続行的材料揃


2009年11月14日 いくつかの問題解決!


いよいよ組み立て開始!



「早くも小さなエクボ」

先日手に入れたテレキャスのパーツ一式を組み立てる前に、問題点がないのかを1週間ほど検証し続けていました。安易に取りかかって元も子もない状態にするのは悲しいですからね。で、いくつかの問題点が発覚!解決策も分かってきました。では、思い切って作業を開始することにしましょう!



まず最初の問題点は、ボディー裏面のストリング・ブッシュの取り付けについてでした。ボディーに開けられた6つの穴のサイズが、入手したブッシュのサイズと合わず、装着することが不可能だと判明したのです。穴のサイズは7.5mmですがブッシュのサイズは8.2mmです。この差をどう解決するのか?解決策は二つしかありません。

1 小さめのストリング・ブッシュを手に入れる。
2 ボディー側の穴のサイズを広げる。

でも、小さめのストリング・ブッシュは販売されているのでしょうか?そこで私の最終判断は2の採用でした。穴のサイズを的確に広げるには、8.1mmのドリルビットが必要です。私の所有しているドリルはすべてミリ基準です。しかし、手に入れているこれらのパーツはインチ基準です。微妙にドリルサイズが小さすぎたり大きすぎたりで、的確なサイズが無いのです。こりゃあこまった!



と、その時、ドリルツールキットの中に変な形のドリルビットを見つけました。コンクリート用のものですが、なんとその先端の形状を計ってみると8.1mmだったのです!木工用ではないので的確に作業が出来るかどうか分かりませんが、今はこれにすがるしかありません。やってみました!結果は大成功です!キチキチに仕上がった穴にブッシュを入れてゴムハンマーで打ち込んでみると見事に出来上がりました!



次の作業はブリッジプレートの取り付けです。センターを出して、位置合わせを行い、付属の木ネジで取り付けました・・・が・・・ここでまたしても問題が起こりました!ボディー裏から貫いているストリングの穴がブリッジプレートの6つの穴と位置が合わず、上から見ると穴がブリッジプレートで塞がれてしまっているのです!なんだこれは!このままでは弦が通らないので使いものになりません。すぐに解決策を考えて以下のように処理をしました。



TOP面の穴の形状を少しネック側に向かって広げ、傾斜をつけました。アコースティックギターにありがちな形状ですので問題は無いでしょう。ブリッジプレートを取り付けて確認すると、今度は問題なく弦が通りそうです。



ボディーで重要なのは、ネックポケットの処理ですね。この部分の平面性が悪いとネックとのジョイントが甘くなり、音がボケます。フラットなヤスリで塗装の皮膜を削り、慎重に平面を出しました。この程度の仕上がりでOKだと思うのですがね。



次はピックアップとコントロールパーツをハンダ付けしてワイヤリングは完了です。ハンダ作業は手慣れていますので問題無しです。ピックアップをボディーに取り付けて、アースをブリッジ側と繋げばこれでTOP面は作業完了ですね。ジャックに関して、テレキャスオリジナルの形状のモノを取り付けてみましたが、安定性や強度に問題あると判断しました。そこでこいつは却下です。外側に取り付けるギブソンタイプのジャックプレートを手に入れてやり直すことにしました。


こいつは使用中止です。

ここから先の作業は、ネックが仕上がってからになります。ネックの塗装があるので時間がかかりますし、天気がよくないと塗装が濁りますから、目標は今月中ですかね。といいつつ、残りのパーツを眺めていたところ・・・大笑いの事実を発見しました。アメリカから取り寄せたパーツなのに、ネックプレートの裏面にしっかり「MADE IN JAPAN」の文字が!まあ、そんなもんですよね昨今は!


次に手に入れなくてはならない材料は「ジャックプレート」と「ネックジョイント用の木ネジ4本」です。すぐに、某ショップにオーダーしました。買いにいく手間と交通費を考えたら、通販の方が安上がりですからね。もちろんゴールドのジャックプレートです。ついでにネックジョイント用の木ネジのゴールドものも4本オーダーしました。これで完成にまた一歩近づきましたなあ〜!ところで、作業中に指先が滑って電動ドラーバーをTOP面にゴツンとぶつけてしまいました。早くも小さなエクボの出来上がりです(落涙)てなことで、本日の作業はここまで!




本日の結論
単純にパーツを組むだけでは出来上がらないんですよね!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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