眼鏡的弐萬圓

2007年07月31日 急に視界がスッキリと!


「遠近両用眼鏡の価格は」

私が今の眼鏡を作ってもう何年になるだろうか?たぶん3年以上経っていると思うのだが・・・。手元が見えづらくなり始めていたので、すでに1年以上前から作り直したいなあと思っていた。私の眼鏡のレンズは、近眼、老眼、乱視、超薄型、ハードコート、とてんこ盛りである。このてんこ盛り状態が意味するものは、眼鏡を作ったことがある方にはお分かりだろうが、とても高額になるということである。

先週のことだった、ついに今の仕事場でも書類に目を通す際に眼鏡を外すようになってしまった。これでは遠近両用眼鏡をかけている意味がない。さらに眼鏡が合わないことでちょっと気持ち悪い感覚も出始めていた。そこで、新しい眼鏡を作ろうと決心したのだった。だが、価格が問題である。今は高い眼鏡を作っていられない経済状態である。なんとか安く作る方法はないのか?

とその時、妻がWEB検索して見つけた眼鏡屋があった。店の名前は「弐萬圓堂」という。その店はチェーン店であり、全国に185店舗あるという。WEBに掲載されているデータをみると、かなりまじめな企業に思えた。丁寧な説明はわかりやすい。フレームの種類も豊富なようだ。そして!一番の売りは「価格」である。「値札の無い眼鏡店」だと言い切っているのだ。店名が表すように、この店ではすべての眼鏡が「2万円ポッキリ」なのである!どのフレームを選んでも、どのような仕様のレンズでも2万円なのだという。本当かよ?


ちなみに、今私が使っている眼鏡はレンズメーカーのアンテナショップで作ったのでかなり安いのだが、それでも4万5千円だった。まともに作れば7万円〜8万円だと聞いたことがある。これと同じようなものが本当に2万円で作れるのだろうか?ここまで、WEBで言い切っているのだから信用することにして、調査のために夫婦で出かけてみることにした。

妻は「弐萬圓堂」に行く前に「別の店で値段を聞いてみたい!」といい始めた。ふむふむ、眼鏡業界の価格バランスを知るためにもそれはやった方が良いだろうと、某有名眼鏡チェーン店に出撃してみた。まずは店員を捕まえて、私が理想とする眼鏡の仕様を伝えた。「近視、老眼、乱視で薄型の遠近両用レンズ、フレームレスの軽いもの」で、店員がはじき出した金額は「そうですねえ11万円程度でしょうね!」なんだ?なんだなんだ?その価格は!

念のためにさらに聞いてみた「安く作るとしたらどのくらいまで下げられる?」「まあ、5万円から7万円が下限でしょうか・・・」おいおい!どうなってんだこの店は?どんな価格構成をしているんだ?私の一言で半額になるのは理解できんなあ・・・。しかも、安売りで広告しているチェーン店なのである!ふざけるんじゃない!店員の対応も不快だったし、とっとと店を出た!

「弐萬圓堂」へ急ぐ。15分後到着。店舗はきれいに整頓され広くてなかなか良い感じだ。高級感さえ漂っていた。まずは、カウンターへ行き店員の女性に聞いてみた。「本当に何を作ってもどんなレンズでも2万円ですか?」と私の欲しい眼鏡の仕様を伝えたところ「はい!すべて税込みで21,000円でございます!」と優しく微笑みながら答えてくれた。前の店と大違いである!

そうなればもう安心だ! 作ることに決定した。すぐに検眼をしてもらったが、かなり丹念な検眼である。時間をかけてじっくりと調べた結果、近視は現在のままで、老眼部分を少し強くすることにした。次に、フレームを選んだ。今までのよりもさらに軽いフレームである。ツルの締め付け感もほとんど感じないほど柔らかなフィット感に優れている。眼鏡フレームはここまで進化したのか〜〜〜!!!

私が検眼しているときに妻も隣で検眼を始めていたのだが、聞いてみると安いのでついでに妻も眼鏡を作るという。てなことで夫婦で眼鏡新調となった。さて、会計の時が来た。そのとき妻が取り出したのは、WEBで手に入れた「1000円クーポン」だった。携帯電話の画面に表示された番号を店員に見せると1000円引きになるのだ。私の分も手に入れてあったので、2人分の消費税が値引きされたことになる。そういうことで、二人分の眼鏡代は税込み4万円ポッキリであった!

私の眼鏡はレンズの加工が店頭ではできない形式だったので、メーカーの工場で仕上げる必要がある。10日後に受け取れるというのでその日を楽しみに待っていた。そして、とうとうその日がやってきた。本日がその日である!夕方になり、妻が出かけたついでに受け取ってきてくれた。

新しい眼鏡をかけてみると、おおお〜〜〜なんだこりゃ〜〜〜!!!視界が突然クリアになったのだ!すべての風景がクリアに見える。うれしいなあ〜〜〜!!!遠景から手元までストレス無くスッキリ見えるのはとても気分が良い!私にとって、遠近両用眼鏡の価格は2万円で充分だ〜〜〜!!!

*以上の情報は、私自身の使用感によるものです。
 眼鏡は視力補助器具であり微妙な調整が必要ですので、誰でも私と同じ結果になるとは限りません。
 眼鏡業界の事情により、レンズ、フレームともに廉価販売専用の商品があるようです。
 この店の遠近両用眼鏡が2万円で本当に安いのか?高級専門店の眼鏡とどう違うのか?
 その辺りはご自分でご判断下さい。



本日の結論
眼鏡店選びの選択肢が増えたぞ!

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