました。ううむ時間帯の問題?その後、ルータを再起動し、もちろんMacも再起動。しかしスピードは変わらず。いたたたた・・・困ったなあ・・・。このままだと以前と変わらないスピードです。いやむしろ以前より少し遅いくらいですからね・・・。

しかし!その瞬間は突然やってきました。夜22時ころに再度チェックすると!回線スピードが急激に上がっているのを感じました。実際にどの程度のスピードなのかは分かりませんが、明らかな違いが体感出来ました。iMacでどれほどのスピードが出ているのかを再度調べてみましょう!NTTのページに、笑える計測ページがあります。皆さんもまずは自分の回線スピードを測ってみましょう!



数回計測したところ、ようやく 436.58Mbps というスピードが確認出来ました!NTTが言っているスピードは理論値で1Gbpsですので、まあ半分くらいが実効速度かなと思っていましたのでこんなもんでしょうかね。とは言え、先月の5倍以上のスピードになっていますから!

https://flets.com/speedtest/

一番問題視していた妻の部屋での WiFi によるインターネットアクセスは、どうも NTT 支給の WiFi カードでは電波が届かないようでダメでした。そこで、今まで使っていた Apple の WiFi ルーターを復活させ新しいルーターに繋ぎ、妻の部屋を元通り繋がるようにして完了!これにて設定は完全に終了しました!

そうそう!意外だったのは、回線変更出張作業費24,000円だと思い込んでいたところ、渡された請求明細には13,068円と書いてありました。すでに光回線が当家に設置済みだったのでこの価格だそうです。ほほう!嬉しいじゃありませんか!てなことで、イニシャルコスト13,068円 + 毎月の支払い500円アップで、より快適な通信環境が手に入りましたとさ!


本日の結論
1989年の私に「1Gbpsがやがて自分の家に格安でやってくるぞ!」と教えてやりたい!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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