決行的改造記

2009年01月06日 ついに着手!


いよいよ、Ceriatone モデファイするぞ!


「これは良い兆候なのか?」

今日は初詣に出かけた。会社の上層部揃って「品川神社」へ出かけ、祝詞をあげてもらった。晴天に恵まれて、なかなか気分が良いイベントだったな。だが、ふと思うのである・・・。デジタル系の仕事を生業としている我が社にとってアナログの極致である「宗教行為」はどうなんだろうね?デジタルにご利益があるのかね?などと疑問を抱きつつも、日本人としては受け入れてしまうのだがね。

そんな「品川神社」の裏手に「板垣退助」の墓があると聞いた。さっそく全員揃って観に行く事にした。しょせん墓なので、どうのこうのと述べる程のものは無いのだが、以下の石碑が墓の横に立っていた。ううむ・・・そういう事だよね!ちなみにこの文字は佐藤栄作が書いたのだね。


板垣退助は、私の世代だと「100円札」の肖像で有名である!そこで私は参加者12名に声をかけてみた。「100円札を使った事がある人はいる?」・・・・・・誰も応えなかった。そうか・・・あの100円札を使った人々はもうほとんど居ないのか・・・。私は高校生の頃まで使っていたのだがね。

てなことで、私は本日休みの日だったので、午前中だけつき合って帰宅する事にした。

帰宅後待っていたのは、先日ご紹介したシカゴ在住の綿貫様との「Skype」通話実験である !時間を合わせてお互いにPCの前に座り、通話実験を行う手はずになっていたのだ。帰宅してみると約束の時間が過ぎていた。あわててSkypeを立ち上げて、アクセスしてみると呼び出ししているのだが綿貫氏はでてくれなかった。ううむ・・・どうも約束の時間に私が遅れたので、スイッチは入れているのだが席を外しているようだ。

そこで別の作業をあれこれやりつつ、10分ごとに呼び出しを繰り返していたところ、約1時間後に突然呼び出し音が変化した。そして、画面に綿貫氏の姿が映し出された。ほほう!繋がったか!綿貫氏のPCスペースは地下室にある。通常は上の階で生活しているのだろうね。私の呼び出し音がなかなか聞こえなかったのだろう。

地下室なので、光量が少し足りなくて、画像はザラリとした感じに映っていた。ややホワイトノイズのような雑音を感じたが音声は明瞭に聞こえた。とはいえ、携帯電話の受信状態が悪い時よりはもっと上質な通話が出来た。このクオリティーで世界中で無料通話できるのだから、時代の進歩、インターネット技術の進化に感謝しないではいられない!そういうわけで、これからはいつでも通話可能となったぞ!時間帯が真逆なので、あらかじめ約束しておかないと難しいけどね!


これがシカゴと川崎の Skype 通話状況だ。

で、Skype を終ったところで、次に何をやろうかと考えていたところ「いっけね〜〜〜!!!昨年から放置していたぞ〜〜〜!!!」と思い出した!私が昨年購入した真空管アンプ「Overtone Special by Ceriatone」をモデファイしようと画策して、ずいぶん前にパーツを購入していたのだが、禅駆動製作が忙しくて手つかずのままだったのだ! アンプのモデファイはまだ未経験なので、やるためには根性を入れなくてはならない!

「よし!一気にやっちまうぞ〜〜〜!!!」

そう自分で自分に言い聞かせて私は立ち上がった!まずはキャビネットからシャーシを取り出す作業。これはドライバーで丁寧に外すだけだから問題は無い。サクサクとシャーシを取り出した。眺めてみると以前ならなかなか手強そうに思えていた絵柄だが、今となってみると「いけるんじゃねえか?」とプレッシャーはまったく無くなっていた。


これがオリジナル

以前から準備していたオリジナル回路図と、モデファイ用の回路図を並べて、現物の回路と比較しつつ変更ポイントをチェックして行くと・・・おろ?なんだこれは?参ったな〜〜〜!!!目の前の実物回路のパーツが、オリジナルの図面といくつか定数が違っていたのだ!おいおい!回路図にあわせてパーツを用意したのにこれじゃあ完成できんぞ!

しかしその反面、モデファイ回路図にある変更すべきコンデンサの値にすでになっている部分もあったのだ!これはどういう意味なのだろうか?「Overtone Special by Ceriatone」の回路図はメーカーWEBに掲示してあるのだが、現物はそれと違っているのだ。モデファイ用回路図はオリジナル回路図を基準に手を加えてあるので、現物との誤差がどうしてもでてしまう。だが、せっかくバラしたのだから、出来る部分だけでもやっておこう!と作業を開始した。始めてみると意外にもサクサク進み、丁寧にやったにもかかわらず30分程で終了してしまった。なんとなく「本当にこの程度の作業で良いのだろうか?」とも感じたのだが・・・。


これが変更後

結果的に、現物回路が予定と違っていたので、1カ所だけパーツが交換できなかった。まあ、これは近いうちに交換するとして・・・。もう1カ所モデファイ回路図と違う数値の抵抗を入れた場所がある。これは、どうしても指定数値の抵抗が手に入らなかったからだ。とても近い数値なので、さほど問題は無いと考えたのだがね。交換か所のうちいくつかを画像でお見せすると・・・。

完成したら、さっそくキャビに納め直して出音チェックである!スイッチを入れると、まったく問題なく立ち上がり、音がでてきた。まずは成功である!アンプをややディストーションが出るセッティングにして弾いてみると・・・。ふふふふ・・・わははは〜〜〜!!!オリジナルより角が取れてややジャリ感が増えたサウンドに変貌していた!スピーカーを入れ替えつつ、さらにチェックを続けた。かなり心地よいサウンドだ。シングルコイルでもかなり気持よい!だが欲を言えば、ほんのわずかにもう一歩だけ進化させたい気がする。

今回変更できなかった部分を早めにパーツ交換して、もう一歩踏み込んだセッティングをやってみたくなった!その後に、自分オリジナルの定数へと変更して好みに仕上げるのもありだね〜!よ〜し!とっととパーツをオーダーしようっと!

こうやって実際に手を下してみると、キットを買って最初からチューブアンプを組んでみるのもアリだなあと感じる本日だった。これは良い兆候なのか?それともヤバイ兆候なのだろうか?



本日の結論
知識と技術が確実に増えつつあると実感できた本日だ〜〜〜!!!

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