文句的配置考

2013年11月07日 シリーズ物にドップリと!


エミー賞、ゴールデングローブ賞他、全米ドラマアワードを総なめ!
「名探偵モンク」は米テレビ界の歴史を大きく変えた!らしい・・・



「ついつい位置修正して」

今日もまた薄ら寒い天気ですね。そろそろコタツを出したい気分になりますよ。でも、一度コタツを設置してしまうと、そのままズルズルと「コタツ人」になってしまい、生活のメリハリっちゅうもんが無くなるほど怠惰になりそうで怖くも有ると・・・。ギリギリまで我慢しようっと!

さて、先月下旬に何気なく hulu で見つけたアメリカのテレビドラマが面白くてドップリハマってしまいました。「名探偵 モンク」1〜8シリーズで2002年から2009年まで製作されたようです。全シリーズで120話以上ですから、かなりの人気シリーズだったんですね。日本でもNHK等でオンエアされていたようですが。

全く予備知識無く「名探偵 モンク」の第1話を観始めたところ、なんぢゃこりゃ?とかなり違和感が有りました。しかしその違和感がやがて「面白さ」の中核をなす事に気付き、観続けることになっちまったのです。

主人公の「エイドリアン・モンク」は元刑事。以前から神経質な性格であったのですが、愛妻のトゥルーディーが自動車爆弾で殺害されその犯人は捕まらず。その結果、モンクはさらに精神を病んで行き、異常なほどの強迫性神経障害となり3年間家に籠りました。

やっと、動けるようになったけれど強迫性神経障害が強過ぎて刑事としての復活は出来ず、現在は元働いていた警察署の警部(元相棒)の依頼により「犯罪コンサルタント」として捜査協力をしている設定です。モンクは一人で生活をするには危なっかしくて看護師が常に付き添っているのですが、その看護師が「探偵助手」となり警察とともに犯罪捜査するお話です。

モンクは細菌やウイルスに対してとてつもない恐怖感を示します。まず握手が出来ない。無理矢理握手すると、毎回その直後に助手から除菌ティッシュをもらって手を除菌する始末。つまり、人とのふれあいが出来ないんですね。不潔なものに対しても異常な反応を示し、それに徹底している事が面白くも悲しくも見えます。

モノが規則正しく並んでいないと不安になるとか、数字は「10」のようにきちんと整っていないと不安になるとか、壁にかかった額縁のわずかな傾きが気になって眠れなくなったり、食器がテーブルにスクエアに並んでいないと並べ直したり、鉛筆立ての鉛筆の高さが揃っていないと揃えてみたくなったり・・・しかも、他人のものにまで手を出す始末。とにかく「強迫性神経障害」のてんこ盛りなんです。しかし、記憶力は異常にあり、事件現場のわずかな違和感を見抜き捜査のたびにその記憶力が活躍すると。少しだけ「相棒」の雰囲気も有りますが。もし、huluが観られる方で、まだ「名探偵 モンク」をご覧になっていない方は、一度ご覧になってください。1話だけでもその「異常な神経症ぶり」が堪能出来ますから!そして数話観るうちにクセになると!

1話が43分の完結なので、時間が空いたときに見るにはとても都合よくて・・・。でもついつい次の話を観てしまうので、3話〜4話と一度に観てしまいますね。寝ようとベッドに入ってiPadで観始めると1話だけで済まなくなり・・・。寝不足です!で「名探偵 モンク」を見ているうちにふと・・・自分の行動にも一部モンクような部分が有ると気付いてしまったんです!

私が無意識にやるクセは、コースターに載った飲み物の位置修正です。コースターのセンターにコップが置いてないととても気になるのですよ。ついつい位置修正してコップをセンターにそろえます。さすがに他人のコップにまでは手を出しませんがね。


それに気付くと、何となく私の行動や考え方の一部が理解出来始めました。私はシンメトリーが好きなようです。ペダルデザインにしても、WEBのデザインにしても、パーツの位置がシンメトリーになるように配置してますね。私の深層心理の中に「シンメトリー」に対する何かが有るようです。ただし、強迫観念ではないように感じますね。

美術におけるシンメトリーとは、対象に中心線を引いて、その左右対称な様式美を指します。実際の人間においては完全に左右が対称になる事は無いので、シンメトリーにみられる様式美は憧れの想像美であると言えます。私は無意識のうちに「想像美」を求めているという事ですかね?


本日の結論
誰にも、無意識にやる変なクセってあるんぢゃない?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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