激震的量産型


2011年03月18日 更に試行錯誤して量産化!


このような電池ケースを見つけました!



「量産型 KAKU!」

突然の停電に対応できる様に、小さな「006P専用LED懐中電灯」の試作を先日やっていました。プロトタイプ1号機は重量があり、かつコストと加工時間がかかることで、量産化を諦めました。すぐにプロトタイプ第2号機に着手しまして究極の簡易型が完成いたしました。多くの皆様から激励とお褒めの言葉をいただきました。しかし!実用品としてどうなのでしょうか?多くの場合、プロトタイプと同じデザインの車は販売されませんよね。


プロトタイプ第2号機

使用状況をよくシミュレーションしてみたところ、電池と本体を分離することでOFFにする使い方は、いざというとき本体が見つからないケースが想定できます。首からぶら下げるという手もありますが、電池をどこにしまうかなど色々考察すべきことがあります。つまり、このプロトタイプ2号機は、ギタリストがシャレで所有するには良いのですが、一般人には使いにくいと判断したのです。



上ようなパーツを使えば、10倍以上の明るさが確保できるとメールで情報をいただきましたが、今回のテーマは、いかに簡単に作れて安価で提供できるかがポイントです。突然の停電時に僅かな明かりで「トイレまで行ければよしとする!」が光量の基準です。加工やセットに時間がかかるものは避けたいですね。

そこで!スイッチ付きで簡易型は出来ないのか?と再度パーツをアレコレ探してみましたところ、ありました「スイッチ付き006P専用電池ケース」です。このケースを利用すれば、かなり小さなものが出来るのでは?と考えました。実は、前回もご紹介しましたが、単3電池用ではすでにこの商品を販売しているのです。しか〜し!今回の課題は「006P」を使ったLED電灯ですから、自作するしかありませんね。

採用するLEDは「高輝度白色15度LED」にして、光の角度を絞り集中させることで中心部の光量を稼ぎましょう!この電池ケースを20個分取り寄せてみました。006Pは手元にたくさん在庫がありました。ケースが早くも昨日お昼に届きましたので、まずLEDと抵抗がこのサイズに組み込めるのかをチェック!とても狭い空間しかありませんね。でも日本人です!指先は器用です!なんとかしましょう!



最初に、ケースから外に出ている赤黒のケーブルを内側に抜きます。
すると丁度LEDの足が2本入る穴が確保できました。次にLEDの足を短く切り、ケース内のケーブルも必要な長さギリギリに切り詰めます。LEDのマイナス端子に抵抗をハンダ付けして、更にスイッチから伸びているマイナス側の黒ケーブルにハンダ付け。LEDのプラス側に電池端子の赤ケーブルをハンダ付け。ラジオペンチでLEDの足を直角に曲げて、ケースから抜けないようにします。

これだけでも使えるのですが、取り付けたLEDがグラつかないよう確実に固定するためホットボンドを流しこんで、LEDと配線を固めます。作業終了の直後が以下の通りです。構想通り隙間ぴっちりに作り込めました。



裏蓋を閉めて、セット完了!それでは部屋を少し暗くして点灯させてみましょう!スイッチON!


高輝度LEDですのでかなり明るいですね。メインの照射範囲は15度ですので、中心部は肉眼で直視できないほどの明るさです。このサイズと重量であれば、常にポケットに入れておいても問題ありません。夕方薄暗くなったら、家の中では常にポケットに入れておけば、突然停電が襲ってきても慌てないで済みますね。納得できましたので、量産開始です!


命名 量産型 KAKU(本当はグリーンのボディーで作りたかった・・・)

一気に10個作ってみました。ちなみに材料の原価は@200円以下(電池別)です。材料は20個分有ったのですが、 作っているうちにちょっと飽きてしまいました・・・。協力者が居れば、いくらでも量産できると思いますが。続きはまた明日やってみましょうか。今のところ当家では停電に一度もなっていないので、今夜あたり実戦のチャッンスがありそうですかね。

てなことで、大阪屋の福田様!こんな感じの量産化でどうでしょうか?

で、全部作りました。20個です!




本日の結論
町工場みたいな気分でございました!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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