治療的無呼吸

2013年05月16日 治療を始めて10日目!


睡眠時無呼吸症候群治療用マスク使用中
Sleep apnea syndrome Under medical treatment.



「昼間の活動力が上昇しているのを感じるのだ!」

さて!GW前に掲載して放置していたあの「睡眠時無呼吸症候群」についてのその後を書いてみよう。

旅から帰宅した5月7日夜。私は初めてその治療用マスクを手にした。思っていたより小さいサイズだった。顔に付けてみると、鼻だけがすっぽり囲まれるようにハマリこむ。とても柔らかい素材でふんわりと鼻が包まれる。シリコン製だね。顔に留める為のベルトは伸縮性があり、見た目ほど苦しい感じは無い。

鼻から伸びたホースは、機械本体に繋がっていて、コンピュータ制御で加圧した空気を送り込んでくる。普通に呼吸しているとやや涼しい空気が送られてくるのを感じるだけだ。試しに息を止めてみると空気圧が上がるのが分かる。この治療マスクは、呼吸が止まると数秒後に空気圧を上げて強制的に呼吸するように仕向けてくるのだ。

初日は、これを着けて眠る事に抵抗感が有ったが、それもいざベッドに寝てしまうとすぐに気にならなくなった。いつの間にか眠りに落ち、5時間後に起床した。だが、起きた時点ではまだなにも変化を感じていなかったのだ。これって本当に治療になるのかなあ・・・。などと疑心暗鬼だったのだが・・・。

夕方になって気付く事が有った。いつもなら昼食後に猛烈な眠気に襲われていた私だが、その日は全く眠くならず仕事をヤル気満々だったのだ。おっ?ということは睡眠中の脳にきちんと酸素が送り込まれているってことだな?そしてその後、使い続けているうちに、それは確信へ変わって来た。昼間の活動力が上昇しているのを感じるのだ!

さらに、もうひとつ顕著になった事が有った。私の誕生祝いで娘夫婦と孫が来てくれたのだが娘のご亭主が「お父さんの目の下のクマが薄くなりましたね!顔色も良くなったし!」と言うのだ。なるほど・・・酸素が行き渡り、目の下の隈の血行が良くなった事で黒ずみが薄くなったということだね。

さて、そうなると気になる事を思い出した。私はかつて鬱病で長年苦しんでいた。その際に仕事中にもかかわらず、睡魔が襲って来て我慢出来なくなり、会社のデスクに突っ伏して寝てしまう事が頻発していた。抗鬱剤の影響だとばかり思い込んでいたが、どうもそれだけではなく、当時から睡眠時無呼吸症候群の兆候が出ていたのでは?と思い始めた。

ううむ・・・。もし、上記のような兆候が現れた方は、一度「睡眠時無呼吸症候群」の検査を受けられる事をお勧めする。睡眠中に脳へ酸素が行かないことで引き起こされる脳梗塞や脳溢血などの致命的病気に陥らない為にも、早めの治療をお勧めする。「睡眠時無呼吸症候群」と認定された患者が治療をせずに放っておくと8年後の生存率は40%程度だと聞いたのだが・・・。


本日の結論
いつになったらこれが外せるのか・・・。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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