電源的謎発生


2014年06月11日 電源の確保について謎が!

やっとパーツが揃って組み上がった!が・・・



「キビキビした作動になるはずです」

さらに、今日もまたマニアックな話でごめん!

先日、私の所有している 「Hasselblad EL/M」が、シャッターを切った途端動かなくなる現象に見舞われて大弱り。しかし1週間後に、その状態が「修理を必要とする」かどうかを無料診断してもらえるカメラショップの存在を知りました。

カメラを預けて、翌日には検証結果がメールで知らされました。「問題無し!」ショップで販売している外部電源アダプタを繋いだら正常に作動したというのです。えっ?なにそれ?理解出来ない状況だけど・・・私が使っていた内蔵9V電池アダプタがクソだったってこと?使い始めた時のテストでは快調に動いていたのですが・・・。


内蔵9V電池アダプタ

ショップで無料チェックしてもらった事もあり、それで作動したのならとお礼を兼ねて外部電源パックをショップから購入しました。単三電池4本入れて使います。ということは、最大電圧は6Vですね。オリジナルのHasselblad用充電池と同じ電圧です。手のひらサイズです。72dpiではこの画像でほぼ原寸大ですね。


Hasselblad 用外部バッテリーパック 4,800円 

Hasselblad用品はとにかくなんでも高額なのですが、このバッテリーパックは・・・材質と材料を見る限り高すぎる値段設定と感じました。というのも、私はこの外部バッテリーパックの材料を全部知っているからです。今回の購入は、無料診断に対するお礼を込めた支払いだったので価格は納得しているのですがね・・・。とは言えこの価格の事情は分かるんですよ。だって量産してもユーザーは数えるほどしか居ないんですからね。

では、価格設定がいくらなら私は納得するのでしょうか?2,000円程度かなあ・・・。

この電源アダプタを構成しているのは3つのパーツです。スイッチ付き電池ボックス + 6ピンDIN  +  ケーブル の3つです。この材料費はいくらになるでしょうか?私がいつも仕入れしている秋葉原のショップで調べてみましょう。電池ボックス143円 + 6ピンDIN 160円 + ケーブル90円 + ハンダ少々(電気代込み)5円 = 398円 となりました。消費税と送料等は無視しています。もっと安いショップもありますので、量産すると材料費は下がりますがね。取りあえず、今回の材料費は400円としておきましょう。ペダルの材料をそろそろ買い足したかったので、この電源アダプタを作る為のパーツもついでにオーダーしておきました。よって送料は無しという事ですね。

では実際に自作してみましょうか!その前にまずは、DIN端子のどのピンにプラスとマイナスをハンダ付けするのか?確認しなければなりません。購入したオリジナルの6ピンDINをバラしてみましょう。

はい!すぐに分かりました。1番ピンと5番ピンにだけハンダされて繋がっていますね。制御信号なんぞ必要ないわけですし。以下の画像がその証拠です。このケーブルの反対側を電池ケースのプラスとマイナスにハンダ付けするだけで完成です。作業時間は20分間もあれば充分ですね。
ハンダ付けする側から見ると ピン側から見るとこのレイアウト

では、さっそく届いた材料で作ってみましょう。完成した自作電源アダプターは以下の画像です。電池ケースの部分は9Vの四角い電池006P用です。この電池を選んだ理由ですが、ギターペダルで使用した場合、電圧が7V台に低下するともう使えないのですよ。7V〜8V程度の006Pが当家にはたくさん余っているのです。その廃棄電池の再利用ですから無料だと。それでもオリジナルの6Vより電圧が高いので、キビキビした作動になるはずです。オリジナルの6V電源だとフィルム巻き上げのスピードがちょっとダルいんですよ。ちなみに、この006P用の電池ケースは100円です。

「6ピンDIN端子」+「ケーブル(ジャンク品)」+「バッテリーケース」+「ハンダ少々」。
 160円 + 0円 + 100円 + 5円 = 265円 自作したらこの金額で完成するんですよ。こいつに使ったケーブルは、ショップで買った電源アダプタよりしなやかで使いやすいですね。6ピンDINの端子をテスターで計ってみると、きちんと9Vが検出出来ました。これで問題無しですね。では実際にカメラに繋いで使用してみましょう!

ン?ンンン?なにこれ?シャッターを切った途端、そこでフリーズ!シャッターチャージと巻き上げが行われません・・・。なんで?ショップから買った外部電源アダプタを繋ぐと・・・シャッターチャージと巻き上げが行われました!えええ!!!なんでなんでなんで?理由が分かりません!何度繰り返しても同じ結果です。問題があるとすれば「6ピンDIN端子」だけのはずです。では形状を確認してみましょう。


同サイズですね。ピンの数も問題ないと。よく見ればピンの先端の形状が丸いか尖っているかの違いだけのようです。この違いだけで作動するしないが決まるの?どうも納得出来ません。配線はプラスマイナスを間違えていないし・・・確実に電流は流れているし・・・えええ!!!もう意味分からん!「6ピンDIN端子」にも仕様がいくつかあるってこと?いやいや・・・それではレギュレーションの意味が無いし・・・。しかし、メーカー違いによる微妙な端子の形状の誤差としか考えられない私です。端子にはどこにもメーカー名が書いてありませんでしたが・・・。



でも目の前の現実は新しく作った電源アダプタでは作動しないのです。ううむ・・・これはまたしばらく悩まなければなりません。それは私にとって、新しい世界への誘いでもあります。この原因追及でしばらく遊べそうですなあ〜〜〜!!!と自虐的になってみたりするんですよ〜〜〜!!!


本日の結論
でもなんで?誰か教えて!

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