招待的悪会社

2010年10月26日 BAD Company コンサートへ行ってきました!


なぜ私は、東京国際フォーラムのステージ上にいるのか?


「本日の記念品にこれを!」

本日のネタはちょっと長めです!

10月25日は、Mr. Howard Leese に招待してもらって、東京国際フォーラムで行われた「BAD Company 東京公演」に行ってきました。ちょっとしたドタバタがあり、面白い一日となりましたなあ〜!

まずは、家を出る段階になって妻が「私は行かないわよ。興味ないもん!」とアッサリドタキャンです。というか、私は妻が一緒にいくものだと思い込んでいただけだったのですがね。そうなると、せっかく招待で席を押さえてもらっていたのですから、それを無駄にするのは勿体無いと、とりあえず来れそうな友人に電話をかけまくりましたが、どうも皆さん忙しいようで「行きたいけどいけない!」と全て拒否されました。

てなことになったので、東京国際フォーラムへと1人で向かいました。現地で待ち合わせするのはギタリスト松川純一郎さんと、ギタリスト是永巧一さんの2名。是永さんは仕事の都合でコンサート開始ギリギリに飛び込んでくる予定です。松川さんは私と16時ちょい前に待ち合わせしました。

16時というのは、実は BAD Company のサウンドチェック開始の時刻だったのです。前日に、Mr. Howard Leese から「16時からサンドチェックをするのでその時刻に来てね!機材のセッティングを見せたいから!」とメールが来ていたのですよ。そのメールを念のためにプリントアウトして持参しました。

東京国際フォーラムへ15時半に到着。入り口はどこだろうと探してみたところ、コンサート前なのでまだどこからも一般人が入場できるドアがありませんでした。会場周りを歩きまわること20分、ようやく地下から関係者用階段を抜けて忍び込めるルートを発見。ずんずん進んで1階の受付前までたどり着くことが出来ました。ふう・・・。

その時!松川純一郎さんから電話がかかってきました。「武道館じゃないんですか?」おいおい!何それ?大勘違いヂャありませんか!「東京国際フォーラムですよ!そこからならすぐですからよろしく!」と松川さんはタクシーをすっ飛ばして、無事に16時に会場へ到着しました。ところが、やはり彼も入り方がわからずウロウロ、そこで私は救援に向かいまして無事に1階ロビーへ集合完了です。

で・・・ここで問題発生です!私は Mr. Howard Leese から「16時のサウンドチェックに来てくれ」と言われていたので、その旨をUDOの担当者に伝えました。しかし、女性マネージャーまで出てきて、そんな話は聞いていないと言うのです。なんで?どうなってんの?Mr. Howard Leese は「入場するのに何か不都合があったらすべて私が処理するので連絡してください」と私にメールしてきたのです。その証拠のメールも私はプリントして持ってきているのですが・・・。もちろんそのメールは提示しました。

UDO担当者数名が動いてくれましたが、なにせサウンドチェックの真っ最中ですから Mr. Howard Leese に聞くわけにもいかず、担当者たちは困り果てていました。そのうち、私が Mr. Howard Leese から出された招待者リストに掲載されていると判明。扱いがとても友好的に変わりました。しかし、サウンドチェック中はやはり会場へ入れないと・・・。仕方ねえなあ・・・。しばし待機しました。

サウンドチェックが終わったところでUDO担当者が「それでは4階へご案内しますのでこちらへどうぞ!」と楽屋へ通されました。しか〜〜〜し!そこに居たスタッフから「メンバーはいったんホテルに戻りましたよ!18時半に戻ってきますが!」というのです!あっちゃ〜〜〜!!!なんのこっちゃい!彼等がいなければ話にならないので、コンサート後にまた会いに来ようと思い、引き上げようとしたのですが、その時点でいた場所がステージのすぐ袖であることに気づきました。


そこで案内してくれていたUDO担当者に「Howardの機材セッティングだけ見たかったんですがね!」と伝えたところ「じゃあ、観てみますか?」とあっさステージ上へと案内してもらえたのです。数人のスタッフの中に、Howardのギターテック君がいたので声を掛けました。「このペダル作ったのは私なんだ!撮影しても構わない?」とね。するとテック君は、私が作ったこの「禅駆動」をとても評価してくれたので「もちろんどうぞ!グレートなペダルだよ!ところでコンサートのチケットは持ってる?」とチケットの心配までしてくれたのです。彼もまた「禅駆動」ユーザーなんですよ!で、ペダルボードをパチリ!私が欲しかった情報はこれで手に入りました。

ペダルボードの真ん中で光っているのは DELAY、その右側が CHORUSです。そして一番右が「禅駆動」ですね。Howard は今年の2月までオーバードライブは使っていなかったのですが「禅駆動」に出会ってレギュラーで使い始めたのです。その理由は、使っている方はよくご存知なのですが「ノイズの無さ」です。



そのつぎは Marshall の壁の前で記念撮影です。なんとなく「ザマアミロ!」的な気分が盛り上がってきましたなあ〜!(なんだよそれ?)じつは、私達がこの撮影をやっている横では、ポール・ロジャースの息子スティーヴ・ロジャースがサウンドチェックをやっている真っ最中だったんですけどね。息子はウルサイこと言わないんですなあ。



ちなみに今回の BAD Company コンサートのメンバーは、ポール・ロジャース(Vo.)、サイモン・カーク(Dr.)リン・ソレンセン(B)ハワード・リース(G) の組み合わせです。オリジナルメンバーのミック・ラルフスは病気で急遽来日できなくなりました。

その後は、18時半まで松川純一郎さんとお茶しながら待ちました。3年前の禅駆動2号機のオーナーが松川さんです。そこからの懐かしい話をしつつ開場まで時間つぶしをしていました。暇なのでセルフ記念写真も一枚!


