缶型的禅駆動
2008年03月02日 オペアンプを交換してみた!
 

缶型の4558系オペアンプ

「ニーズはあるのだろうか?」

「禅駆動」はローゲインが気持ちよいとの評価が多いエフェクターである。が!もっと歪ませてみてもいいんじゃないか?とも思う昨今である。幸いにして、オペアンプはソケットにセットしてあるのでもっと歪むタイプのオペアンプに差し替えて試せばよいだけだ。

ところが、いままでいくつか試してみたのだけれど、どれもあまり好きになれそうなサウンドを生み出してくれなかった。やっぱり「禅駆動」はNJM4558D艶ありでローゲインか?と思い始めた昨今、めずらしいオペアンプの貢ぎ物があった。橋口様から届いたのは缶タイプのオペアンプ5個だ。ロックな歪みが出てくるオペアンプだと聞いたのだが・・・。

「MC4558CG」と表記してあるので4558系である事は間違いない。以前にも他の方から1個もらっていたのを思い出したので引っ張りだしてみると同じものだった。これで6個の在庫となった。まずは、端子の確認だ。橋口様に問い合わせてみた。8本ある端子は、缶の上から見て、突起が出ている部分が8番であるという。右回りに7654321と番号が下がっていく。これさえ分かればもう怖いものは無い!

既に出来上がっている自分用の初期「禅駆動」からNJM4558D艶ありを外した。そのソケットに「MC4558CG」を差し込めば良いのだ。しか〜し!缶タイプの端子は長めに作られている。ソケットに収めて、なおかつエフェクターケースの裏蓋を閉めるためには、端子をかなり短く切ってサイズに合わせる必要がある。それではやってみよう!

まずは端子を1〜4と5〜8のグループに分ける。それぞれが同じ長さになるように切りそろえる。さらに先端を曲げてソケットにぴったりはまるように形や端子間隔を整える。裏返ったてんとう虫のようにも見えるなあ!


形が出来上がったところで、そっとソケットの溝に端子を当てて位置が間違いないかを検証する。微調整を数回繰り返した後、ズブズブとソケットに缶オペアンプを沈めていった。ぴっちりはまり込んで簡単には抜けないのを確認。


そっと裏蓋を閉める。オペアンプがつかえることなく無事に閉まった。交換完了!

さてと、音を出してみよう!先ずはいつもの「禅駆動」セッティングでどの程度違うのかを確認する。GAINは10時にしてみた。おっ!この位置でかなり歪んでいる!明らかにノーマルの「禅駆動」とは違う歪みの強さだ!たしかにロックな歪みだが「禅駆動」の特徴であるヌケの良さに変わりはない。ということは、この「MC4558CG」を使ったバージョンを「禅駆動ROCK」とでも名付けてスペシャルバージョンにしてみるか?でも・・・ニーズはあるのだろうか?まずは近いうちに是永さんに試奏してもらおうっと!



本日の結論
でも・・・このオペアンプも手持ち在庫は5個しかないのだがね!

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