「これで一安心」 1月7日も 「Fender The Twin」のレストア続行です!
本日の作業内容は、作動チャンネル確認用LEDの位置微修正。リバーブ回路に使っていた真空管「12AX7」を回路図通り「12AT7」へ交換。注文していたサランネットが届いたので張り替えること。この3つの予定です。
まずは簡単な方から。アンプに電源を入れて作動チャンネル確認用LEDの位置チェックです。ところが!LEDは点灯しなくなっていたのです!ありゃりゃ!なぜ?パネルのLED位置もかなりずれています。基板をよく見ると、ハンダが外れてLEDの足が浮いていました。こりゃあダメぢゃん!
すぐにLEDをハンダ付けし直しました。これで位置も安定してくれたはずです。シャーシに入れ直してみると無事にセットできました。
ところが、再度電源を入れてチェックしようとしたところ、あの一度消えていた爆音ノイズがまたもや発生したのです。
ビイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
なんだこりゃあ〜〜〜!!!再び割り箸で、回路のあちらこちらを突っつき回わしてみると、センターの基板をつついた際に大きくノイズが出ていました。裏面に何かあるのか?念のために基板を外してみましょう。ところが、裏面にはただ配線があるのみで別段怪しい物はありません。すぐに元通り取り付けました。すると〜〜〜!!!爆音ノイズがピタリと止まったのです。私はネジを緩めて締め直しただけです。しかも元々かなり固く締められていたネジだったのですが・・・。いったい何が起こっているのでしょうか?
考えていてもしょうがないので、次の作業に移ります。
新しい「12AT7」も届いたので交換しました。リバーブユニットを取り付けて、先日作ったフットスイッチを踏みながらの動作確認です。問題なし。作業とチェックをスムーズに終えました。
では本日のメイン作業。サランネットの取り替えです。ブラウン系のサランネットに張り替えます。
一度もやったことが無い作業なので、慎重にやりましょう。まず最初にキャビからサランネットが張られたパネルを外します。これはベルクロテープ6か所でキャビに留められていました。ご新規サランネットのサイズを確認します。次に、正面に取り付けられたロゴを2個とも外します。Fenderロゴがかなりくすんでいますので、最後にメッキクリーナーで磨きましょう。
次にパネルを裏返すと、タッカーの針がびっしり打たれていました。これを外すのか・・・時間との戦いですな。
オリジナルのサランネットを外すには、この針を全部外さなければなりません。面倒ですがやらないわけには参りません。地味な作業です。床に座り込みスタート!小さなマイナスドライバでコジってからラジオペンチで引っこ抜きます。
全部抜いたところ、サランネットが裏側に接着剤でべったり貼られていました。これを丁寧に剥がしてフレームだけにしました。木屑を圧縮形成した材に見えます。この作業の途中で、パネルのくずがボロボロ落ちてきます。何故か手も真っ黒に汚れてしまいました。これって、本来ならば、パネルごと新しく作り直した方が良いのでは?と思いつつも、材料が無いのでそのまま続行しました。新しいサランネットにパネルを乗せて、サランネットを必要サイズにカットします。
ところが、思っていたよりサランネットは固くて、コーナーが上手く曲がってくれません。四苦八苦しながら作業を続けました。やってみて分かったのは、タッカーを丹念に細かいピッチで打ち込むとコーナーもキレイに収まることでした。縦横の編み目が少しでも曲がると目立つので、これを丁寧に整えながら作業するのがコツですね。
最後にロゴを取り付ければ、張り替え終了です。ロゴは、メッキ磨きで丁寧に磨いてピカピカにしてから戻しました。ところが、取り付けネジが少しさびていたので、ちょっと残念です。これもいずれ新しいネジに交換しましょう。
最後にキャビに取り付けて完了です。見た目にはなんとか真っ当に張り替えられているようです。これで一安心。
さて、いよいよ次はトーレックスですね!トーレックスの柄候補は絞っているのですが、ちょっとした事情が有って、まだオーダーできません。たぶん1週間後にはオーダーできるかと。それまでにじっくりとオリジナルのトーレックスを剥がして、下地を奇麗にしておきましょうかね。そうか!!!その前に、スピーカーももう一度降ろさなければならないんですね!
本日の結論
Fender はフロントのフレームになんでこんなモロイ材を使ったんだろう?
「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。
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