瞬間的悪会社

2010年11月13日 DVDを観た!


この画像の意味は?


「彼がソロに入る直前に」

先日ご報告していた件の続きだ。

前回は、BAD Co. LONDON 3.26.2010 のDVDをオーダーしたつもりで、届いてみたらなんと「CDぢゃん!」というオチだったのだが・・・。すぐに仕切り直しでネットショップを探してDVDをオーダーした。そしてそれは一昨日届いた。今度は間違いなく、DVDバージョンであった。一安心である。



私がこのDVDを手に入れた理由は、もう皆様ご存知の通り。私が作った「禅駆動」をギタリストの Howard Leese が気に入ってくれて、このツアーから使い始めていたからだ。サウンドの確認と、ひょっとしてこのDVDに「禅駆動」が映っているかもしれないとの淡い期待があったことも一因である。とは言え、ギタリストの足下に置いてある機材がアップで映ることは、ほとんど期待できないのだがね。

まずは、一度通して観てみよう!このDVDはイギリスBBCの番組として収録されたもののようだ。パッケージや盤面は海賊版的雰囲気を醸し出しているなあ・・・。

DVDをプレイするとすぐにライブ開始だ。「Wishing Well」から始まった。聞き慣れたサウンドだが、どうもあの日に会場で聴いたサウンドとは違って聞こえた。いや、全く違うわけではない。生で聴いたサウンドの印象が劇的すぎて、DVDから聞こえてくるサウンドがなんとなく情けなく感じるのだ・・・。まあ、それはチープな環境で聴いているのだからライブ会場の音圧と比べても仕方が無いことなのだがね 。

Howard Leese の足下に置いてあるエフェクターは数台が目視できた。だがあいにく引き画なので、明確に「禅駆動」であると認識できないイラダチがある。じっくり観ていると、画面向かって一番左側が「禅駆動」であると推測できた。黒いケースでTOP面が少し輝いて見えるからだ。さらにカメラ位置によってはTOP面が少し緑がかって見えた。これはアバロンが光を反射しているからだな。ということで私としては「画面に向かって一番左」が「禅駆動」であると信じる事にした。

ソロに入る直前に「禅駆動」のスイッチを踏んでいる様子は映っていないが、何となく上半身の動きでそれとなく「今かな?」と感じることが出来たがね。てなことで次々に曲は進んだ。やがてアンコールの「BAD Company」にたどり着いた。残念ながら「禅駆動」が明確に見えるシーンは見つからなかった。私の見落としかと、もう一度頭から観たがやはりそれは存在していなかった。

この結果は当たり前だね!私以外にその映像を欲しがっているものは誰一人としていないのだからね。

一日経って、もう一度見直してみようと今度は、MacにDVDを突っ込んでじっくりと観察してみた。すると!頭から11分30秒目にその瞬間が記録されていたのだ!2回も観ていて何故これに気づかなかったのだろうか?引き画だったので、その時点で私は無意識のうちに観察をヤメていたのかもしれないな。


これがその瞬間だ!

11分30秒目に出て来た映像は「禅駆動」のアップではない。あくまでもステージの引き画である。観察点は、Howard Leese の動きにあった。彼がソロに入る直前に左足で「禅駆動」のスイッチを踏む瞬間がようやくそのシーンで確認できたのだ。ほんの一瞬の動きだが、私にとってはそれで充分だ。

今年2月に届いた Howard Leese のオーダーから始まり、9月10日のLA初顔合わせ、さらに10月25日・26日の東京公演と続き、その残響感が今までずっと私に絡み付いていたのだが、ようやく自己完結できた気がするなあ。これにて「悪会社シリーズ」はひとまずオヒラキとしよう!


本日の結論
私以外の方には何の意味も無い映像だが、私には宝物に感じる瞬間なのだ!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE