混乱的突発系

2011年11月15日 トラブルがあれこれ起こってね!


昨年12月にレストア完了したこいつに異音が発生!


「予備を持っていないと対応できない」


私はMacにUSBを介して1TBの外付けHDDを繋いでいます。これは Time Machine機能を使って、メインのHDDを丸ごと自動的かつ定期的にバックアップを取るためです。 外付けHDDの電源はMacのブートとともに自動的に入るので、全く面倒いらずで便利です。いざというときの心強い味方ですね!

ところが・・・その変化が起こったのは11月13日朝のことでした。朝のメールチェックが終わって、一旦電源を落とそうとしたら、外付けHDDのアイコンがデスクトップから突然消えたのです。なんで?そこでもう一度、Time Machine機能を使って外付けHDDを認識させリンクしようとしましたが、認識させようにもターゲットHDDとしてメニューに表示されなかったのです!あっちゃ〜〜〜!!!どうした?どうした?

外部HDDの中だけに残っているデータがありましたので、いささか焦ってしまいます。Mac本体を何度もリブートさせましたが認識されず、さらにHDDも取り外しして再度繋ぎましたがやはり認識せず。こりゃ参った!あああ・・・逝っちゃったかな・・・と半泣き状態になりかけましたが!

とにかく今出来ることは全てやってみましょう!システム構成のレポートを見ると、USB高速バスに「I-O DATE HDCR-U」が認識されています。ということは逝っちゃったワケではなさそうです。根本的な部分に問題ないのであれば、見かけ上のマウントが出来ないだけだと。これって「バンドルビットの不良」でしたっけ?であれば、ディスクユーティリティーで対処できる可能性大ですね。



「デスクを修復」を試してみました。すぐに終わったのですが・・・結果は修復できないと・・・唖然です!なんだよ〜!Time Machine機能に認識されないじゃん!こりゃ困った!ですが、もうひとつ試してみましょう。「デスクを検証」です。これは時間がかかりました。1TB分の検証ですからね。結果として、これまた問題無しと出ました。なんで?なんでなの?問題ないのに認識されていないぢゃ〜ん!しからばと、再度念のために「デスクを修復」を実行してみました。すると!今度は修復を始めましたよ!かなり時間がかかりましたが無事に修復が終わったようです。

これまた再度、Time Machine機能でチェックしてみると・・・おおお!!!こんどはあっさりターゲットとして外付け1TBが認識されました!デスクトップにも無事に表示され始め、中身を開いてみるとこれまた全く問題無し。ふう・・・疲れた・・・。てなことで、買い直しは避けることが出来ました。もちろん、絶対消えては困るデータはすぐDVDに焼いて保存しましたとさ。チャンチャン!


そしてもうひとつ起こったトラブルは・・・。同日夕方のことでした。

出来上がったばかりのプロトタイプ「弾駆動 SUPER」をサウンドチェックしようと、昨年12月にドタバタしてレストアした「Fender The Twin」にセットしました。アンプはクリーンの設定です。しばし「弾駆動 SUPER」のノブをいじり回して心地よいセッティング位置を探っていました。ほぼ、この位置かなと落ち着いて来たので、ピロピロと下手なピッキングで六弦から1弦に向かって弾いてみたのですが・・・。



1弦15フレットに到達した段階で「ブリブリビリブリジジジ」と気になるノイズが発生しました。もう一度弾いてみると確かにその音が「ブリブリビリブリジジジ」と聴こえて来ます。強くピッキングすると出ました。14フレット、16フレットでもかすかに出ました。ボリュームを落として弾くと聴こえません。これってなに?なに?

ほぼ1弦15フレット以外では聴こえないので、特定の周波数に対してどこかが共振している感じです。かといってさほど大きいノイズでもないので、原因が分からず「なんだかなあ・・・」といった感じでした。そのうち、そのノイズが消えるときもあり、そしてまた聴こえる様になったりと訳の分からない挙動をしていました。

真っ先に疑ったのは「真空管のヘタリ」と「真空管のピン接触不良」でした。最悪のケースは、どこかでハンダ点が割れているケースですね。それでは一番簡単なチェックを始めてみましょう!

まずは、プリ管の刺し直しです。一旦外したプリ管の各ピンに接点復活材を少し塗ってから差し込みます。プリ管だけでなくリバーブ用の真空管も再度差し込み直しです。これで、電源を入れてギターを繋ぎ音を出してみましょう。1弦15フレットを強く弾いてみると、相変わらず「ブリブリビリブリジジジ」が聴こえて来ます。ううむ・・・プリ管の接触具合ではなかったのか・・・。ついでなので、次にパワー管も同じ作業をやってみました。これも影響無し。相変わらずブリブリビリブリジジジ」と情けない結果に。

いっそのこと、パワー管を取り替えてみる?やってみました。見事に同じでした。ううむ・・・こりゃ困った・・・。最悪の「半田点割れ」か?そうなるとまたシャーシを降ろして全面ハンダのやり直しをやるしかありませんなあ。ふう・・・。で、電源を入れたままアンプの位置を動かしているうちに、ふとリバーブが効かなくなっているのに気付きました。なんで?ん?ん?あっ!そうか〜〜〜!!!

アンプの裏側に回って、下から覗いてみました。リバーブユニットとシャーシ本体を繋ぐピンジャックを触ってみたところユルユルになっていました。これではリバーブに信号が回りませんね。ん?ん?ひょっとするとこれが原因かい?そのピンジャックをしっかり差し込み直してから、改めてギターを弾いてみました。ふっふっふっふ・・・これか〜〜〜!!!ノイズがぴたりと消えました!ようやく原因が判明!

ほとんど外れかかっていたリバーブケーブルが、わずかに導通していたので、強い弦振動でその部分の個体振動数と合致した瞬間だけノイズが発生していたんですね。すぐに解決して良かった〜!ふう・・・。と安心していたのですが・・・翌朝起きて、再度チェックしたところ!あの「ブリブリビリブリジジジ」が再び聴こえたのです!あちゃ〜〜〜!!!

昨夜聴こえなくなったのは気のせいか・・・ピッキングがわずかに弱かったのか・・・それではもう一度原因追求開始です!前日やらなかったチェックは何だっけ?おう!そうだそうだ!プリ管は刺し直しただけで、別物に交換するってことをやってなかったぢゃん!手持ちの余分なプリ管は少ないので、とりあえず「12AX7」だけ新品に交換チェックしみます。



原因を特定する為に、 プリ管を1本ずつ交換しては電源を入れ直してギターを弾いてみます。1本目・・・・ダメ・・・2本目・・・ダメ・・・3本目・・・ダメ・・・ううう・・・やはり違うか?そして4本目!おう!おおおお〜〜〜!!!見事にあのノイズが消えてしまいました!念のためにかなり強くピックングし大音量を出しましたが問題無しです!ふう〜!ようやく新品の TUNG-SOL 12AX7 に交換して解決です。当初の予測通り「真空管のへたり」だったのですね。このようなことが起こると、やはり真空管は常に予備を持っていないと対応できないですね。



本日の結論
突発事態が起こり、その原因を探索する。けっこう面白いっすよ!(自虐)

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