進展的量産化
2008年05月20日 そろそろ仕上げるかね!
 

「オペアンプ2段重ね」

今月頭から作り始めた「禅駆動SUPREME」は、テストを繰り返してようやく仕様が落ち着いたので、いくつか量産してみようと取りかかった・・・中音域を少し膨らまそうとしてケースのアルミの厚みを増やすため、内側に2mm厚のアルミ板を仕込んでいるのだが・・・。しかもトップ面と同じ位置に穴を正確に開けなければならないので、作業がかなり複雑になってしまった。仕上げのヤスリ作業もなかなか辛くて・・・。

加工手順が面倒なケースの作り方を選んでしまったために、なかなか腰が上がらず、作業が進まないまま日々は過ぎていた・・・そして一昨日の日曜日に、このままだと放置プレイになっちまうだろうなと思い「ええい!一気にやっちまえ〜!」と覚悟を決めてケースの仕上げを敢行!アルミの削りくずだらけになりつつ、一日中格闘してようやく4台分のケースが完成した!

今回はTOPのシェル材をすべて変えてみた。その中には今回初めて使った「ナチュラルゴールド」や「ホワイトパール」もあるのだが、ちょっとゴージャスで嬉しい仕上がりだ!ついでにノブのトップにも同色のシェルを貼り込み統一感を出してみた。じつは、まだ中身は1台分しか仕上っていないが、他の3台も今週中に仕上げる事にしよう!

今回は今まで使っていたものと違うオペアンプにしてみた。しかもちょっと変わった使い方だ。1台の中に2回路入っているのだが、同じオペアンプを非対称で入れてある。意味が分かりにくいので、下にオペアンプの画像を乗せてみた。


この画像のように、右の回路はオペンプを1個使用。左の回路はオペアンプ2段重ねで使用している。これによって左右の音質に変化が出る。同じオペアンプを使用しているので、音の方向性は大きくは違ってこないのだが、右側の1個使用に比べて左の2段重ねは、よりマイルド感が増えるというかクリーミーなサウンドに変化するのだ。

いままでの「禅駆動」に比べてコンプレッション感がやや少なく、ゲインもいい感じで落ち着いている。もちろんスイッチを両方踏むと充分なゲインが得られるので、かなり激しいサウンドも出せるぞ!両方の回路はそれぞれオペアンプの使い方を変えてサウンドニュアンスが違ってるので、3トーンスイッチとの組み合わせでサウンドバリエーションはとても豊かだ。その分だけセッティングもシビアになるけどね!電源も9vと18vが選べるので、電圧の違いによるサウンドの違いも楽しんでいただきたい!

すでに数名の方には試奏をしていただいて気に入ってもらっているので、気になる方、試奏されたい方は遠慮なくお越し下さいませ!

 

本日の結論
こいつは作るのがかなり面倒なので、これっきりかな〜!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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