表現的看護婦

2011年01月17日 その時、ナースの反応は!


ナースシューズ


「ま〜!!!すてき!」

1月17日は年に一度の健康診断を受けてきました。胃ガン検診や、肺ガン検診、前立腺ガン検診・・・ガンばっかりやないかい!胃ガン検診では、バリウムを飲みレントゲン撮影をします。かつてバリウムはとても飲みにくい物でしたが、回を重ねて飲み慣れてくると、どうってことないですなあ!グビグビといけます。

しかし、このバリウムを飲んだ後、気をつけなければならないことがあります。それはたっぷりの水分摂取と下剤を飲むことです。これを怠ると、非常にまずいことになります。便がカッチカチになり、排出がかなり苦しくなります。ひどくなると肛門が切れて出血する可能性もあり・・・。そのために、バリウムを飲んだ後はナースから「検査が終わったらお飲みください」と下剤を渡されるのが常識となっています。

朝9時に近所の総合病院へ行き、かねてから予約していた時刻に受付を済ませ、最初の肺ガン検診のレントゲン室に向かいました。しばし待たされて、レントゲン撮影。これは昔からやっているので誰でも経験したことがあるやつですね。単にレントゲン写真を数点撮影してすぐに終了です。

次に胃ガン検診のレントゲン室に向かいました。ここでもまた少し待たされた後に診察着に着替えさせられて、レントゲン室に入りました。経験者にとってはな〜んて事無いのですが、まず胃を膨らませる為に発泡剤を飲まされます。これが辛い。コーラを飲んだ後にゲップを禁止されている状態を考えてください。かなり苦しいですよね!

その状態のまま、バリウムを少しずつ飲みながら、次々レントゲン撮影が進みます。寝ている台が動きだし、グルグル体を回され、あっち向け、こっち向け、一回転しろ、もう一度こっち向けなどと、次々に指示が出て、その度に自力で体を回転させました。何度やってもこの動きは辛いですよね。

さて、そのレントゲン撮影も無事に終え、レントゲン室から出た時のことでした。

先ほど案内してくれたナースが、近寄って来て下剤を渡しながらの立ち話。

ナース「便秘気味だったりしますか?」

私  「いいえ!毎日快調ですよ!」

ナース「そうですか!この下剤をお渡ししますので、お家に戻られてから服用してくださいね。
    もし、3日〜4日便秘が続くようでしたら、お電話いただけますか?」

私  「大丈夫ですよ。私はいつもバリウムを飲んでから2時間程度で出てしまいますから!」

ナース「ま〜!!!すてき!」

ほほう!私の排便スピードは、ナース的に「すてき!」なんですね〜!


その後、血液検査の為に採血室へ向かいました。しばし待たされた後に、若いナースから「田辺様2番へお越し下さい!」と呼び出されました。私は採血の際に、かなりの頻度で「血管が見つけにくいですね!」と言われます。過去には初心者ナースが何度針を刺しても上手く血管に当たらず、ついには婦長が出て来て採血がようやく終わったという悲惨な事件を経験していました。

今回のナースはどうなんでしょうか?あらかじめ「私の血管は見つけにくいといつも言われるんですよ」と予防線を張ってみました。するとナースはその言葉に挑戦するかのように「確かに見つけにくいですね・・・」と指先で血管を探り始めましたが、すぐに「ここで大丈夫ですね、今日は4本採血します」とプスリと針を刺しました。おおお〜〜〜!!!感動するぐらい見事にスムーズな採血です。4本分の採血が終わった時点で、私は一言伝えました。

私  「大変上手な採血でした!ありがとうございました!」

ナース「おそれいります!」

単に健康診断をだらだら受けるのではなく、ちょっとナースと言葉を交わすだけでこのようなネタに育つという好例でしたね。皆様も、健康診断に行かれましたら、 是非ナースに声をかけてくださいませ。彼女たちも病人相手に、毎日たいへんな仕事をしているのですから、言葉ひとつで和むことが出来れば嬉しいですよね。


本日の結論
ナースに「すてき!」と言われたのは生まれて初めての経験です。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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