野望的豚腿肉


2012年11月27日 次の野望はこれだ!


生ハム「原木」



「賞味期間は2年間だと」

君と遊びたかったんだ・・・。
というフレーズが朝からずっと頭の中をリフレインしている。何故なんだろう?誰に向かっていうべき言葉なんだろうか?「君」は誰なんだ?「孫」に対して言いたいのだろうか?ひょっとして「妻」に対して言いたいのだろうか?それとも「自分自身」へ伝えたがっているのだろうか?そもそも「遊び」ってなんだろう?いかん!離人症がまた始まりかかっているのかもしれないなあ。コーヒーでも飲んでちょっと落ち着いてみよう。

暫くぶりに先週から物欲がフツフツ湧き始めて少し困っているのだが・・・。先日、ご報告したばかりの「ル・コルビジェ グランコンフォートLC3」は何とか家庭内の戦いに勝ち抜いてオーダすることに成功した!ただし、特注部分があるので完成は2か月後になるそうだ。届くのを楽しみに待つとしようか!ちなみに、オーダーしたのは2人用と3人用の2つ。

さて、家具に対する欲望を満たしたところで物欲は終わらなかったのである!もうひとつ、昔から買いたかったブツが存在するからだ。今を去ること21年ほど前のこと。私は仕事でイタリアのトリノへ行った。その際に自宅への土産として、生ハムを購入した。骨つきの豚腿肉1本を4人で買って、肉屋でバラしてもらい4等分にした後、真空パックにしてもらった。薄く切って食べたらそれはそれは美味かった!と記憶しているのだが・・・。

それ以来、時にそれを思い出しては生ハムの塊を買いたくなっていたのだ。しかし日本で買うと生ハムはかなり高い。薄切りのパックを買っても何と無く物足りなかった。実は私が激しく欲求していたのは生ハムの骨つき腿肉の1本買いであった。

時にデパートの肉売り場で骨つきの生ハムを見つけては、販売員に「これ1本丸ごと買うと幾らくらいになるんですかね?」と聞いてみた。ええと・・・と悩む店員もいれば、あっさり10万円以上ですね!と答えてくれた店員もいたが、流石にその値段だと手が出せない。と長いこと諦め切っていた私なのだ。

半年前のこと、ネットで安く販売していないだろうか?と探したところ、見事にそれは見つかった!その会社によると、生ハムの腿1本は通称「原木」と呼ばれているようだ。なるほど!原木ねえ!価格をみると、ピンキリだった。10万円以上する最上級品もあれば、2万円台のものもある。さらに生ハム原木初心者用に、セットも販売していたのだ。

生ハムは原木で買った場合、それをセットする木の台「ハモネロ」が必要だ。数か月に渡り少しづつ削りながら食べるために。スペイン料理やイタリア料理屋に置いてあるあの木で作られた台の事だ。さらには生ハムを薄く削るための専用ナイフも必要となる。もっと言えば、埃除けのカバーなんてのも必要になる。初心者が美味しく食べるためのセオリーを記したマニュアルも必須となるね。

そんな必需品が全部ついた初心者用セットも販売されている。私がまず最初に手に入れるべきはそのようなセットだろうね。原木1本の重量は8キロ以上ある。セット全体では10キロ程度だろうか?そして、一番人気の原木セットは25,000円。以下の画像がそれ。これが一番安いからだろうがね。


さて、まず1回目のチャレンジとして私は野望を満たすべく、この25,000円の初心者原木セットを手にいれて、生ハム三昧をやってみるべきだろう!物欲は財力がある時にしか満たすことができない。今私の手元には少しではあるが財力に余裕がある。と言うことは躊躇している場合ではない!

生きて楽しんでナンボの人生なのだ!一度位、生ハム原木1本買いしたところで、私の老後が揺らぐものでもあるまい!塩分摂取過多による血圧の上昇は心配されるが、それも量をコントロールすれば問題無し!ええい!ポチッ・・・。てなことで私は「原木」を買っちまったのだ(ええ〜〜〜!!!)

生ハム原木は、どうも買ってすぐには食べられないようだ。まず届いたら常温に慣らしてからオリーブオイルで養生するまで3日間。さらに半月から1か月寝かすことで風味が増すという。そうか・・・今から買って寝かせれば、クリスマスや正月に美味しくいただけると!ふっふっふそうかそうか!!!生ハムは発酵食品なので、切り立てが香ばしくて美味しいらしいぞ!

上手く管理すると生ハム原木は常温で半年は楽しめるという。まあ、そんなに持たす必要もないがね。12月、1月、2月と3か月は楽しめそうだね!ちなみに、賞味期間は2年間だと。

と・・・喜んでいた時だった。オーダーしたショップからメールが届いた。これは生ハムの産地、スペイン グラナダ トレベレスからの輸入品なのだが、在庫が無く次の入荷は12月上旬になりそうだというのだ。そうか・・・ 半月寝かす事を考えれば食えるのはクリスマスがギリギリだな・・・。よし待とう!このような待ちは楽しみのひとつでもあるしね。


本日の結論
てなことで、当家へ12月中旬以降に来られれば、もれなく切り立て生ハムが食えると!

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