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2013年09月27日 Mac用にこんなオーディオアンプを買ってみた!


Lepai LP-2020A+



「騙されたとしても、2,400円ですから」

今日は台風一過で大晴天なり!空気もカラッとドライで気持ちいいですなあ!そんな日に部屋に籠ってジットリと手に入れた機材のサウンドチェックしている私です。いろいろチェックした結果、かなり気に入ってしまったのでその勢いでサウンドチェックを兼ねて大音量で映画鑑賞です。映画は2008年の「ゲット・ラウド」エレクトリックギターがテーマのドキュメンタリーですね。

「ゲット・ラウド」出演ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト、ジ・エッジ
エレクトリックギターの3世代のスーパースターが、自分たちの言葉で、自らの全てを初めて語る。いかに愛する楽器を手に入れ独自のサウンドやスタイルを築き、栄光を勝ち取ったのか。ペイジはロンドン、エッジはダブリン、ジャックはナッシュビルとそれぞれのルーツを訪れ、伝説の始まりを明かし、貴重な過去映像が3人のギタリストの光と影を浮かび上がらせる。


さてさて、映画の話は横において私が手に入れたオーディオアンプの話を少しばかり書きましょう。

日々Macに向かい作業をしながら音楽を聴いたり、Youtube を覗いたり、hulu で映画を観たりと私はナガラ族であります。で、その音に関してこのところいささか不満が有ったのですよ。

以前は、Macに安いオーディオアンプを繋いで外部スピーカーから音を出していたのですが、そのアンプがあまり好みではなく、いつの間にか取り外してしまいました。その後は、MacからBOSEのスピーカーへ直出しにして、オーディオアンプを通さずに使っていました。しかし、それだとMacで音量をMAXにすると歪みが出て来て聴けたものでは有りませんでした。

所詮Macから出す音だし、そんな音量を大きくしなければこれでもいいかと一種の諦めも有り、長い間放置していたのですよ。そんな諦めムードも、このところちょっとヒマな時間が増えて来たので、そろそろなんとかしようと思い始めていました。簡単に言えば、自分でオーディオアンプを作るってことです。だいたいの構想は出来ていて、10W程度のシンプルなアンプにしようと考えていたのですが・・・。

そんな折り、ふと「小型で安くてかなりイケてるオーディオアンプ」の情報を目にしたのです。その目にした画像にある商品名を手がかりにamazon で探してみると・・・購入者達の評価はおおむね「この価格でこの性能なら大満足!外装がちょっと安っぽいけど、大いに気に入った!」というものがほとんど。ちなみに商品名は「Lepai LP-2020A+」20w+20wのオーディオアンプでした。

驚いたのはその価格です。ショップによって少し価格は変動しますが、本体価格2,000円 + 電源アダプタ400円が私の見つけたショップの価格でした。信じられない価格です。amazonですからもちろん送料は無し。ということで2,400円ポッキリでMacのオーディオ環境が激変するのであれば、是非採用してみたいものです。

この価格であれば、まあ騙されても諦めがつきますね・・・すぐにオーダーしてしまいました。その時点で9月25日深夜。届くまでの間に配線材の製作をしておきましょう。Macからのステレオアウト用ケーブルは手持ちで有りました。LRのBOSEスピーカーへの配線材もたっぷり有りましたので、末端をハンダで処理して使いやすくしておきました。そして早くも26日の夜には商品が当家に配達完了!オーダーから20時間程度での配達です。amazon 速し!



おなじみのamazonのダンボールを開けて中身を出すと、なるほど・・・この価格であればやはり中国製であると。コントロールノブはややチープさを醸し出していますが・・・。マニュアルは小さな紙切れ一枚。本体はとても小さく手のひらサイズ。アルミ筐体で放熱性能は良さそうです。。本体下にはネジ固定用のツバが出ていました。元々これは車載用アンプのようですね。作動ボルテージも12Vですし。

9月27日昼に妻が出かけたのでセッティングとサウンドチェック開始!スピーカーは BOSE 111AD です。配線を終えてアンプの電源スイッチを入れると小さなポップノイズが「プツッ!」と出ました。まあこの程度ならと思える音量ですね。インジケーターはボリュームノブの周りがLEDでブルーに光ります。そういえば、裏面にLRの入出力端子以外に、MP3用の入力端子がついていましたよ。

まずはiTunesの中にある様々な曲を鳴らしてみました・・・。なんだかノイズが多く混ざって聴こえます。「ブーーン」としたハムノイズに似た音です。なんだこれ?かなり気になる!音楽を消して、入力が無い状態でボリュームを上げてみると・・・おおお!!!これは〜!イカンイカン!ノイズ多過ぎ!このままでは使い物にならんなあ・・・やはり騙されたかのかい・・・?

そう思い始めた時「これは電源ノイズではないのか?」と気付きました。そういえばまだアレを試していない事に気付きました!電源プラグの反転です。ひょっとして・・・半信半疑で電源プラグの左右を入れ替えて刺し直すと・・・おおお〜〜〜!!!見事にノイズが低減!今度はボリュームを上げても気になるほどのノイズは無し!やはりこれでしたか!ギターアンプでもこの現象は時々体験していましたから、経験値が役に立ちましたなあ!いずれにせよ、電源アダプタの性能の問題も有るしね。400円だし・・・。いずれ電源アダプタを優秀なものに交換するとしますか。まあ、当家の電源事情も有りますので、クリーン電源をお持ちの方には関係ない話でしょうがね。



このアンプのコントロールはとてもシンプルです。
電源スイッチ BASS TREBLE VOLUME それに、EQをキャンセルする為の DIRECT スイッチです。LRのバランスコントロールなんぞは有りません。しかしこれで私には充分です。EQもほとんどの場合 DIRECT のまんまで充分ですので、私の視聴環境にとってはボリュームと電源スイッチだけで成立する感じですかね。ちなみに映画「ゲット・ラウド」はTREBLE がキツかったので少し下げ気味にし、BASSちょい上げで視聴しましたよ。

このアンプを経験していない方は「たった2,000円の中国製オーディオアンプなんて・・・ケッ!」とお思いでしょうが、このコスパをナメちゃイカンですよ!安い投資でMacの音響を良くしたい方はお試しになっても損はございません!たとえ騙されたとしても、2,400円の出費ですから。ただし、スピーカだけは良いものを用意してくださいね!

追加情報です。このアンプには「Class T」と表記してあります。これは何?と検索して初めて知った、このアンプに採用しているICの素性です。以下のURLにICについての詳しい情報が書いてあります。やはり、常識を覆すほどの、とんでもないICが開発されていたんですね!

http://p41audio.com/?mode=f3

追加情報です。
その後、付属の電源アダプタの電源ノイズがずっと気になっていたので、手持ちの壊れていた電源アダプタを修理して取り替えたところ、笑えるほど電源ノイズがあっさり消えてしまいました。amazonのレビューでもこの付属の電源アダプタの評判が悪いですね。入手される場合はアンプ単体だけ買って、別の優秀な電源アダプタをお使いになる事をお勧め致します!


本日の結論
自分で作る材料費より安くて音が良いのはありがたいですなあ!

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