縦書的禅駆動

2007年10月13日 少しずつ謎が解けていく!



何となくイメージで作ってしまったマーク

「進化させる所存である!」

今日も前回の続きである!

すまんすまん!ほんと〜にスマン!何を冒頭から謝っているのかというと、実は以前から登録会員だった諸氏から「最近のtanabe.tvは面白くな〜い!」と面と向かって言われたのだ!その登録会員とは妻と娘である!確かにこのところ「GAKUYA 1号」と「Z●N DRIVE」の話がほとんどなので、婦女子や全くギター関係に興味がない方にとっては理解できず、退屈な記述となっているのは否めない!

しか〜〜〜し!今の私にとってはこれでも精一杯なのだ!モノを作るからWEBを更新できるのか?それとも更新するためにモノを作っているのか?がよくわからない状態ではあるが、tanabe.tvを維持していく上では、常に「失敗話」が必要なのである!「他人の不幸は蜜の味」をモットーに、私の不幸を皆様に笑っていただこうというのが当WEBの基本である。そのためには、私が失敗する状況を自ら作り出さなければならないのだ!

そのためには常に新しい事象に手を出し、知識不足のまま悶絶する様を描くのが一番早い王道なのである!すまん!ほんと〜にすまん!皆様がご興味を持たれない内容が多々生まれやすい最近の私なのである!申し訳ないが、今しばらく電子回路迷宮をドタバタする私の姿を見守っていただきたい!

さて、前フリはこれくらいにして本題に移ろう。

「Z●N DRIVE」もどき製作プロジェクトは、いちいち伏せ字にするのが面倒なので、これからは「禅駆動」と呼ぶことにする。最終的に出来上がればもちろん堂々と製品名を「禅駆動」と表示しようではないか!少しだけ前に遡る。禅駆動っぽい回路図は現時点で4種類手元にある。それらを比較すると微妙に違っていて、どれが正解なのかは私には判断できなかった。さらに、パーツの型番もメインのオペアンプとダイオード、トランジスタは、どれにも「多分これだろう」程度しか書いてない。メーカー側の秘密の部分だからだ!これをクリアするためには、本物と聞き比べて、耳で判断するしかない。

そんなことをやろうにも、致命的なのは私の手元に本物がないことだ。私が作ったものと本物を比較すること物理的にできないのである!そこで「ほぼこんな感じじゃないんか?」と90%でき上がった状態になったら、本物を所有されている登録会員00205是永様のご自宅に突入し、比較検討会を行ってもらう腹なのだ!

そこで製作に入るにあたり、一番最初に手に入った回路図をもとに、2個の基板を組み上げた。さらにそこで生まれた新たなる疑問をほかの回路図と比較して確認しつつ修正を加えていたのだったが・・・。さらにその後手に入った回路図を基に組み上げることができた回路は2個。合計4個が組み上がった。アルミケースは2個しか用意していなかったので、4個のうち2個が真っ当に作動してくれればそれで良いと思っていた。確率5割だ。

ところがである!組み込んでテストしてみると、はっきり言って4個全部がまっとうに作動しなかったのだ!うおおお〜〜〜!なんてこったい!2個は全くノイズさえ出てくれない状況。1個はかすかに荒っぽいディストーションサウンドが聞こえたが、かなり強くピッキングしないと反応しなかった。最後の1個は音は出たが、ボリュームとトーンだけしか反応しなかった。さてと、これは何を意味するのか?大失敗なのか?しばし呆然と基板を眺めつつ、原因がどこいらへんにありそうかを考えてみた。

1・ハンダ付けのミス(一番可能性が高い)
2・パーツの配置ミス(この可能性は少ない)
3・コンデンサの方向ミス(ひょっとしてあるかも)
4・ダイオードの方向ミス(まさか・・・)
5・回路図が間違っている可能性(確率は非常に低いが・・・)

