2011年08月15日 担当者はこう言ったのです!
これはグリーンに見える?それともブラウン?
「それは同じものです!」またまた暑い日ですなあ!そんな暑い日にまたちょっとアツイ話です。
8月8日にオークションで落札して、8月9日に当家へ届いたギターについてのその後の展開です。まず前回の経緯について、復習しましょう。受け取ってすぐに、オークションに提示されていた画像とかなりイメージが違うギターが届けられたと感じました。では何が違うかと言えば以下のごとくです。
ギターのTOP面に貼ってある中心部のアバロンの色が、オークションの画像ではほぼグリーン系ですが、届けられたギターはブラウン系でした。私はグリーン系であると確信したので落札したのですがね。撮影時の光の方向性でアバロンは違う光を放ちます。しかし撮影時のセッティングの違いでブラウン系が全面グリーン系に写ることはあり得ません。今までさんざんアバロンを撮影し続けて来た私です。断言できます。それはなぜか?ブラウンの部分は、貝殻の一番外側の部分なので薄く幾重にも重なった真珠層が形成されていないので、決してグリーンには光らないからです。簡単に言えば、いくらアバロンと言えどもブラウンの部分は価値としてとても低いのですよ。
実際に画像を比べてみました。まずは、オークションに出品されていた画像です。
そして以下の画像が、届けられたギターです。
TOP面のアバロンの模様を上下の画像でよく見比べてください。アバロンは自然の貝殻をスライスしたものです。となれば、当然スライスされた面に出てくる模様はすべて違います。つまり、アバロンを貼ったギターであれペダルであれ、すべての個体はデザインが違っているというのが必然ですね。
で、この事実は何を意味するのでしょうか?それは「オークションに出す場合は現物の画像を使わないと問題が起きる」と言うことです。すべての個体の模様が違っているのであれば、その事実を出品者が明示せずにいた場合、画像の現物が届くと思うのが入札者の思考ですね。そう!私もオークションに掲示された画像を手がかりに落札したのです。
そして届けられたギターを見て、明らかに違う個体であると確認できたので受け取り直後に出品者である業者「ギタ○ニ」へ質問状を送りました。8月9日の事です。ですが・・・私の質問状に対して反応はなく、放置されていました。ところが本日になり突然、オークションの評価として「大変良い」が送られてきました。なにこれは?
全くバカにしている対応です。頭に来たので、もう一度「ギタ○ニ」へ質問状を送りました。「届けられた個体が違っていると指摘した私の質問を何故放置しているのですか?」すると・・・30分後に携帯電話に「ギタ○ニ」から連絡が有りました。
以下はその電話でのやり取りを分かりやすく再現したものです。
担当者 「連絡が遅くなって申しわけございません」
私 「質問への返事もしないうちに評価ってどういうこと?」
担当者 「前後して申し訳ございませんでした」
私 「で、TOPのアバロンの色についてオークションの画像と、
届いた現物が明らかに違うのですがどうしてですか?」
担当者 「それは、全く同じ商品ですよ!撮影時の光具合や
モニターの色具合で違って見える場合がありますから」
私 「なに?私はそんなことを言っているんではないですよ。
明らかに、グリーン系とブラウン系の違いが有りますよ」
担当者 「いえいえ、全く同じものです!
それにアバロンにグリーン系って無いんですが・・・」
「全く同じものです!」を強調する担当者!ちょっとナメていますね。「ギタ○ニ」ではアバロンを使ったノブを販売しています。そこにはブルー系、レッド系、グリーン系、パープル系と、各色が用意されています。あまりにも明白な嘘にあきれました。この時点で「ギタ○ニ」担当者は明らかに私に対して「素人を言いくるめよう」としている気配がありました。では反撃と参りましょうか!
