自作的写真集

2011年08月26日 まずはテストとして注文!



「100ページまでのオリジナル本が作れます」

8月はすぐもう終わりですね。蝉の鳴き声もちょっと弱く聞こえます。今、スコール的な雨と雷が通り過ぎました。気温は下がったけれど、湿気が出てきてちょっと不快指数が上がった感じです。円高でオーダーもめっきり減ったので、時間つぶしに何かやろうと考えていたのですが、暑い日々に積極的にはなれず、ちょっと涼しい日が続いたら気圧が低くなったのでさらに気分は下降気味。そんな日々を過ごしていたのですが・・・。

今週頭に、娘夫婦が孫を連れて遊びに来ました。いつもなら一緒に散歩をするのですが、天候が怪しかったので、夕食後はWiiでボーリングして遊んでました。その時、娘夫婦が持ってきた1冊の本がありました。A4横サイズの20ページほどの写真集です。よく見ると孫が表紙でした。

「なにこれ?」と写真集を開いてみると、孫が生まれる直前から生後1か月までの写真を写真集としてまとめたものでした。なかなか立派な出来でした。各写真には、文章も添えてあり生まれてきたわが子に対する愛に溢れていました。将来孫がある程度の年令になった時、見せると感動するのでしょうね。もし、グレ始めたら見せてやると効果的かもしれませんな。

「どうやって作ったの?編集もしっかり施してあるけど」と聞いたところ「iPhotoでブックの編集ができるんですよ!テンプレートもあるし、勝手に写真を読み込んでレイアウトもしてくれるんで簡単ですよ。編集後はワンクリックで、Appleがプリントしてブックにして送ってくれるんです。1冊だけで注文できるんですよ。下手に写真屋に頼んでフォトブックを作ってもらうと1万円なんてすぐに掛かってしまうでしょ?これだと安いですからね!お勧めですよ」と言うのですl

ほほう!それは面白そうです。私も以前から、自分で本を作ってみたいと考えていたのですが、コストがかかりすぎるのと、自分の好きなレイアウトに推敲を重ねてやるのは難しいだろうなと諦めていたのです。安くて1冊からOKであれば、やってみる価値はありそうですね。まずは、テストとして1冊作ってみるのもいいかな。

iPhotoを立ち上げて、ブックをどうやって作るのか探ってみました。なるほど・・・。最初にブックにする写真のイベントを選んで次にブックの種類とサイズを決めます。ハードカバーか、スタンダードか、リングか、カレンダーか、さらにブックのレイアウトテーマも決めます。この段階で、単なる写真集であれば、かなりのクオリティーでレイアウトが簡単に出来てしまいます。なるほど、色々さぐって操作してみましたが・・・。

思わぬ盲点があり、私の考えていることが出来ませんでした。途中で追加の写真を加えようとしたのですが、一番最初の段階でイベントに入っていなかった写真を認識してくれないのです。コリャ困った!で、いったんその作りかけのブックは諦めて、いちから作り直すことにしました。

それに、最初はスタンダードのサイズ大で作っていたのですが、データのサイズがプリントアウトするには小さいので、もう一回り小さいブックサイズの中に変更して再スタートです。




ページのバックグラウンドは基本的に黒にしました。そして内容ですが、2010年に起こった様々な出来事を20ページ程度にまとめてみようと考えました。ちなみに、ページ数は100ページまで追加が可能です。中サイズでは、基本料金1,260円(20ページ)追加は1ページ53円です。それに送料が500円。つまり、2,000円以下でオリジナルの写真集が出来るってことです。安いと思いませんか?

オートレイアウトは使わずに、何度かレイアウトを変更しつつ自力で全ページ写真を貼り付けました。結果として22ページのブック完成です。2010年9月のラスベガス旅行からLAでのスーパースター達との交流、10月のHoward Leese 来日、12月のHenry Kaiser 来日まで、私が2010年に体験した出来事をまとめたのですよ。

タイトルは「The Other side of wall」としました。このwallというのは、鬱病で私が感じていた精神的な壁のことです。2010年6月に鬱の壁から脱出した私が、同年に壁の向こう側で経験した出来事という意味です。私にしか理解出来ないタイトルですね。自分の為に作る1冊ですから、これでいいんです。表紙は以下のレイアウトにしました。みんなの柔らかな笑顔がお気に入りの写真です。



レイアウトが終わったら、何度か全ページを見なおして誤字脱字がないかチェック!よしっ!と決断して「購入」ボタンをクリック!しばしデータがアップロードされて思ったより早く「注文を受け付けました」と表示されました。えっ?これで終わり?なんだかあっけないほど簡単な注文方法です。これで、1週間もすれば、ブックとなって当家に届けられるのですよ。最終的にメールで届いた料金明細は、送料込みで1,800円でした。

さて、私が以前から考えていた本にしたい内容とは「鬱に陥った私がどうやって脱出し、Heryに会いに行ったのか」というドキュメンタリーです。鬱からの回復過程を記録として書き留めておくために、WEB上のデータで残すだけはなく、手で触れる本という形にしたかったんです。

iPhotoを使えば100ページまでのオリジナル本が作れます。50ページは文章、50ページは写真にして、見開きの片面が文章という感じですかね。計算してみると400字詰め原稿用紙で120枚程度の文章は入れられそうです。片面の写真の面積を少なくすれば、60,000文字程度入れられそうです。原稿用紙150枚分ですね。書く前から枚数を計算してどうするんだという思いもありますが、オーバーしてしまうと、縮める作業が辛いので、なるべく必要十分な量をあらかじめ知っておきたかったんです。

さて、この無謀な願望はいつになったら実現するでしょうね。まあ、実現しなかったとしてもそれはそれでいいじゃないですか。私のプライベートなことですから。

ところで、iPhoto でブック編集をやっていて気づいたのですが、これってMacのOSを新しくしたほうが効率が良さそうです。現在私が使っているのは「Snow leopard」ですが「Lion」にすべきだとね。「Lion」バージョンのiPhotoの方が新しい機能がプラスされ効率よくレイアウト出来るんですよ。

さらに、画像を大量に編集するので作業効率を上げるためには、Macそのものを買い換えたほうが良いのでは?とも思い始めました。本を1冊作るのに、Macまで買い換えるというのもなんだかなあ・・・とは思いますが・・・。

そのためには、資金が必要ですね。ううむ・・・そろそろ手持ちのギターを売り飛ばすかなあ・・・。


本日の結論
安い遊びのつもりが、またしても散財するのかね?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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