自分的禅駆動

2007年11月03日 プリント基板のエッチングが出来た!


「クドイぞ〜〜〜!!!」

このところ「禅駆動」のオーダーが続いて嬉しいのだが、手作業で製作しているので複数造ると製品にはバラツキが出るはずだ。なるべくその誤差を減らすための方法と、作業の効率化を考えていたのだが・・・。最初に考えたのはハンダ作業の軽減である。そのためにはプリント基板を造る必要が生まれた。感光基板にマスクパターンを焼き付けてエッチングを施し仕上げる。さらに出来上がった基板にパーツを取り付ける穴を開けなければならない。

これらの作業は、溶剤や生基板等の材料とそれを使って製作する技術が必要となる。これまたWEBで技術情報を探しつつ、製品に付けられた説明書を読みつつの手探りでなんとか基板の現像までは済んだ。次の作業はエッチングである。先日、エッチング剤が東急ハンズで手に入らずがっくり来ていたのだが、他を探しても見つからず困っていたところ、ようやく入荷したと東急ハンズから連絡があった。帰宅時に受取りにいったのはいうまでもない。ついでにエッチング溶液を探していたギタービルダー西條さん用にも1本買っておいた。

で、先日造り直した太めの回路マスクを使って、再度焼き付けからエッチングまで一連の作業をやってみた。ふむふむ・・・なかなか嬉しい出来映えである!深夜から作業を始めて気がつけば04時になっていた。さてこれからやらなければならないのは「パーツ取り付けの穴」加工だ。先日もご報告したが、これが壁なのだ!テストの結果、手持ちの機材で容易にはできない精密作業であると判明したのだ!そこで専用工具の手配が必要だろうと考えていたのだが・・・。

穴の数がたくさんあり老眼の手作業だけではつらいだろうと、登録会員の綿貫様から案内があった基板メーカー「サンハヤト」の小型電動ドリルを購入する事にした。いささか出費はあるが「禅駆動」だけではなく、今後の様々なホビー活動に使えるだろうとの判断で注文した。ついでにハンダ吸い取り機も注文した。これがあると配線の修正がとても楽になるのだ!が・・・またしても散財である!(なんとなくプロ化してないか?)

SDS-7 ドリルスタンド
ハンダしゅっ太

これらの作業を行うのは単に効率だけの問題ではない。見た目の問題もあるのだ。素人の手作業なので、後日ユーザーから回路基板を覗かれたときに「汚ったね〜な〜!」と思われるのは悔しいではないか!そんな欲求が湧いて来たのだ。

そんな中で気づいたのは、自分用の「禅駆動」の不在状況である。でき上がるとすぐにユーザーに渡してしまうので、いつまでも自分用が出来上がらないジレンマがあった。そろそろ当家での試奏用にも一台必要必要だろうとパーツを注文したのだった。ところが、ホログラムシートを使い果たしてしまったので、今までと同じデザインでは造れなくなってしまったのだ。

そこで、自分用にはどうせなら「スペシャル・デザイン」で仕上げてみようと考え始めた。たまたま行った東急ハンズで「アバロンシート」を発見したのだ!本物のアワビ貝を薄くスライスしてシート状に張り合わせたものだ。見た瞬間に「これでゼマイティス風ができる!」と考えたのだ。ちょっとくどいか?とも思ったが、本物のアバロンを貼付けたエフェクターというのは販売してないんじゃないか?と半分笑いつつ「アバロンシート」を購入した。耐久性はあまり良くなさそうだがね!

ゼマイティスの特徴であるアバロンはクリアしたので、ノブはこれまた特徴的であるアルミ削り出しにしよう!かくして出来上がったパッケージは以下のようなものだ!ケース本体も「ゼマイティス」の雰囲気にするため、黒くスプレーしてみた。わっはっはっは!クドイぞ〜〜〜!!!ちなみに、もう一台分の材料があるので「クドイヤツ」が欲しい方がいれば一台だけだが対応できるよ〜!



本日の結論
こんな事してないで、オーダーされた分を早く仕上げなくちゃ〜〜〜!!!

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