確定的無呼吸

2013年04月24日 あの検査の結果を聞く為に出かけたが!


アレルギー検査の結果はこうだ!



「自主的に死のうとしているのか?」

4月9日、検査を受けた直後に「俺は睡眠時無呼吸症候群ではない!」と自己判断をしていた・・・。果たしてその判断は正しかったのか?突発性難聴の治療進行具合検査がそろそろ必要となり「聴力検査」の通院日が本日だった。その診察の際に「睡眠時無呼吸症候群」の検査結果も発表される事になっていた。

まずは、8時30分に聴力検査を受けた。スムーズに聴こえる。耳鳴りは多少するが、聴こえ方に不自由な感じはしないし、右耳が詰まった感じも無い。これはかなり好成績ではないのか?とこれまた勝手に自己判断する私だった。

9時になり、耳鼻咽喉科の担当医師による診察が始まった。
先ほど受けた聴力検査の結果からだ。以下にそのグラフを掲載した。右耳と左耳のバランスが戻っている。特に見て欲しいのは最低音の125Hz と 8000Hz の右耳と左耳の重なり具合だ。右耳が突発性難聴になると、最低音と最高音の重なりが極端に外れてしまう。つまり、電話ボイスのように周波数の上下がカットされて聴こえてしまうのだよ。さらに歪みも加わって聴こえるのでかなり辛い状態に陥るのだ。医師の判断で右耳が通常に戻ったとの診断結果だった。といくことで投薬治療は本日で終了した。めでたし!次は1か月後に再度聴覚検査をして悪化していなければ無罪放免となる。


次は、念のために行っていた「アレルギー検査」の結果である。花粉症の季節でもあるし、ひょっとして突発性難聴はアレルギーが原因かもしれないと医師が考えたからだ。検査は昔と違って簡単になり、血液検査をするだけ。アレルゲン抗体の検査を行いその結果が以下の通りである。



全く何もアレルギーがない!すべて陰性ぢゃないか!要するにアレルギー体質ではないということだね。かつて私は「カモガヤ」と「ハウスダスト」にアレルギー反応を示していたのだが、その検査は30歳頃に受けたものだった。それから30年が過ぎて体質の改善が進み、アレルギーが消えてしまったと・・・。嬉しいねえ〜!

さて、最後は「睡眠時無呼吸症候群」の検査結果発表である!私はこのとき「楽勝!」と思い込んでいたのだが・・・。医師からは驚愕の診断結果が飛び出して来たのだ!

「この結果は重度の睡眠時無呼吸症候群です!
 すぐに治療しなければいけませんねえ!ここを見てください」

医師が指し示したのは、睡眠時に10秒以上の無呼吸状態が発生する数値。これは全睡眠時間に対して発生した無呼吸状態回数を平均して1時間あたりの回数で表したものだ。20回以上で睡眠時無呼吸症候群と判断される。そして私がたたき出した数値は!なんと38.5回だったのだ!自分でも信じられないほどの高得点である!(得点かよ?)睡眠時無呼吸症候群と判断される回数の倍近い無呼吸の瞬間があったのだ!うっへ〜〜〜!まじか!

さらに医師の言葉は深く突き刺さって来た!

「10秒以上の無呼吸を1回とカウントするのですが、無呼吸が85秒というものもあります。
 これは無呼吸になって完全に酸欠状態になったところで、
 このままでは死んでしまうと体が慌てて呼吸を再開させている感じですね」

えっ・・・私は眠りながら自主的に死のうとしているのか?かなり脳に対してダメージを与えるような眠り方をしているのだな・・・。起きているときには自力で85秒も息を止めるなんて出来ねえし・・・。さらに医師の説明は続いた・・・。

「酸素濃度測定の数字80%はなかなか出ないですよ・・・すぐに治療を始めましょう!」

はいはい。理解しました。私は立派な「睡眠時無呼吸症候群」に認定されたという事だね!そうなると次に待っているのは、CPAP療法だ。睡眠時にマスクを付けて横になり、無呼吸状態になると強制的に加圧された空気を鼻に送りむ療法だ。「この装置は死ぬまで一生使い続ける事になります」と医師に宣言されてしまった。

まだCPAP装置の現物が届かないので、画像をお見せする事は出来ないが、いずれご披露しよう!ちなみに重症の「睡眠時無呼吸症候群」に認定されたので CPAP機材は健康保険適用となる。月額5,000円でレンタルするのだと。そして、毎月1回はCPAPの機械にセットされたメモリーを持って通院し、データをチェックしてもらわなければならない。これが健康保険適用の条件なのだ!

そんなわけで「睡眠時無呼吸症候群」に関する自己判断はまったく意味が無いと悟った。というか、寝ている間の事なので、自分で判断する事は所詮無理だね。一緒に寝ている人に一晩観察してもらって無呼吸状態が頻繁に起こるようであればきちんとした検査を受けた方がいいよ!私の場合は、テレビを見ながらうたた寝している私を見て妻が「これって睡眠時無呼吸症候群じゃないの?」と疑問を感じた事から検査を受ける事にしたのだよ。ということは、一人暮らしだとまったく気付かないってこともあるんだなあ!「睡眠時無呼吸症候群」を放置していると、8年後には40%の方が何らかのトラブルが起こり亡くなると聞いた。実は怖い病気なのだよ。


睡眠時無呼吸症候群検査風景

検査料金は4.5万円だった。この金額が高いか安いか計りかねていたのだが、結果的に「睡眠時無呼吸症候群」と認定された事で、適切な価格であったと思えるようになった。脳溢血等の重篤な病を引き起こす「睡眠時無呼吸症候群」である。早めに発見出来て幸いだったと医師も言ってくれたし。5月上旬から治療開始になりそうだ。はたしてその結果として私の昼間の眠気が消えてくれるのか?楽しみな治療でもある!


本日の結論
妻の一言で命拾いした感があるなあ・・・。 ありがと・・・。

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