突然的弾駆動

2007年12月09日 ふと思いついて!

ぜん
だん

「ハラハラドキドキ感は無い!」

12月6日に出来上がった「禅駆動 クリッパー切り替え付き」は、まだ是永さまのチェックを受けていないのだが、早くも次の「禅駆動」バリエーションを作ろうと考えていた。とりあえず、今まで作った3種類をすべてまとめたバージョンを作ってみようと準備開始。盛り込む予定の内容は以下の通りである。

1・禅駆動オリジナル回路
2・プリセットチャンネル回路。
以前、クリーンチャンネルとして作った部分を、ゲインとボリュームをこのチャンネル用に調整できるようにして、プリセットチャンネルとして使えるようにする。
3・クリッパー切り替え回路

これだけ詰め込むにはケースも大型が必要になる。そこでHAMMOND1590BBを使う事にした。すでにケース手配は完了していて、他のパーツとともに12月7日届いていた。材料さえ揃えばすぐに作りたくなるのが性分なので、オーダーされていた「禅駆動」2台をその夜に一気に仕上げた。といっても、ショップ在庫が無くて入手が遅れていたアルミノブを仕上げとして取り付けただけだがね!

朝一でオーダー分を発送した後、新作に取りかかった。まずはケースに電気ドリルで追加の穴をあけなければならない。早朝ではあるが、時間がもったいないので作業に入る。ドリルの回転音とケースがゴリゴリ削られる音が響き渡った。マンションの住民たちよスマン!3か所の追加穴あけが終わって、ケースの準備は終了!

次に表面に貼り込む文字関係をフォトショップで作る。これが結構時間がかかるのだ!さらに「貝シート」の加工とケースのトップへシールの貼り込みを行い、穴の部分を切り抜いてケース関係の作業はすべて終わった。この段階までは物理的作業なので、淡々とこなすだけだ。以下の画像のように「プリセットチャンネル」用のトリマによる調整穴を設けてみた。ただ、電動ドリルの精度が手作業だと出せない!計算と通りにはいかないのだ!少し間隔が広くなってしまったのが残念だなあ!

一日掛けて回路を組み、配線を仕上げて行った。夕方には出来上がったのだが・・・結論から先に言おう!大失敗である!全く音が出ない結果となってしまったのだ!LEDは予定通りに作動しているので、必要な電気が流れているのは間違いない。回路上の9vと4.5vも流れているので電源部に問題は無い。基板も手慣れてきたものなので、間違いの発生はきわめて少ないと思える。そうなると今回の複雑な配線のどこかが間違っているのか?とりあえず見た目だけ出来上がったのが以下の画像だ!


格好だけはいっちょまえである!

一日掛けて作ったモノをすぐにバラして配線をやり直す気にはなれなかった。精神的にちょっとくたびれていたので、一休みする事にした。じっくりやり直すとするか〜!思い始めた・・・と・・・その時!もう1台「禅駆動 ZEMA風」のオーダー分があったのを忘れていたのに気づいた!いっけね〜〜〜!!!でも、実は予備として1台余分に組み上げていたのでそれにネームを入れてすぐに発送完了した!あぶねえあぶねえ!なんとか間に合ったぞ!

などとドタバタしている最中にも気になっている事があった。7日昼間に会社でデスクについているとき突然思いついてやってみよう思っていた作業があったのだ!それは先日作った「禅駆動 クリッパー切り替え付き」の3種類の音色のうち、センターで出てくるいわゆる「ダンブルモード」のサウンドだけを取り出して、全く別の個体として作り上げたらどうなるのだろうか?と考えたのだ。そのサウンドが結構好きになったからだ。

これは「禅駆動」のバリエーションではあるが別物と考えるべきだろうな。すると、ネーミングも考える必要がある。そこで「禅」に似た文字でダンブルにも通じ、ギターを弾くという部分にも通じるので「弾駆動」としてみる事にした。回路はもう分かっているので「禅駆動」の基板を流用すればOKだ!だが、アルミケースの在庫が無くなっているのですぐに作り込む事ができない。そこでいつもの通り、パッケージデザインから入る事にした。

基本的な文字レイアウトは「禅駆動」と同じにして、イメージを変えるためにアバロンシートを青貝シートに変えて仕上げてみることにした。以下が出来上がったTOP面用の青貝シートである。これを塗装したケースに貼り込めば外装はOKだ!これまた別タイプのZEMA風バージョンだね!これは材料さえ揃えばすぐに出来上がるので作る前のハラハラドキドキ感は無い!


本日の結論
いろいろ寄り道しながら次期回路の開発は進むのだよ!

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