六弦的伝説者


2011年06月11日 新ユーザーはレジェンドで!



「確かにレジェンドっぽい面構えです」

あの激震の日からまる3か月過ぎましたね。以前から何度となくこのWEBに登場していました「気仙沼のONODERA」さんは、その名のとおり、気仙沼のすぐそばに仕事場と自宅があり、3月11日一瞬にして津波に全財産を奪われてしまいました。直後にメールを送ってみたのですが当然のごとく返信はなく、無事を祈っておりました。

そして1週間後「気仙沼のONODERA」さんから「無事に生き延びました!」と携帯電話に連絡がありました。私はまだ一度も直接お会いしたことはないのですが、彼の声を初めて聴いて懐かしい感じがしました。ネットでの知り合いが無事であることが、こんなに嬉しいことだと初めての経験でした。

しかし、現在アパートの一部屋に身を寄せ、復興のために日々活動されている「気仙沼のONODERA」さんに会いに行くことは難しく、下手に出向いて迷惑を掛けるのもなあと、何も出来ずに思いだけを馳せる日々でした。とりあえず、アンプとギターは用意してあり届けようという意志で固まっているのですが、問題は現地での受け入れ態勢です。まだまだギターを弾くどころの状態ではないとも思えるし、さてどうする?

てな想いが続いて3か月が過ぎました。「よし!切りよく3か月目の日だし、電話して現状を聞いてみるのが早いではないか!」と気づいて本日携帯電話に掛けてみました。「ツツツ・・・」おう!ソフトバンクの例の音が聞こえてすぐに「気仙沼のONODERA」さんが出てくれました。その声は明るく元気なご様子。明るい声を聞くのはこちらも嬉しいですね!

5分ほどお話ししましたが、ギターに関しては多くの友人達から提供があったとのこと。しかし現実にはやはりギターを弾く環境がないので、お持ち帰りいただいているとか。しばらくは持ち込んでも無駄なようですね。復興がある程度落ち着いてからあらためて、私が準備している機材をお届けすることにしましょうかね。

「気仙沼のONODERA」さんの家があった場所は、瓦礫の撤去は進んでいるものの気仙沼のすぐほとりなので復興が難しく、仕事場の再建が難しい様子。現地の役所も復興に対するビジョンが固まっていないので、自力復旧しようにも勝手に動けず、なんとも苛立たしい日々のようでした。まだまだ時間がかかりそうな復興ですね。

そうそう。援助物資を見繕って私もそろそろ贈ろうと考えていたのですが「気仙沼のONODERA」さんのお人柄か、すでに多くの友人達から食料品の援助物資が大量に届いて、台所はもういっぱいだそうです。生産地からもお米がタップリ届いているようです。よかったよかった!さらに、最近はネットが通じるようになったとか。まだ回線スピードが遅いので、動画を見るのは難しいようですが、メールやWEB閲覧はできるようになったと。前回私が書いたマンゴーネタもちゃんと読まれていましたよ。

そうだ!「気仙沼のONODERA」さん!ネットが通じたのであれば、可能であれば現地の様子とご自身の画像をお送りいただけませんか? 私の記憶はまだ、津波と火事に見舞われたあの日みた衝撃的な映像のままですから。


それでは次のお話をば。

先月、弾駆動をオーダーしたサンディエゴ在住の人物が試奏の結果とても気に入ったと。そこで今月に入りさらに追加でもう一台、弾駆動をオーダーしてきました。ただし今度のは友人にプレゼントするので、シリアルラベルは友人の名前にして欲しいとの要望でした。そして指定された名前は「 Jorma Kaukonen」と書いてありました。私は特段この名前に反応することもなく、サクサクと造ってすぐに発送。本日現地で配達完了したと配送ナンバーで確認しました。いつもならこれで終わるところでしたが・・・。

本日になり、啓示倉庫に「みぬまひこ」さんから書き込みがありました。

あの、ヨーマ・コーコネンさんがリストに入ってるじゃないですか!
すすスゴイっ!
アメリカンロック・レジェンドですよ〜!

それって・・・誰?とりあえず画像を探してみました。なるほど・・・確かにレジェンドっぽい面構えです。。


Mr. Jorma Kaukonen

'60年代から'70年代にかけてベイ・エリアのロック・シーンをリードしてきた名グループ、ジェファーソン・エアプレイン。そのオリジナル・メンバーであり、独特のギター・スタイルでサウンドの中心となっていたのがこのヨーマ・コウコネン。実力派ブルーズ・ギタリストとして脱退後もソロやホット・ツナなどのユニットでの活動を通じて常にアメリカン・ミュージックのメインストリームを歩き続ける。

なるほど。そうでしたか・・・。Mr. Jorma Kaukonen からの直接オーダーではないので今ひとつ盛りあがりに欠ける私ですがね。とは言え、伝説的ギタリストが弾駆動を所持してくれるというのは嬉しいですよね。気に入っていただけると更に嬉しいのですがね。と・・・あまりにもMr. Jorma Kaukonen に対する知識がないので、コメントはこの程度しか書けない私です。あああ・・・。


本日の結論
Mr. Jorma Kaukonen からファーストインプレッションが送られてこないかな・・・。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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