やがて是永巧一さんも到着して、定刻の19時になりました。オープニングアクトはスティーヴ・ロジャースです。アコースティックサウンドに乗せた歌声がなかなか気持ちよく聴かせます!約30分で前座は終了。5分ほどの休憩の後・・・。いきなりBAD Companyコンサートのスタート!

Howard が登場した瞬間を見て、私は不覚にも涙がこみ上げてきました!今年の9月10日LAで会ったあの穏やかな人物が、今眼の前のステージでロッカーとしてスポットライトを浴びているのです!しかもその足元には私の作った「禅駆動」が!彼の紡ぎ出すサウンドの歪はクリーミーで心地良い倍音に満ちていました!正しくこれは「禅駆動サウンド!」おお〜〜〜これですよ〜〜〜これが聞きたかったんですよ〜〜〜!!!

これ以降はもう感動の嵐でした!Howardがペダルのスイッチを踏む瞬間を見るたびに、感動がこみ上げてきました。私もそのステージに参加しているような気分です。私もこのステージのサウンドを支えている一人なのだと、なんだかスタッフの一員になった様な気がしましたなあ。何度も涙を流しながら、気がつけばもうアンコール!そしてコンサート終了!感動の時間はあっという間に過ぎ去りました。余裕をブッかました大人のロックでしたよ!

この後は楽屋で久々にHowardとの再会が待っています。是永さんと松川さんを同行して4階の控え室に向かいました。入ってすぐにいたのはスティーヴ・ロジャースでした。とても小柄な青年です。是永さんがしばし立ち話を。ちょっと遅れて Howard が飲み物を片手にやって来ました!おお〜〜〜お懐かしや!彼もまた私に気づくと再会を喜んでくれました!私は是永さんと松川さんをHowardに紹介。すでにHowadには彼等が禅駆動の1号機、2号機ユーザーであることをメールで伝えていましたので、素早く理解してもらえました。

ここから先はしばし「禅駆動ユーザー」としての3名の対話が始まりました。特にHowardは「ノイズレス」の部分が気に入っているようで、彼に言わせると「禅駆動をスイッチオンするとそのほうがノイズが無くなるんだ!なぜだ!」と言っていました。Howardのように何台もアンプを壁のように繋いで使っていると、通常のオーバードライブであればノイズだらけになって使いにくいのですよ。さらに「禅駆動」はクリーミーなサウンドであると喜んでいました。禅駆動ユーザーだけが理解できる会話が続き・・・。

楽屋では、Howardが私をさまざまな関係者に「この人は私のモンスターペダルの製作者なんだ!」と紹介してくれました。ちょっと恥ずかしかったけれど、多くのスタッフが「禅駆動」の存在を知っているようで「グレートサウンドだ!」と握手を求められました。これは何なんだろうなあ・・・?「禅駆動」を一番理解していないのは私かもしれないなあ・・・と一瞬だけ不思議な気分に陥りましたよ。

さらに、ベースのリン・ソレンセンにも紹介してもらいました。そうなれば記念撮影でしょう!


さらに、是永さん、松川さんも記念撮影です!是永さんは、アンプのセッティングの話やいかにもギタリスト同士の会話をHowardと楽しんでいました。よかったよかった!


と、そこへ巨漢のコンサートマネージャーが現れて、ご挨拶。さらにマネージャーは「明日も来るかい?最終日だから来たら?」と誘ってきたのです。するとHowardも「明日も招待するよ!」と言ってくれたのです。是永さんと松川さんは仕事があるので辞退しましたが、私はこれから先の人生ずっとヒマだらけです!迷わず「本当に?それなら明日も来ますから2名招待してください!」とその場で決まりました!「メールを送ってね!明日の朝、確認するから!」とHowardが言ってくれたので安心ですね。

そろそろお暇しようと楽屋を出たところで、Howardが「本日の記念品にこれを!」と渡してくれたのが、その日のセットメニューでした。コンサー前にステージに置いてあったあの紙です。これはおもしろいものを頂いた!そこですかざず!「サインをお願いできますか?」とHowardに伝えたところあっさりと「よろこんで!」と書いてくれました。以下がその現物です。日付も入っていますから、この日の記念品として相応しいですね!なお、この曲のリストは、毎日変更するのだそうです。つまり最終日の曲リストや曲順はこれとは違うということですね。近いうちにこれは額に入れて飾りましょう!


その後、我々3人はニコニコしながら余韻を楽しみつつ帰宅いたしました。ちなみに、是永さんは彼の車で川崎の私の自宅まで送り届けてくれましたよ。ありがたい事です。てなことで、私は26日最終日にも突入致しますよ〜〜〜!


本日の結論
禅駆動が生まれて丸三年・・・さまざまな人脈が繋がり続けて、BAD Companyと友達になってしまいました!

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