電流的測定値

2013年07月23日 ちょっとだけ省エネを考えた!


見た目はちょっとした違いだけ!



「一番使われている緑でチェックしよう!」

ここ数日は涼しい日々が続いていたので、今日の暑さはまたいっそう厳しく感じられるなあ!あんまり暑いので昼にシャワーを浴びたんだけど、風呂から出て直後にもう汗ダラダラが始まりイヤになっちまった!もちろんその直後には作業部屋に冷房をガンガンかけて籠る事になった。省エネもいいけど、この歳になると無理に省エネして体を壊す事はやめようね。もう、遠慮なく冷房ガンガンの生活するよ!

ちなみに最近のインバータークーラーでは、午後暑くなってからクーラーのスイッチを入れるよりも、朝の涼しいうちからクーラーを入れた方が一日トータルでは省エネになるようだね。初めて知ったけど驚きの事実だ!なんてな事を書きつつ、ここ10日間ほど忙しかったので更新出来なかったが、きょうは一段落してノンビリしていたのでちょっと思いついた事をやってみた。

さて、省エネと言えばこんな問い合わせメールが海外から届いた。

「あなたの作る禅駆動や弾駆動、TWIN CUSTOM の電流量の値を教えて!」

私自身は全然気にしていなかったので、今まで真っ当に電流量を量る事も無く過ごして来た。しかし、ペダルボードに複数のエフェクターを搭載しているギタリストにとっては、それぞれのペダルが必要としている電流量を把握しないと、電源アダプタの供給電流量が不足する事態も起きるのだ。至極真っ当な問い合わせだね。

そこで、テスターで計測してみたところ、禅駆動、弾駆動 はそれぞれ 5mA 。TWIN CUSTOM は 10mA だった。ちなみに燦駆動は、2.7mA だね。ありがちな数値と言える。

電池で駆動してもかなりの時間使用出来ると言えるのだけど・・・ふと「もっと電池での使用時間を延ばすにはどうしたらいいんだろ?」と考えた。基本的な回路上の電流量を減らすと音に影響するので、それは出来ない。しかし、ひとつだけ削れる可能性がある箇所がある。LEDだ。

インジケーターに使っているLEDには、過電流からの保護のため抵抗を直列に繋いでいる。LEDのメーカーが推奨している抵抗値は1KΩ〜4.7KΩの範囲だ。このLEDはフルカラー用のため、色再現を考えるとそうなるのだろうね。私は最大値の4.7KΩを使用しているだが。

しかし、私が使用しているケースでは色再現性は関係ない。赤、青、緑 それぞれの色に切り替えて確認出来ればよいだけだ。そうなると、保護用抵抗の値を増やして電流量を落とし、LEDが多少暗くなってもギタリストがその色の違いを認識出来れば全く問題ないではないか!ではさっそくテストだ。3色のLEDなので、一番使われている緑でチェックしよう!



保護抵抗の4.7KΩを倍強の10KΩに取り替えてみたところ、輝度の低下は使用上まったく気にならない充分な明るさだ!だが、LED単体の電流量は1.45mA から 0.7mA に下がった。という事は0.75mAの省エネとなったわけだ。ペダル全体の電流量5mAに対する割合では15%にあたり、5mA が 4.25mA になるってことだね。10KΩのカーボン抵抗は3円〜5円程度なので、ペダルを電池で使う場合にはちょっとだけお得な変更かなあ・・・。


本日の結論
クーラーを朝から入れていた方が省エネというのは驚きの事実!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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