手術的下垂症

2011年11月04日 ついに手術日がやってきました!


これが私の眼瞼下垂の状態です。上方視野が確保できません。


「とても人様に見せられるような顔ではないそうです」


思い起こせば、東日本大地震発生のはるか前から動いていたのですから、本日の手術にたどり着くまでずいぶん時間がかかりましたなあ。そもそもは妻の「眼瞼下垂の手術を受けたい!」との発言からスタートしました。「何それは?」と当時、私は全く知らない世界の話でした。ところが、自力で詳しく調べてみるとその症状は私自身にもピッタリ当てはまるものだったのです。

「眼瞼下垂」は、誰でも歳を取ると出てくるものです。簡単に書けば「上まぶたが下がり、上方視界が妨げられる状況」になることです。昨年あたりから自分が写っている画像の表情が暗いと感じていたのですが、それは「眼瞼下垂」によって上まぶたが下がり、眼球が半分しか見えなくなっていた事にようやく気付いたのです。このせいで目が笑っていない状態に写るのです。今年の1月のことでした。

私が日々見ている風景は、上半分近くがまぶたで遮られています。外に出て景色を見ると、ほとんど空が視野に入ってきません。まつげにも光を遮られて視界が暗く感じます。そしてもうひとつの可能性に気付きました。目に入る光が少ないので、精神的にも少し暗く落ちていると。知らずしらずのうちに「鬱」方向へ引っ張られている感じがあります。

 
健常者の視野   私の視野


そこで決意したのです。「鬱病からの離脱」をさらに強固にする為に、眼瞼下垂の手術を受けようと。難しくなるので詳しいことは書きませんが、私自身のまぶたは「眼瞼下垂」以前に、生まれつきまぶたの中に一枚の筋肉の壁がある状態です。その為に大きく目を開けようとすると、まぶたをまぶたの筋力で上に持ち上げることが出来ません。その代わりに額の筋肉で無理矢理引き上げることになります。額の筋肉はその先が頭を通り、首から背中にまで繋がっています。日々この筋肉の使い方をしていると、肩こりが激しくなります。頭痛の原因にもなります。目の周りの隈も眼瞼下垂が原因になっていると知りました。

つまり私は、先天的な開きにくいまぶたの状態に加えて、眼瞼下垂状になったことでいっそうまぶたが上がり辛くなっているのでした。そこで妻と一緒に、立川の名医に診断してもらおうとすぐに申し込んだのです。ところが!さすがに名医です。予約がなかなか取れず、初診まで3か月待ちでした。5月上旬に妻と一緒に出かけ、初診で「眼瞼下垂症であるか?」の診断をしてもらいました。


虹彩が半分以上塞がれているのが確認できます。


上の画像でもお分かりの通り、診断結果は夫婦共に「見事な眼瞼下垂症」でした。私の方が先天的なまぶたの状態もあり、より重症でしたが、手術によってまぶた内の筋肉の壁を切除し、下がっているまぶたの一部を切り取り縫い縮めれば問題なく解決するとの説明でした。そして健康保険の対象になるとの判断で手術の料金もかなり安く済むことになりました。


手術方法説明書


手術の内容は、一般的な美容整形の「二重まぶた手術」と似ているのですが、美容整形と違って細かな二重の幅等を指定することは出来ません。あくまでも「病気の治療」ですから。傷跡も美容整形と違って多めに残りそうです。金額的に言えば美容整形の1/10以下です。そして初診からさらに3か月後、手術の詳細についての説明を受けました。ちなみに、軽症の方が美容目的で診察を受けると手術はしてもらえません。あくまでも「深刻な眼瞼下垂症」の治療ですから。

さらに3か月後の10月中旬に血液検査です。血液検査で異常が出ればもちろん手術は受けられませんね。血液検査の結果が出てから3週間後、ようやく手術の日が来ます。それが初診申し込みから10か月後の本日です。今後の動きも考えて、夫婦で同じ日に手術をしてもらう手はずにしました。まず私が11時から、そして妻が14時から手術予定です。

早朝起床で、立川駅前の病院へ11時までに入らなければなりません。前回までは自宅から車で通っていたのですが、手術日は電車で行く必要があります。行きは車で行けても、手術後はまぶたがかなり腫れ上がり、視界が遮られる上に麻酔もするので帰りの車は運転がとても危険なので、当然のように電車で帰宅します。手術直後は目の周りが想像以上に腫れ上がっていて、とても人様に見せられるような顔ではないそうです。帽子とサングラスは必需品!

では本日!立川の病院へ行って参ります!結果はまた手術後の状況を見てご報告いたします!


赤いマークの位置まで、まぶたを引き上げる手術です。


本日の結論
2週間は運動禁止だと! 全治まで約半年掛かるとか。あああ・・・。

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