粗大的廃棄話

2013年01月24日 購入するためには捨てなければならない!


こんな悪い顔も出来るようになっちまって!1.9歳の孫。



「とりあえずやってみるしかあるまい!」

もうすっかりお忘れだろうが、私は昨年11月末にあこがれのソファー「ル・コルビジェ LC3」の2人用と3人用を発注した。ただ、オール本革の特注となってしまったので、完成まで2か月かかると言われていたのだ。そしてついにその2か月後がやって来たのである。



1月25日の午前中、つまり明日の午前中に納品されると連絡が有ったのだが・・・そこで急に気付くのである!今まで使っていた革張りのソファーをそれまでに廃棄しなければならないのだ!当家はマンションの9階。廃棄物置き場は7階。それはマンションの真反対側にある。しかもエレベータは無し。運搬にはかなりの体力を要する。

当初は、業者に頼んで廃品として引き取ってもらおうと考えたのだが、廃棄には15,000円程度かかるようだ。妻はそれに強く反対した。「それくらい自分たちで運べるわよ!粗大ゴミ扱いで市に処分してもらえば1,500円で済むから!」

確かに金額だけで考えれば一理ある。しかし、当家の人力は還暦を迎えた夫婦2人だけなのである。3人掛けの大きな革張りソファーと2人掛けソファーをどうやって9階から7階のゴミ置き場まで持って行くというのだ?最初の難関はまず自宅から階段室に持ち出す事にある。まずこれが出来るか?だが・・・。これがクリア出来なければその先は全く何も出来ない。

次に階段室だ。9階から7階まで降ろさなければならない。2人の体力だけで出来るのだろうか?たとえ7階まで降せてもその先ゴミ置き場まで水平方向に100m以上の移動をしなければならない。ううう・・・。これを書いているだけで無理な気がして来たなあ。

マンションの管理人からは今夜中にゴミ置き場前に出しておくようにと指示されている。ちなみに、市側には連絡がしてありすでに大型ゴミの廃棄番号をもらっているので、それだけは準備が済んでいるのだがね。まあ、ウダウダ言っていてもしょうがないのだが、以下の画像にあるように「ル・コルビジェ LC3」の3人掛けと2人掛けを当家に入れるには、今夜中に古いソファーの廃棄が必須なのである!さてどのような悲惨な結末が待っているのか?とりあえずやってみるしかあるまい!この時点で14時である。


さて、それから1時間後の話である。
私は事前に、古いソファーの座面部分のクッションだけは運び出して捨てておこうと作業を開始した。座面のクッションは5個あった。まずは両手に1個ずつ抱えてゴミ置き場へ。次にまとめて3個重ねて持ち、再びゴミ置き場へ向かった時の事だった。正義の味方が突如として目の前に現れたのである!

管理室の前を通り過ぎようとしたとき、管理人が私を見つけて近づいて来た。「大変ですね!まだたくさんあるんですか?手伝いましょうか?」「いやいや、クッションはこれで終わりですが、ソファーの本体がまだ2つあるんですよ!自分一人じゃ無理なんで・・・」「じゃあ!手伝いますから一緒に行きますよ!」「えっ?かなり重いですよ!宜しいですか?助かります!」とすぐにご協力の申し出をありがたく受けとめたのである!

で、当家からソファーの本体2つをいったん玄関前まで引っ張りだし、ひとつずつ階段室を降ろした。降ろしつつ思うのである。「くそ重いぞ!妻と2人だけでの作業は絶対無理だったな・・・」とは言え、管理人も60歳過ぎの方であるが。ソファーを2つとも7階まで降ろし、その先は手押し車にソファーの片方を乗せてゴロゴロと押しながらゴミ置き場まで進んだ。それを2回繰り返し完了!


廃棄された古いソファー だ。当時はかなり高額だったなあ。

結果として、私がクッションを捨てようと動き出したのが早かったので、まだ管理人が居る時間帯だったのが幸いしたのだ。これが18時過ぎまでウダウダしていたらこんなにスムーズにソファー廃棄は出来なかったはず。きっと妻と2人、今夜は階段室で泣きべそをかいていたに違いない!ありがとう管理人さま〜〜〜!!!

日頃から管理人によく挨拶をし、差し入れしたりと優しく接していた事がこのようなラッキーを生んだのである!てなことで、もちろん今回も作業後に管理人へちょっとした差し入れをお渡ししておいた。すでに、玄関先も搬入しやすいように片付けておいたし。さあ〜家具屋よ!いつでも「ル・コルビジェ LC3」を運び入れてくれたまえ!グハハハハハハハハ!


本日の結論
明日からあこがれの「ル・コルビジェ LC3」だ〜!

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