画像的兵器棚

2010年10月08日 WEBで探したら発見。


これは誰のエフェクターラック?


「一体なんて呼べばいいのだろう?」

2日ほど前に、アメリカから問い合わせのメールが届いた。「ハムバッカーとシングルコイルの両方を使っているんだけど、禅駆動と弾駆動のどちらを選択したらよいのか教えて!」というもの。よくある質問だ。で、私は「それなら弾駆動がお薦めだよ!」と返事しておいた。その際に「ところで、あなたはどこで私のペダルを知ったの?」と書いておいたところ・・・。すぐに返信が届いた。

Hi Toshihiko,

I saw your pedal on Paul Jackson Jr's new rack. He uses a booster for his single coil pickups.
Would that work too? Or the Dumkudo works better for both pickups?

Thank you for your quick reply. Much appreciated.

Ryan

ふむふむ、Paul Jackson, Jr. の新しいラックに私のペダルが搭載されているのを見たと言うことね。そして Paul はシングルコイルを使うときにブースターとして禅駆動を使っていると。ということは、この質問者である Ryan はラックの中を見せてもらったのだから、何らかの Paul の関係者ということかい?

そこで私は、念のために「Paul Jackson Jr rack」で検索してみた。すると、すぐにその画像が見つかったのである!かなりしっかりした作りのラックだね!フライトケースに納められたそれは、厚い緩衝材に守られて、整然とレイアウトされている姿は美しさを感じるほどだ。よく見ると、ど真ん中に「禅駆動」のアルミポリッシュケースがセットされているのが見て取れる。


さらに、コンパクトペダルの段を引き出した画像が以下の様にあった。シールドの取り回しも美しく、なるほど!と思える仕上がり具合である。そのど真ん中に「禅駆動」が組み込まれている姿は、我が子が働いているように見えて落涙ものだ。さらに他の画像で確認すると、選択されているモードは「グリーンモード」だった。なるほど・・・。Paul は「禅駆動を使うとシングルコイルのサウンドが太くなってサスティーンも増えるので嬉しい!」と言っていたが、まさにその通りの使い方をしてるってことね。



で、このラックを観ているうちに「あらっ?」と気づいたことがあった。このペダルが組み込まれているラックの段の高さは通常のペダルボードの位置ではない。つまり、演奏中に足で踏んで切り替えるには高すぎる位置なのだ。ということは、これを使う場合は頻繁に足で切り替えることはないということか?

エフェクター・ペダルは「ストンプボックス」とも呼ぶが、それは「足踏み箱」という意味である。しかし!足で踏まないという使い方だと「ペダル」でもないし「ストンプボックス」でもない・・・この場合、一体なんて呼べばいいのだろう?

まあ、そんなツッコミは置いとくとして、Paul Jackson, Jr. は、しばらくはこのエフェクターセットを使い続けるだろうね。ずっと元気で Paul と一緒に働き続けて欲しいものだ。

なんてなことを書いていたら、さすがにそんなバカな使い方を Paul がするはずもなく、もう一枚の画像があることに気づいた。そこには、フットスイッチだけのボードが写っていたのだ。なるほど!スイッチングはこちらでやるんダネ!しかも、スイッチにはちゃんとリンクしている機材名が書かれていて、よく見ると「ZEN」の文字がスイッチの下につけられているのが分かる!ちゃんと彼の機材として正式に組み込まれているというのがビジュアル的に理解できて、これは更に嬉しいぞ!




本日の結論
さて次は、どなたのエフェクターボードを見られるだろうか!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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