これらが考えられた。それではチェックしてみよう!まったく音が出なかった2個の基板は、最初に使用した回路図の一部が間違っていると思われた。その後参考資料を見つけ出しMOSFETの使い方が間違っていると確信したのだ。以下の図のようにMOSFETを加工しダイオードへと繋ぐのが正解のようだ。

一度作った小さな回路をチマチマ作り直すのが大変なので、いずれ手直しするために回路の隙間を丹念に掃除して、ハンダの破片を取り除いて、修正に備えることにした。2つ目に手に入れた回路図で作った残りの2個のうち、かすかに音が出た基板では、なんとダイオード1個が方向ミスとコンデンサの1個が接触不良を起こしていた事が発覚。これではまっとうな音が出るはずもない。そして、最後のボリュームとトーンだけが作動した回路をじっくり見て驚愕の事実が判明したのである!

ダイオードの向きを間違えて全部逆に取り付けていたのだ!だが〜〜〜!!!その間違えた基板からは真っ当にサウンドが出てきているのは何故だ?そこでようやく気づくのである!

なんと!一番信じていた実態配線図ではダイオード3個の向きがすべて逆に表記されていたのだ!これではいくら作っても完成するわけが無い!

さらに、アルミケースに組み込む際には3DPTスイッチの配線知識が必要となる。それもWEB上でトゥルーバイパス回路の配線知識を手に入れる事が出来た。そこで、配線の実態図を解り易く作り直したので、知りたい方はご参考にしていただきたい!この配線で、エフェクトのON OFFとLEDの点灯が出来るようになる。トゥルーバイパス回路なので、OFFの場合には信号が単に素通りするだけである。



そんなこんなで知識を蓄えつつ、怪しげにウゴメキながら修正を加えて組み上げてみたところ・・・結果は何となく頼りないものとなった。ボリューム、トーンは真っ当に効いているのが解るのだが、ゲインの幅がとても少ないのだ。さらにボイスに至っては「これってなに?」と思える程効果が出ていない。こらあ困ったなあ・・・。この時点で私はもう当日分の体力を使い果たしていた・・・。

知力体力が限界に達すれば、しばし休んで違う事をやりたくなってしまう。さらに電子パーツも使い果たしてしまったので、在庫分も含めてたっぷり補充しなければならない。私のような試行錯誤の作り方をしていると小さな電子パーツはすぐに壊れてしまい消耗が激しいのだ!そして、とっとと発注をしてしまった!新しいパーツが届くまでもう作業が出来ないので、ケースのデザインを進めておこうと思考を始めた。いくつかのデザインサンプルを作ったのだが、 かなりオリジナルを意識してしまい結局は煩雑なものになってしまった。

 

そんなとき、登録会員00205是永様から電話があった。「筆文字で大きく縦書きが欲しいッス!ベースはキラキラしたあの仕上げで!」とのご意見であった。欲しいといわれれば、それに瞬間的に対応するのが私の癖である。その要望に応えるべくデザインを開始したのであった!かくして数時間後出来上がったのが以下のデザインである!これはプロトタイプなので、今後さらにデザインは進化させる所存である!(それより中身はどうすんだよ?)


ここまで来て、さらに作業を進めていたら早くも別の疑問が沸いてきた!意味が分からん!意味が解らんぞ〜〜〜!どうやったらこの先進んでいけるのだろうか?そろそろ知識人のご協力を仰がなくては完成しないと思うようになってきたなあ・・・。回路図通りに作っても作動しないとなると、私には自力開発できないという事だ!くっそ〜〜〜!!!外側だけ完成度が上がっても意味ね〜〜〜ぢゃ〜〜〜ん!!!正確な回路図はどこにあるのだ〜〜〜!!!

追伸
以上の記述の中で、後に大きな間違いがある事が発覚した!ということで、この記述の内容はあまり信じない方がよろしいぞ!



本日の結論
いつになったら出来上がるんだろう・・・。

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。


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