外遊的大峡谷

2010年09月5日 グランドキャニオンツアーだ!


わずか1週間前に完成したという入り口の看板だ。


「すぐに飛び出せば」

9月5日

前夜の「KA」での冷房ですっかり体が冷やされて、風邪気味の朝となった。ラスベガスは空気が乾燥しているので飲み水を持ち歩くのは常識だが、さらに寝ているときにも部屋を潤す工夫をしていないとすぐに喉をやられる。私も分かっちゃいたのだが、起きてみると喉が痛くて、咳が止まらず、頭も少し痛く、鼻水まで出てきた。 ヤバい!

本日は、丸一日かけてグランドキャニオンツアーだ。 9時55分にホテルから空港までお迎えのツアーバスで送られて、 小型飛行機でグランドキャニオンの中の空港へ。 それからまたバスに乗せられて、移動すること30分。
ようやく最初の展望ポイントへ到着した。

昼食はツアーで配られる「サンドイッチセット」 はっきり言って不味い。 母は、全く手をつけなかった。

眺める大峡谷の風景は、想像を絶するものがあるが、 どうにも私にはつまらない風景に見えていた。 私はどこに行っても風景には感動しないんだね。

さらにバス移動で2番目のビューポイント。 こちらは先ほどよりも、谷の深さが望めた。お調子者たちが先を争って、危険な崖っぷちで記念撮影を行っていた。手すりもなく、危ないなあと思っていたが、やはり年に数名は落下して亡くなるのだそうだ。自己責任ってやつだけどね。ちなみにこの写真は、ロシア人観光客から声をかけてくれて撮影してもらったものだ。私は足元の岩の端ギリギリまで行って立つほどの勇気は持ちあわせていない。



これが世界遺産になる風景だとは理解しているのだが、 私に言わせりゃ「誰も努力せず手に入れた世界遺産」だからね。
単に自然の風景としか感じなかったな。 それは、たぶん時間帯がまずかったのだと思うのだ。 この風景では夕方とか早朝の傾いた光が美しさを作るのだと。 べたっとした真昼の日の光はさほど美しさ見せてはくれなかったからね。時間と予算に余裕があれば、この近くのホテルに泊まってそれを確認すべきだろう。


実質的に、グランドキャニオンを見物していた時間は、 最初が50分。2番目が1時間。これで約3万円のツアー料金だ。 ツアー会社によっては同じものを5万円で販売しているのだとか。 5万円はちょっと無いよな〜!

そして、当初の予定では17時半にホテルに帰ってきてすぐに飛び出せば、 SANTANAのライブに間に合うと予測していたのだが、 最終的に空港からホテルに向かうバスが、とんでもなく時間がかかって、 19時に到着したのだ。ライブは20時から。 移動してチケットを買って、と動いたらギリギリ何とかなるかも 知れなかったが、夕方のラッシュ時だ。その時点で既に気力なし。 ということで、あきらめてしまった。残念!

夕食は娘たち夫婦の招待でホテルのビュッフェへ5人そろって出かけた。信じられないほど大量にテーブルに持ち込む中国人グループを観た。どうやってあれだけの量を食べるというのだろうか?無理だよなあ・・・。まあ、アメリカにデブが多いのは知っていたが、これほど多くなっているとは思っていなかった私だ。こんな食べ放題のビュッフェが多いのもその一因かなあ。なんてな感想を持ちつつ、ごちそうさまでした!

ようやく時差にも慣れてきた本日。夜になりMr. Paul Jackson, Jr. からメールが届いていた。

Tanabe-san,
I was wondering if you would like to have dinner Wednesday night? We can meet at one of my favorite restaurants. I will send you the address. I am really looking forward to meeting you.
Paul Jackson, jr.

彼のお気に入りのレストランでお会いするというのもいい提案だ。 しかも彼も私に会うのを楽しみにしてくれているようす。こうやって気遣いしてくれる彼の人柄がうれしいなあ。このメールだと曜日が間違っているけど、9日の夕方ってことで気にしない気にしない! 9日に会えるのが本当に楽しみだ。

こうやってインターネットは、刻々と変化する状況に対応するために必須となっているのだね。


本日の結論
最後まで谷底を覗き込むことは出来なかった私である!

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