貢物的前聖夜


2010年12月24日 貢ぎ物か?クリスマスプレゼントか?


Fender The Twin Red Knob の回路図


「あの失敗は二度と繰り返したくない!」

先日、貢ぎ物として届けられた「ジャンクのFender The Twin Red Knob」は、まだ手つかずの状態だが、スピーカーをテスターでチェックしたところ2発ともに導通が無く「お前はすでに死んでいる!」と低い声で私はつぶやかざるを得なかった。たとえ、このアンプの修理が完了してもスピーカーを2発買い揃える気はないので、キャビをぶった切ってアンプヘッド仕様に仕立て直すか?と大胆な発想をしていたのだった。以下の画像のようにね。


だが、その私の発想は実行するとなればいささか無茶でもある。「素人が手作業でキャビをまっすぐ切るのは難しい!」とも感じていたのだ。それともキャビを特注するか?さてどうする?急ぐ旅ではないので、じっくりと修復作業をしつつ、再度計画を立て直すか・・・。などと優柔不断な思考で年の瀬を過ごしていた数日間だったのだが・・・。

本日午前中、その計画が一気に覆される貢ぎ物が送りつけられたのである!それは何かと問われたら「以下の画像を見よ!」と答える私である!この貢ぎ物は、いつもお世話になっている株式会社アルニックの野村社長から贈られた物だ。野村社長は、チューブアンプのリペアが趣味である!かつて積み直しした際に、ツインリバーブから取り外したスピーカーが2発残っていたという。しかも使用時間5時間程度のほぼ新品状態である。12インチ8Ωなので「ジャンクのFender The Twin Red Knob」へリプレイスするのはぴったりだ!とてつもなく有り難い「貢ぎ物&クリスマスプレゼント」である。先日の「スピーカーが死んでいる!」との私の発言に対し敏感に反応された結果なのだ!


さらに野村社長は回路図のPDFまでメール添付で送付されたのである。鴨にネギ、マグロに山葵、てな感じの的確な貢ぎ物に私はもう後戻りを許されない状況に追い込まれたのだ!次にやるべき行動は、まずアンプのシャーシをキャビから降ろすことである。丹念にパーツを眺め、コンデンサが膨れていないか?焼き切れているか所はないか?などと目視で概要をつかまなくてはならない。

その後に、通電し各部分での電圧が正しくあるのかを確認しなければならない。そのためのPDFなのだからね。だが、その際に充分に気をつけなければならないことがある。それは感電だ。最大450Vの電圧が発生している回路である。下手に感電すると命の保証は無い。実は、今年の春にチューブアンプを自作しているとき、間違って回路に触れてしまい、感電したことがあるのだ。激痛が走ったのを記憶している。あの失敗は二度と繰り返したくない!

貢ぎ物が貢ぎ物を呼び、徐々に「赤ノブ・復旧プジェクト」は具体性を帯びて来た。これからしばらく私の部屋は、散乱状態になるだろうな。ペダルの製作とアンプの修理、二足のわらじを同時進行でジックリ楽しむとしよう!

株式会社アルニック 野村社長!ありがとうございました!


本日の結論
そうだ!安全確保のためにゴム手袋を用意しょう。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE