崩壊的穴開機
2008年04月27日 新作に取りかかった!
 

まずはこのザラついた状態から開始 !

「それは無いぜよ〜!」

今日は朝から天気がよくて空気も程よい感じの冷え具合。午前中に新しいサイズのアルミケースも届いた事だし、気分も良いし、そんな日は以前からやってみようと思っていた作業に取りかかるのである。「禅駆動 新プロダクトプロトタイプ」製作だ。

まずはケースの穴開けに取りかかった。元々のケースはアルミダイカストなので、表面はザラついていてこのまま使うにはちょっとつらい。上の画像がその状態だ。私の製作手順はまずパッケージデザインから入る。いくら中身が優秀でも見た目がダサイと持ちたくないもんね!

すでにMacでデザインしておいたパーツの配置に合わせて穴開けを行う。プリントアウトしたデザインをアルミケースにあてがってポンチで穴開け位置の確定をする。位置が決まれば一気に穴開けに入る。チュイン〜チュイ〜ンと気持よく削りすすめていたのだが・・・間もなく作業が終了すると思われたその時!なんという事だ〜〜〜!!!突然、ボール盤がぶっ壊れてしまったのだ!ありゃりゃ〜〜〜!!!


ドリルビットを留めている部分がズコンと下がってきたのだ。えっ?外れたのか?と、入れ直してみたがすぐにストンと落ちてきてしまった。全くグリップしない。こりゃあダメだ!まったく使い物にならない!昨年12月中旬に購入したものなので、まだ半年経っていないのだ。すぐにショップに連絡して持ち込んだ。店員も「こりゃあどうなっているのか分からないし、メーカーに問い合わせてみます」との返事だった。新しいものと交換するのがメーカーの姿勢だろうが・・・。修理できるかどうか明日メーカーからの返事が来るという。上手く行けば明後日には代替え品が届く予定だ。そして、店員と話していて初めて知ったのだが、このドリルには保証がついていないのだと!おいおい!それは無いぜよ〜!

さてと、かといって作業を止めててしまうのも 悔しいので、帰宅後とりあえずポリッシュまではやっておく事にした。最初に下作業として電動サンダーで表面全体のザラついている部分を削り落とした。次にコンパウンドをつけた布で丁寧に磨き上げる事にした。本来は機械を使って磨いた方が楽なのだが、まずは手作業でどこまでやれるのかを見極めたかったのだ。以下がその仕上がり具合である。上の方に開ける予定の穴はまだ作業が終っていない。

今回の作業で一番辛かったのは裏蓋の加工だ。大型の電池ケースを取り付けて裏蓋を外さずに電池の出し入れが出来るようにしたかったので四角い大きな穴を開けなければならなかった。四角の穴に合わせてドリルで周辺にいくつもの穴を開けた。その穴と穴の間をヤスリで削り取りさらに凸凹を無くしつつ必要サイズまで丁寧に広げて行った。全くもって職人の手作業状態だ。


確認のため電池ケースを入れてみると、サイズは驚く程にぴったり出来上がっていた。フッフッフ・・・このような地味な作業にもすっかり慣れきた私だ。ただ、このモデルを量産するとなると2日で1台程度しか作れないなあ・・・。この電池ケース用の穴開けを簡単にやる方法は無いのだろうかね?

今回作っている新作は、完全2回路入りである。詳細は完成してからお知らせする事にしよう。


本日の結論
道具が如何に大事か知らされた本日!

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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