寸前的材料揃


2009年11月21日 いよいよ完成寸前報告!


この材料が組み上がりました!



「こいつは少しマイルドです」

さあさあ!引き続き組み立て続行です。ボディーがほぼ組み上がったので次はネックの仕上げです。フレットのバリを削り、指に引っかかりが無いように小さなルーターで細かい部分まで処理をしました。最後にサンドペーパーで仕上げて完了です。使用するに問題ない程度までフレットを仕上げることが出来ました。

で、塗装を開始する前にヘッド部分にロゴマークを付けましょう。もちろんブランド名は「tanabe.tv」ですね。フォトショップでいくつかのサイズを作ってプリントアウトし、実際にヘッドに当ててみてサイズを決定しました。ちょっと控えめなサイズです。それをウォーター・スライドデカールのシートにプリントして準備完了です。

ヘッドにウォーター・スライドデカールを当てて、水を含ませた布で丹念に押し付けて水分を含ませます。充分に水分が行き渡ったところで、ゆっくりと丁寧に裏紙をはがしていくと・・・ふっふっふ・・・見事にロゴが転写できました。貼付けた直後はまだノリが乾いていないので表面はベタついていますので、ここまま一晩放置です。以下の画像が一晩経った状態です。水分が抜けてさらに密着度が高まり印刷したような感じに仕上がりました。この上からクリアラッカーを吹き付けて仕上げます。ヘッドと指板面にラッカーを数回に分けて薄く塗り重ねます。2日間かけて塗装は終了しました。


ネック材は購入した時点で、下処理のベース塗装がされていました。仕上げ塗装だけすれば完成となります。ナットに保護テープを貼った後、厚塗りしないようにヘッドと指板面にラッカーを薄く数回重ね塗りしました。そのまま部屋の中に吊るして、じっくり1週間乾燥させて完成です。

ネック裏側は考察した結果、下処理のままで行くことにしました。現状でサテン仕上げなのでその方が使いやすいと思ったからです。今後、使っているうちに仕上げを変更したいと思ったら、再度塗装し直すことにしましょう。フレットに付着したラッカーは丹念に取り除きました。

そうこうしているうちに、ようやくシャッププレートとジョイント用木ネジが到着しました。その作業に入る前にネックにチューナーを取り付けましょう。ストリングガイドももちろん取り付けます。ストリングガイドは通常のものとは違う形態を選択しました。意味はありませんが、ちょっとゴージャスかなと思ってね!



チューナーは少しでもずれると格好悪くなるので、慎重に位置決めをしました。といっても元々の穴自体が微妙にズレているのでそのずれを上手く吸収しつつの作業となります。下穴をドリルで開けてからしっかり取り付けて完了です。


ジャックプレートの取り付けです。テレキャス専用のものよりこちらのタイプの方が取り付けやすいし耐久性もあるように思えます。ジャックそのものまでゴールドにはしませんでしたがね。



本体とネックの接合です。ちょっと高額のプレートにしました。ネジもゴールドですね。ついでにストラップピッも取り付け完了。



では弦を張って最終調整に入りましょう。弦はいつものエリクサーです。だいたいの線でブリッジの駒を調整して、まずはサウンドが出るかどうかのチェックです。音は出ましたが・・・なにこれは?スイッチを切り替えても全ポジションで同じ音が出ます。再度配線をチェック。3ポジション切り替えスイッチの配線を間違えました。すぐに修正。ところがフロントとリアを間違えてしまいました。再度ハンダ作業を終えてなんとか完了です。

この段階で弦が安定するまで待とうと考えて、一晩放置いたしました。一晩経ちました。それでは最終調整です。まずは駒の高さを調整します。指板のカーブと合うように調整します。かなり低くセットしてから徐々に上げていきビビらず弾きやすいギリギリの高さに決めます。

次は駒位置の調整です。チューニングメーターを繋いで、12Fの実音とハーモニクスを合わせます。一度合わせたところ、なんとなく駒の位置が気持ち悪かったので再度やり直しました。うむ・・・まだ気に入らないので、再度念のためにチェックして微調整しました。まあこんなところでしょうか。でこれが組み上がったボディーと全体像です。



ゴールドを多用した割には全体的におとなしく穏やかなデザインに感じます。上品という感じですかね。

この時点での問題点としては、ナットがほんの少し高い感じですし1弦と5弦のナット溝の切り方が悪いようで解放弦がコモリ気味です。微調整した方が弾き易くなります。ナット専用のヤスリを手に入れていなかったので、調達してからもう一度ナットの仕上げ作業をやりましょう。なんてな状況の時に来客がありましたので、さっそく試奏していただきました。magic busさまです。ついでに、管駆動も試してもらいました。GAINが強すぎたので、近々修正しましょう。


magic busさま試奏の図

サウンド的には、カラリとしたジャリパキッのテレキャスサウンドのイメージがあったのですが、出来上がってみると私が当初イメージしていたものとは違っていました。こいつは少しマイルドです。フロントは太めに感じます。私は嫌いではないサウンドなのですがね。出力はかなり弱めですよ。ビンテージタイプのピックアップにしたのですが・・・それって出力が弱いってことですかね?

今後、コンデンサを取り替えたり、ピックアップを弄ったりして遊んでみたいと考えています。さて、次のステップに進みましょうかね!すでにボディーは手に入れましたし、現在ネックを入札中です。次のヤツの細かなパーツは日本で揃えようかな。ピックアップ用のエスカッションもヤフオクで面白いのを見つけたし。


本日の結論
あっ・・・出来上がったギターを入れるケースが無い!

追伸
その後、ナットの溝を少し削り込んで無事に納得いく弦高調整が完了しました。
コンデンサもひとつ加えてジャリ感が出るようにしましたよ。

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