年内的弐百台
2008年12月04日 達成は可能なのか?


本日出荷

「脱皮するがごとく」

本日時点で「禅駆動」のシリアルナンバーは「192」になった。実製作はトータルで210台以上なのだが、オーダーで製作した禅駆動は公式的に192台という事だね。さて、今年も残り1か月を切ったが、上手く行けば年内に200台突破が見えて来た。今年の9月前後の勢いであれば簡単に突破したのだろうが、10月以降、特に11月半ば過ぎての世界経済不況感が一気にブレーキをかけたようだ。もうヨーロッパ方面からのオーダーは全く来なくなってしまった。一時期あれほど強気のユーロだったが、昨今はかなりの凋落ぶりである。オーストラリアドルもかなり下落してしまったね。

しか〜〜〜し!これは、私にとって非常に面白い状況なのである!果たして年内に200台突破になるか?ならないのか?私がいくら頑張っても達成出来る事柄ではないので、私はひたすらオーダーが来るのを待つしかないのである。あり地獄状態の待ち受け態勢なのだ!しかも微妙に達成出来そうな気配があり、でもひょっとして達成出来ないかもしれない・・・。そんな精神的なせめぎ合いが起っている。

たとえ達成出来なくとも、それによって生活が苦しくなるわけでもなく、誰にも迷惑をかける事は無い。あくまでも私一人が「さ〜〜〜て・・・どうなんだろね?」とドキドキしながら日々を過ごすわけだ。そしてもし200台突破となったら、以前の100台突破の際に行ったように何らかのイベントをやってみようと考えている。

もし今月末に200台突破が実現したら、とりあえずパーティーを開こうと思っている。たいした事は出来ないが、当家に来られるような地域に住んでいらっしゃる禅駆動ユーザー諸氏に呼びかけて、是非顔合わせをしたいのだ。私は酒は飲まないので、飲みたい方は持ち込みとしよう。当家の隣は酒を売っているセブンイレブンなので、ご安心あれ。

では私は何を用意するのか?とりあえずたっぷりの「カニ」を用意しよう。それとお好み焼きの材料と鉄板を用意しよう。そうそう!北海道の禅駆動ユーザーが肉屋を経営しているので、ジンギスカン焼きもたっぷり用意しよう。私にはこの程度の事しか出来ないが、土曜日の午後をだらだらと食い続けたり、ギター談義で過ごすのもありじゃねえ?

年内に達成出来なければ、年明けに達成出来た時点で「禅駆動感謝祭」と称して開催するのも悪くないねえ。10人〜15人程度ならなんとか受け入れられそうな気がするなあ・・・。

なんてな事を突然思いついたわけだが、それにはもう1つの大きな理由があった。

皆様ご存知の通り、私は「鬱病」の治療中である。発病してもう3年と9か月が過ぎた。いつか治る!いつか治る!と信じて今日まで来た。その間には凄まじい程の自殺願望に悩まされ苦しめられてきた日々があった。自分が突然この世からいなくなってしまうかもしれないとおびえ続けていた。

今年の夏頃からはかなり楽になっていたのだが、それでも鬱である事に変わりはなく、投薬治療をずっと続けていた。ところが・・・ふと考えた。このままいつまで薬を飲み続ける必要があるのだろうか?とね。そのとき「薬からの脱却」という言葉が頭をよぎった。

実は、現在通っている病院の担当医とはかなり信頼関係を築いていたのだが、この春に開業するため担当医は遠くへ行かれてしまった。そこで次の担当医が来たのだが・・・。半年程つき合ってみて「この医師は私には合わない!」と判断してしまったのだ。そうなると通院するのが無意味に思えてくる。薬をもらうためだけに時間を工面して通院するのはかなり辛い。3時間待ちの5分面談はとても辛いのだ。

幸い私の手元には、抗鬱剤の「ルボックス」がかなり余分にあった。そこで9月から通院をやめて投薬量を自分でコントロールしてみる事にした。朝1錠晩2錠飲んでいたのを、朝晩各1錠にしてみた。辛くなれば増やせば良いだけだ。これで1か月過ごしたのだが、あまり体調に変化は感じられなかった。そこで、次のステップに移った。

10月になり朝1錠だけにしてみたのだ。するとこれまた問題なく生活できるようになった。そのまま1か月様子を見て、11月に突入。いよいよラストステップだ。投薬を止めてみた。すると2日後から軽いめまいがするようになった。なんだこれは?一日中軽いめまい感が続いていた。そのまま2日過ごして「こりゃいかん!」とあわてて「ルボックス」を1錠飲んでみた。結果、めまいが収まった。ううむ・・・なんだこれは?その繰り返しが続いた・・・。

そのころ会社にあった「精神衛生管理」のマニュアル本を見つけて読んでみたところ「ルボックス」を長期服用していて突然投薬を止めると「めまい」が発生すると書いてあったのだ!ううむ・・・薬の反作用か・・・。かといって私は止める事を選択したのだ。なんとかしたいではないか!

さらにその本には「ルボックス」を医師が長期に渡り処方するのは問題があるとも書いてあった。というのも「ルボックス」そのものの副作用として「自殺願望」を引き起こすと書いてあったのだ!なんだこりゃ〜〜〜!!!

そしてその直後、私は久々に「自殺願望」が沸き上がるのを感じたのだ。私は自宅のベッドでその感覚が抜けるのを一日中じっと耐えていた。こうなりゃ一か八か強硬手段をとって「ルボックス」依存からの脱却を果たさなければならない!そう決心した私は11月下旬から、多少苦しくてもめまいがしてもとにかく我慢を続けた。再度「自殺願望」が沸き上がる危険性はあるが、そのリスクを負っても私は薬から脱却したかったのだ。

急激な頭の動きはめまいを生み出す。緩慢な動きで自分をコントロールし続けた。そして12月がやってきた。12月2日の朝起きた時に「あ!めまいが薄い!」と感じた。かなり軽くなっていた。そして3日朝はさらに劇的にめまいが消えていた。気分も軽くスッキリしている。何年ぶりかの感覚だ!

これだよこれ!欲しかったのはこの感覚だよ〜!鬱病は「薄紙を剥がすごとく」と言われる程ゆっくりとしか好転して行かないと言われるが、私の経験した事からすると「脱皮するがごとく」ステップを踏んで快方へ段階を進む感じがする。その脱皮状態が3日の朝突然やってきたのだ!

「鬱」を100%クリアしたとは思っていないのだが、現時点の感覚からすると95%はクリアした感じだ。数か月後にもう一度5%分の脱皮をすれば私は元の私に戻れると感じている。その日が来るのが今から楽しみだなあ!てなことで、ちょっとハイになっている本日だったのだ!

精神状態がハイになっている証拠に、やたらとヤフオクに入札しまくっている本日の私である!(おいおい!それは逆に危ないぞ!)それに、この文章自体がかなり長めになっているのが分かるだろうか?体調が良くなると文章が長くなる傾向があるのだ!



本日の結論
って・・・本当に「禅駆動感謝祭」をやるつもりかよ?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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