私 「私はアバロン使ったものを作っています。アバロンにはかなり詳しいです。
オークションに出されていた画像と届けられたギターに 使われているアバロンでは、
明らかに材の取り方が違いますしアバロンは自然のものなので、
各ピースの色や模様が違うのは当たり前のこと。同じものは2つと無いはずですね?」
担当者 「確かにその通りです」
私 「2つの画像を見比べて、明らかに各アバロンピースの模様が違うでしょ?
これでもまだ、同じギターだと言い張るんですか?明らかに違う個体でしょ?」
担当者 「申し訳ございませんでした。それは1点ものなので・・・」私 「ちょっと待ちなさい!
1点ものなら、なぜ違う個体が届くんだよ!
違う個体の画像をオークションに出すのは変でしょうが?」以下、ぐだぐだと説教が続きましたが、簡単にまとめると「ギタマ○ニ」は手抜きで以前使った画像を掲載していたと。そこにカラーの誤差が出て来たと。そんなこたあ!こっちはとっくに分かってるんですよ! 具体的に、私のクレームに対して何の対応もしない「ギタ○ニ」の態度に私は怒っていたのです。
たぶん「1点ものなので交換しようにもブツが無い。はてさてどうしたものか・・・。放置していれば、そのうちうやむやになるんぢゃない?と思ってたら、またメールが来ちまったよ!しょうがねえなあ・・・もう上手く言いくるめて終わりにしようっと!」という担当者の感覚なのでしょうね。
でも、よく考えてみてください。今回のケースは、実は売買契約違反なんですよ。例えば、グリーンの車を買ったのに、ブラウンの車が届けられたら、誰だって「おいおい!これは違うだろ〜!」とクレームを付けますよね?確かにかなりやすい金額で落札できたのだからとの譲歩する感情も当方には有りますが、金額の大きさは関係ないですよ!
私はギター自体としては自力調整後かなり弾きやすくなって気に入っていることもあり、これ以上「ギタ○ニ」とあれこれ話をしても何も進展は無く、長話は無駄だなと感じたので、とりあえず色の違いについては担当者と話を終えてしまいました。なんというか、クレーム担当者としてのレベルが低すぎる感じでした。 ああめんどくせえ!と担当者は思っていたでしょう・・・。こっちのセリフだわい!最後になり、届けられた際のセッティングについても言及しておきました。
私 「ギターメンテナンスの道具も販売している会社なのに、
ネックは順反りがひどくて弾けないほどでしたが、これってどういうこと?」
担当者 「申し訳ございません!ちゃんと調整を済ませて出荷しているのですが、
出荷担当者の不手際だと思います。出荷担当によく言っておきます」
これって・・・なに?「ギタ○ニ」という会社名でも分かる通り、ギター専門の業者です。中古販売業者では有りません。しかもフレット擦り合わせの道具や、ナット溝切り用ヤスリセットとか、かなりマニアックなギター調整道具を販売している会社です。。一番基本的なネックの調整さえ施さずに出荷するのは、単に担当者の不手際だけですかね?理解できないです。
ちなみに、本日のこのネタは「ギタ○ニ」担当者の対応が良ければここまで深く書くつもりは有りませんでした。しかし!
「全く同じものです!」と言いくるめようとした態度がこれを書く心情を加速させました。ついに最後まで一度もキャンセルの意思は問われませんでしたし。オシオキ!
もし以下のような担当者の反応であれば私はすんなりと受け止めたはずです。
私の質問状に対して素早く非を認め、1点ものなので代替え品が無いことを知らせつつ、キャンセルの意思を問う。
これが、普通の商売人の対応じゃないですかねえ?
*当方は出品物に関する証拠画像を保持しています。もちろん現物も保持しています。私の主張の根拠はすべて揃っています。もし、今後この文章に対して「ギタ○ニ」担当者より何らかの抗議、あるいは会社としての謝罪等、あった場合は続報を書きましょう!
本日の結論
なんで、あんなにすぐバレる嘘をつくんだろ? ナメ過ぎだね!
「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。
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