日清的発掘記


2010年04月20日 おおお〜〜〜みつけたぞ!


「企画としては面白かったんですがね」

今年になって気になっていることがひとつありました。

それは10年前に販売された日清「タイムカン」の存在です。これはカップヌードルの缶詰です。脱酸素剤が同封してあって、10年間品質が保てると言う売り文句でした。まあ、こういう仕掛けものや流行りものに弱い私は、1個くらい手に入れておけば10年後になにかと楽しめるかな〜と買ってみました。

ところがその後、2004年になり早くも日清に保存されていた中に不良品が発見されたのです。缶の蓋に当たる部分の巻き込みが不十分で通気している可能性が出てきたので大騒ぎ!そのまま放置して10年後に食べるとなると、酸化して傷んでいる可能性があるのです。そのため日清はすぐに対策として全品回収を始めました。

ところが、私はその回収騒ぎに気付かず放置していました。さらに部屋のリフォームの際に片付けてしまってどこに行ってしまったのか分からなくなっていたのです。そして今年になり、いよいよ「タイムカン」本来の賞味期限が迫ってきました。以下が現物の期限表示。2010年8月21日がその日付です。


えっ?なんでここに賞味期限の画像があるの?そう!あなたは気づきましたね!実は、昨日偶然のぞき込んだ本棚の後ろ側に、10年前に私が買った日清「タイムカン」が存在しているのを発見したのです!よくもまあ10年間もこんなものを大事にお取り置きしていたものですなあ!


発掘したこれを、私はすぐに日清へ送り返すために梱包しました。着払いで送るシステムです。この返品に関して日清は「商品代300円」と「お詫び料500円の図書券 」を返送してくれるそうです。この缶を手元に残したい場合は「中身だけ」を送り返してもOKです。ちなみに通常販売しているカップヌードルとカラーリングが違うために識別出来るとか。

わたしはこの日清「タイムカン」を200円で買いました。それが10年後に300円+500円の800円になったわけです。10年で300%の金利になったと!つまり年利30%で日清に預けていたようなものですね。スンゴイ金利ですなあ〜!



企業はこのようなミスでその対応が要求されますが、このケースの場合は「製罐会社」が日清からどこまで責任を求められているんでしょうかね?企業としては辛い話ですが、それが製造責任というもんですよね!トヨタもアメリカで罰金を150億円払ったみたいだし・・・。

そういう訳で以下のような記述は虚しい結果となりましたなあ〜〜〜!!!企画としては面白かったんですがね。



本日の結論
当家の「タイムカン」は継ぎ目にしっかりサビが浮いていました。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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