「新しいものを作り直す」

4月20日にご報告していた「Time Can」の発掘と返却は、その後すっかり忘れ去っていましたが・・・。昨日になりようやく日清食品からお詫び状と定額小為替証書、図書券が送られてきました。封書の送料80円と合わせて日清の持ち出しは880円分でしたね。さらに着払いの宅急便で返品しましたので、その料金が740円でした。つまり10年前に200円で発売した商品を回収しお詫びするのに！日清食品は1,620円もかかってしまったと。こりゃあ辛いですなあ〜〜〜！！！

製造業には、リコールやクレームがつきものですよね。

私も禅駆動や弾駆動を製造して、ユーザーに届いた後ごくまれに「受け取ってすぐは問題なかったのだけど、1時間後には全く音が出なくなったんだけど・・・」なんてな問い合わせが届きます。その原因はわかっているんですが、下手に相手にいじらせると面倒なことになるので「新しいペダルをすぐに送ります。それが届いたら最初のペダル送り返して下さい」と対応することにしています。私は在庫を持っていないので、連絡があったら本当にすぐ新しいものを作り直すのですよ。

まあ、とにかく素早い対応を心がけています。

「音が出なくなった！」とクレームを送ってきたユーザーに「まず電池を入れ替えてみて下さい」とお伝えしたところ「動きました！」と返事が・・・。そんなレベルの方もいますし「電池ってどうやって入れ替えるの？」なんてな質問が届いたこともありましたね。

上に書いていた「受け取ってすぐは問題なかったのだけど、1時間後には全く音が出なくなったんだけど・・・」のケースは殆どが「ペアンプのソケット浮き」が原因です。運送中の振動でオペアンプがソケットからほんの少し浮いてしまうことがあってね。オペアンプを一度抜いてもう一度挿し込めば解決します。しかし、素人さんがオペアンプをいじると、季節によっては静電気でショートさせて壊してしまうことがあるんです。そこで私はどんなに簡単な対策でも「とにかく送り返して下さい」とお願いしているんですよ。さらに、オペアンプが死んでしまったケースもありましたがね。こればっかりはどうしようもないですねえ。

ちなみに、「オペアンプのソケット浮き」が発生した後は、その対策としてホットボンドでオペアンプの一部分を留めるようにしました。これでそれ以降は、同じ現象が出たことはありませんね。

一度だけ「水没」させてしまった「禅駆動」に出くわしたことがあります。悲しかったです。


本日の結論
もらった図書券はBOOK OFFで使えれば、かなりお得ですね〜〜〜！！！

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。

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